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噛み合わせを重視した入れ歯治療で
全身の健康の維持を図る

中島歯科クリニック

(川崎市中原区/元住吉駅)

最終更新日:2023/04/06

中島歯科クリニック 噛み合わせを重視した入れ歯治療で 全身の健康の維持を図る 中島歯科クリニック 噛み合わせを重視した入れ歯治療で 全身の健康の維持を図る
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高齢になっても元気でいるために欠かせないポイントの一つが、健康な口腔環境だ。人間の体のもととなる栄養素を摂取するためには、食べ物を咀嚼できる、しっかりと嚥下できるなど、歯や口の中の状態を維持することが重要になる。ただし高齢になれば虫歯や歯周病などによって歯の欠損も増え、噛む能力が衰えてくるケースもある。そこで噛み合わせを重視した入れ歯治療に取り組んでいるのが「中島歯科クリニック」の中島健太院長だ。隣接する医科と連携して高齢の患者や認知症の患者にも対応。「うまく物が噛めないなど少しでも入れ歯に違和感があれば相談を。楽しく食事を取ることができれば健康の維持につながる」と話す中島院長に、噛み合わせの重要性や入れ歯治療について詳しく話を聞いた。

(取材日2023年3月9日)

悪い噛み合わせはリスクファクター。オーダーメイドの入れ歯治療でしっかりと噛める口腔環境を

Q先生はしっかりと噛めることを重要視していらっしゃいますね。
A
中島歯科クリニック 噛み合わせの重要性について語る中島院長

▲噛み合わせの重要性について語る中島院長

健康を保つために最も重要なのは、お口の健康だというのが私の考え方です。体を維持するために必要な栄養素を摂取するのはやはり口からですし、しっかりと物を噛めないと健康維持というのは難しいのではないでしょうか。噛み合わせに配慮した入れ歯を作り咀嚼できるようになれば、食事を楽しむ、コミュニケーションを楽しむことにもつながります。適切な噛み合わせというのは単に物を噛めるというだけではなく、全身の健康づくりはもちろん、精神衛生にも影響があると思っています。

Q噛めないことにはどんなリスクがあるのでしょうか。
A
中島歯科クリニック 噛み合わせの状態についてしっかり把握する

▲噛み合わせの状態についてしっかり把握する

物が噛めないと食べ物を細かくできないため、消化器などに負担がかかってしまいます。物は咀嚼することで初めて体内に栄養を取り入れられる形になるので、噛めないことが健康にもたらすリスクは大きいのです。例えば口角炎といって口の端が頻繁に切れる方がいらっしゃいますが、診察してみると噛めている状態になく、逆流性食道炎の原因の一つになっていたという事例もあります。直結はしていないものの、噛むという行動は唾液の分泌や嚥下といった能力と密接につながっていますから、噛み合わせは結果として嚥下障害や誤嚥性肺炎などを回避する一つのファクターとも言えるのではないでしょうか。

Q医科との連携も特徴ですが、そのメリットを教えてください。
A
中島歯科クリニック 隣接しているため、密な連携が可能

▲隣接しているため、密な連携が可能

クリニックの隣に、医師である弟が診療している「中島クリニック」があるため、全身状態が悪い患者さんはもちろん、認知症の外来を開設している関係から認知症の患者さんにも柔軟に対応することができます。お互いに患者さんを紹介し合うことも多く、患者さんから許可をいただいた上で、健康状態の情報を共有したりなど連携もスムーズです。認知症の方は一人で通院することが難しく、歯科からは足が遠のいてしまう場合が多い。けれど隣に認知症専門の医師がいるので、歯科と医科を合わせて受診できるというのは一つのメリットだと思います。ご本人に加え保護者の方の通院の負担も軽減することができると思いますよ。

Q口腔内をきれいに保つことも重要だと伺いました。
A
中島歯科クリニック 定期的なメンテナンスと日々のケアが大切

▲定期的なメンテナンスと日々のケアが大切

しっかりと噛む力を維持していくためには、虫歯や歯周病などの予防を含めてお口の中をきれいに保つことが欠かせません。特に全身状態が悪い方や認知症の方だと、ご自身でのケアも限界があるので、保護者の方にケアの仕方などをレクチャーしながら対応しています。加えて変化に気づいていただくためにもお口の中を一緒に見てもらい、今の状態を把握してもらうということも重要です。治療をして噛める状態をめざすのも大切ですが、定期的なメンテナンスでクリーニングやチェックを行い、健康な状態を維持していかなければなりません。入れ歯であったとしても、入れ歯そのものの状態や噛み合わせなどを定期的にチェックする必要があります。

Q入れ歯といってもさまざまな選択肢があるそうですね。
A
中島歯科クリニック 一人一人に合った入れ歯を使用することが大切

▲一人一人に合った入れ歯を使用することが大切

全顎をカバーするための総入れ歯、部分的にカバーするための部分入れ歯があり、保険診療と自費診療で素材も選択することができます。例えば粘膜に乗るピンク色の床の部分でも強度を上げるために金属床の入れ歯を使用したり、床自体の強度を変えたりするほか、歯の部分も強度によって素材が変わります。何より一人ひとり口腔内の状況や形状が違うため、入れ歯はオーダーメイド。口腔内の筋肉の動きを阻害しないことが重要ですし、それぞれの口腔にフィットしてずれないようにしなければなりません。ですから同じ歯科医師であったとしても専門的に勉強したかどうか、どれだけの症例に携わったかどうかで入れ歯の完成度が変わっていくと思います。

ドクターからのメッセージ

中島 健太院長

入れ歯はインプラントやブリッジが難しくて選ばざるを得ないというケースが多いのも事実です。ですから可能な限り違和感なく噛める入れ歯を作ることが重要。噛みにくい入れ歯をそのまま使っていると残存歯に負担をかけてしまう場合もありますよ。ですから何が原因で入れ歯が合わないのかを洗い出して調整しなければなりません。口腔状態によっては新しく入れ歯を作ることもありますが、調整程度で済むこともありますので、気になる人はご相談ください。いずれにしても入れ歯は我慢して使っていても良いことは一つもありません。物が噛みにくい、頬を噛んでしまう、物が挟まるなど、些細なことでもお聞かせください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

部分入れ歯(自費の場合)/10万円~、金属床の入れ歯/30万円~ ※症例によって異なるため、要相談

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