横山 紗和子 理事長、宮下 博行 院長、大村 友理 先生の独自取材記事
自由が丘歯科オーラルケア
(目黒区/自由が丘駅)
最終更新日:2025/12/22
自由が丘駅のロータリーを抜けて歩くこと約3分、街並みになじむビルの2階に「自由が丘歯科オーラルケア」はある。理事長の横山紗和子先生が、信頼の置ける仲間の歯科医師たちと口の中の悩みに幅広く対応している。「理事長とか肩書きは関係ないんです。どの先生も本当に患者さんのことを思って最大限考え尽くし、これだと思う治療を行う。それだけです」と朗らかに笑って話す横山先生。その人柄や診療方針に惹かれた歯科医師が同院には集まっているそうだ。その診療体制や患者への愛について、宮下博行院長、大村友理先生を加えた3人の歯科医師に話を聞いた。
(取材日2024年9月9日/最終更新日10月17日)
信頼関係でつながる歯科医師が、チームで最善の治療を
自由が丘駅から徒歩3分。アクセス至便な場所ですね。

【横山理事長】もともと、もう少し駅に近いところで2014年に開院し、大村先生を含む3人の歯科医師でのスタートでした。おかげさまで多くの患者さんに通っていただき、手狭になったため2017年夏にこの場所へ移転したのです。4台のユニットチェアで、10人の歯科医師が曜日ごとにシフトを組み診療しています。自由が丘を開院の地としたのは、遠方からの患者さんが多いので、せっかく治療のために足を運ばれるのなら、ついでにお茶やランチなども楽しめる街でと思ったからです。定期的なメインテナンスのためにも、苦なく通いたいと思っていただけたら幸いです。
たくさんの先生たちで、どのように診療されているのですか?
【横山理事長】それぞれが多様な経験をされ専門性を持つ歯科医師ですので、担当の先生が「この部分はあの先生に診てもらいたい」と思えば、次回はその先生のいる曜日に来ていただくこともあります。院内で必要に応じて歯科医師同士相談したりアドバイスし合ったりを、個別に自由に行っていますね。また、患者さんが特定の先生にこだわりがなければ、その方のご都合に合わせて次回予約を入れます。どの先生にもカルテの他に、その患者さんについての申し送りを詳細に書き記してもらっているので、誰もが継続して診ていくことが可能です。その伝達により、歯科医師として悩む情報も包み隠さず伝えてもらうので、その信頼関係で成り立っているといえます。
形式ばった仕組みがあるわけではないのですね。

【宮下院長】私は歯科医師として勤務しながら、昭和大学歯学部でインプラント治療を学んでいた時に、横山理事長と出会いました。患者さんに向き合う姿勢などの良い刺激を受けた先生から、当院へと誘われたのです。ここでは、その患者さんにとって本当に良いと思われる治療を、採算を気にせずやるようにと言ってもらえます。一人の歯科医師としても成長でき、やりがいを感じますね。
歯科医師として治療を絶対に諦めない
待合室にポスターがありましたが、診療における5箇条があるそうですね。

【横山理事長】仕事は自分の思いどおりにばかりはいかないもの。そこで周囲に対する姿勢としてどうすれば皆が幸せになれるかと考えて至った5箇条です。1つ目は「すべての人を愛する、慈しむこと」。目の前の患者さんのことを大事に思えば、おのずと最善を尽くせますし、一生懸命な気持ちが相手に通じるでしょう。スタッフ間においても、そう愛してます(笑)。2つ目の「社会のために、すべての人のために自分をいかに有効に使えるかを追求すること」は、何事も常に最大限の効果を得られるように仕事をして、マニュアル通りの治療法だけでなく+αの治療法を常に追求してほしいという思いを込めました。3つ目は「諦めないこと」。毎日歯科治療を行う上で特に大切にしています。そして4つ目の「身体と心が健康であること」と5つ目の「輝く笑顔を発すること」は、スタッフの幸せな人生のために必要と考えています。
歯科診療において「諦めないこと」とはどういう意味ですか?

【横山理事長】例えば、この歯はもう抜くしかないと思えばそれまでですが、患者さんと歯科医師は1対1の関係なので、私たちが諦めたら患者さんはそれに従うしかありません。だから、最後に踏ん張ること、他に治療方法はないかと粘り強く探ることを大事にしています。
【大村先生】他の先生の知恵に助けられることも多いです。専門や経験の異なる目で診ることで、思わぬ突破口が開けることもありますからね。1人で診療していると、この方法が良いのだろうと思うものの、一定の治療までしか行えないことも。でも実は選択肢が複数あったり、一長一短であったりするので、意見交換しながら進めていけるのはとても意味があるでしょう。
他に治療で心がけていることは?
【横山理事長】患者さんに伝えたいのは、歯科治療は終わった日がスタートだということ。新しいかぶせ物や詰め物を入れると治療が終わったと感じますが、それらがあと何年使えるかというカレンダーはその日から始まるのです。治療直後は問題なくても、しっかり治療が完了していないと時限爆弾みたいにだんだん病巣ができ、数年後に腫れたり、二次トラブルが起きたりしかねません。また、歯は食事だけでなく就寝時や運動時にも力が加わるもの。メインテナンスが不十分だと詰め物やかぶせ物が壊れやすい人もいますし、歯の根を折ってしまう人も多くいらっしゃいます。そのため歯科医師には、治療時だけでなく、治療後も長期にわたって見守る責任があると考えています。もし問題が起きてもその経緯がわかっていれば、患者さんの負担を軽減するための手があるかもしれませんからね。
進化することをやめず、あらゆる患者ニーズに応えたい
これまで幅広い治療を手がけながら、さらなる進化を続けているとか。

【横山理事長】どの業界も同じですが、歯科でもデジタル化が話題です。コンピューター上でさまざまなシミュレーションが可能になり、マウスピース型装置を用いた部分矯正の期間短縮が見込めるようになったほか、3Dプリンターを使って入れ歯が製作できるようになりました。適応症例の理解も進んできたので、効率よく良好な結果が得られます。マウスピース型装置を用いた矯正は、プランニングを工夫することで受けられる患者さんの層が広がりました。また、症例によってはインプラント治療やかぶせ物などと同時に治療を進めることができるので、時間も費用も抑えることができます。進化を大切にしてきた当院には、他院からの紹介やセカンドオピニオンも多いです。特にインプラント治療の後のトラブルに関する相談が多いので、しっかりと対応できるよう、近いうちにメインテナンスで使用する機材なども導入しようと考えています。
再植治療について詳しく教えてください。
【横山理事長】再植治療は、問題のある歯を一回抜いて口腔外で治療を施し、また元に戻すという治療です。歯の根管治療は再治療しないことが大事なのですが、根尖に細菌が残っていて再度炎症を起こしてしまうことがあります。何度も歯の上から穴を開けて根を治療すると、どんどん歯の内部が削られてしまうのです。そこで、再植治療が有用です。適用症例があるのですべての歯に行えるわけではありませんが、抜歯しか選択肢がなかった症例でも「歯を残したい」という患者さんの希望をかなえることが望めるようになりました。こういった治療が院内で行えるのは、歯内療法を専門とするメンバーが多大な協力をしてくれているおかげです。
【宮下院長】歯内療法に限らず、各自の専門分野を生かした院内勉強会も定期的に行っています。これからも「患者さんのために」という思いを一つに、チーム全員で進化していきたいですね。
最後に読者へのメッセージをお願いします。

【大村先生】歯は自覚症状がなくても何かが起こっている可能性もあるので、人間ドックのように定期検診を心がけてもらえたらと思います。何もない状態をキープするのが理想なので、歯を大事にするためにも確認しに来てもらいたいですね。
【宮下院長】患者さんとの信頼関係を大事にしています。治療に納得いただけるよう努めますので、途中で通院をやめることはしないでくださいね。ただ、間が空いてしまってもまた当院に来てもらえれば、これまでを踏まえて治療を続けられます。諦めないでくださいね。
【横山理事長】私たちは、患者さんをその気にさせるための努力は惜しみません(笑)。当院の治療の目的はシンプルで、菌をきれいにするか、力のコントロールのみ。それにバリエーションが豊富にあり、私たちはそれを駆使し最善を尽くしているだけです。患者さんにご協力いただければ良い状態を長く保っていけるはず。一緒に頑張りましょう。
自由診療費用の目安
自由診療とは矯正/検査・診断3万8500円~、成人矯正71万5000円〜、マウスピース型装置を用いた矯正29万7000円~、インプラント治療/埋入から補綴物まで52万7000円~、ホワイトニング/オフィスホワイトニング1回 1万6500円、3Dプリンターを使った入れ歯の製作/27万5000円
※症例によって費用が異なります。詳細はクリニックにお問い合わせください。
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

