よよぎ女性診療所

よよぎ女性診療所

中村 浩 所長

頼れるドクター

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千代田線代々木公園駅から徒歩1分、小田急線代々木八幡駅から徒歩2分で着く、緑豊かな遊歩道沿いに、2014年4月、「よよぎ女性診療所」が開院した。所長の中村浩先生は、大学病院やがんセンターなどで腫瘍を専門に診療を行ってきた産婦人科医だ。腫瘍のエキスパートが町の診療所を開院するというケースは少ない。がん検診に強く、助産師とともに産前産後のケアにも力を入れ、女性の一生をトータルでサポートしたいと願っている。女性が元気になるように、また落ち着いて診療が受けられるようにと内装にこだわった医院には、驚くほど広いトイレや、各種相談に利用する和室の指導室など、こだわりの設備がいっぱいだ。「そのため、所長室は2畳になってしまいましたよ」と笑う中村先生に、診療への思いからプライベートまで、たっぷりと伺った。
(取材日2014年5月1日)

腫瘍の診療にあたって20年以上。病気の発見・治療に加え、病気にならない身体づくりにも力を注ぐ

―4月に開院したばかりとか。オレンジを基調にした明るい院内ですね。

オレンジ色は私の大好きな色で、女性が元気になる色だと思い、これを医院の基調カラーにしたんです。このビルはもともと事務所仕様のため、真ん中に太い柱があるのですが、それをうまく利用して、積木が積み重なったような内装にしました。そこに、女性が年齢とともにステージを上がっていくという意味も込めたんです。当院のロゴが角張っているのにも同様の意味が込められていて、「ヨヨギ」と「YOYOGI」の、両方の文字が読める楽しいデザインになっています。後から気づいたのですが、このロゴは妊婦さんの姿にも見えるんですよね。当院は代々木公園にも近く、メインの商店街からそれた遊歩道沿いにあるので、婦人科には入りにくいという方でも安心して寄っていただけるのではないかと思っています。

―どのような医院にしたいと思われていますか?

どんなささいなことでも相談していただける場にしたいです。「診療所」と名づけたのも、「レディースクリニック」では、特にお年寄りが入りづらいのではないかと思ったからなんですよ。だれもが気軽に足を運べて、様々な年齢の女性たちがコミュニケーションをとれる場になり、そのなかで少しずつでも健康について意識してもらえたらうれしいです。診療所は病気を治すところですが、私は当院を、健康な人が将来病気になりにくい体作りをする場にもできたらと願っています。日本は、健康寿命と平均寿命との差が大きく、10年以上の開きがあります。健康で生きられる期間を、できるだけ平均寿命に近づけるような診療を実現したいんですよ。そのため当院では、女性特有のがん検診だけではなく、筋肉や内臓脂肪の量、血管年齢や骨密度なども測る機器を備えました。その検査結果を見て、栄養指導や運動療法、体にいいとされるサプリメントなどのアドバイスをしていきたいと思っています。それに必要な食品保健指導士の免許もとり、氾濫するサプリメントや健康補助食品の中から、その方にふさわしいものを選別して提案する知識も身に付けました。これからの医師には、こうした知識も必要なのではないかと思っています。

―ご専門は腫瘍だとお聞きしています。

子宮がん検診は、一次検診の細胞診であればほとんどの女性クリニックで行っているでしょうが、当院では、一次検診で引っかかった場合の二次検診まで受けることができます。町の診療所は珍しい、コルポスコープという膣拡大鏡を導入していて、怪しい部位を狙って組織を採ることができるんです。この検査は、ふつうは大学病院などの大きな病院で行い、混んでいると3〜4ヵ月待ちということもあります。疑いがある状態で長期間待たされたら、患者さんは不安ですよね。町の医院で二次検査が可能というのは、患者さんにとってはもちろん、大学病院側にもメリットが大きく、当院には、私の出身大学から患者さんが紹介されてきます。コルポスコープ検査は、狙った場所を採る技術が大事ですし、一次検査の細胞診も、採った細胞の数が規定量に達していないと判定不能になるため、そうならない医師の腕が必要です。最新の検査機器に加え、20年以上婦人科のがん治療にたずさわってきた経験も、当院のがん診断の精度を強めていると思います。

記事更新日:2016/01/24


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