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大島 昇 院長の独自取材記事

渋谷駅前おおしま皮膚科 形成外科 小児皮膚科 アレルギー科

(渋谷区/渋谷駅)

最終更新日:2019/08/20

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JR渋谷駅西口・南口から徒歩1分の「渋谷駅前おおしま皮膚科 形成外科 小児皮膚科 アレルギー科」。いぼや湿疹などの一般的な皮膚疾患を丁寧に診察することに加え、傷口の小さい粉瘤(アテローム)手術がクチコミで広がり多くの患者が日々訪れる。大島昇院長は「私たちが大切にするのは患者さま目線の診療。混雑しても患者さま目線に立った丁寧で的確な診療を心がけています」と語る。医師を増やして2~4診体制とし、手際の良いチーム医療で長く待たせないよう心がけているという。患者の要望や皮膚の状態によっては自由診療も可能だが、保険診療が9割を占めるのも安心できる点だ。診療の特徴や、モットーの「患者さま目線」に寄せる思いについて院長の考えを聞いた。
(取材日2017年6月14日)

保険診療を軸に気軽に立ち寄れるクリニックをめざす

渋谷駅前という都会の真ん中に開業したきっかけは何だったのですか?

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私が開業前に勤務していたのは、東京大学医学部付属病院や三井記念病院、日本赤十字医療センターや国立病院機構相模原病院などの大規模の病院でした。そこでは多くの貴重な経験を積みましたが、同時に、大規模病院では重症になってから受診する方が多いことに気づきました。病院へ行くために仕事や学校を休むというのは、やはり患者さまにとって大変なことだと思います。そこで、仕事や学校帰りに寄りやすい場所に開業したいと思うようになったのが、渋谷を選んだ理由です。平日は少し遅い時間まで診療し、土日も開けて来院しやすいようにすることで、できるだけ軽症のうちに治す「かかりつけ医」になることをめざします。当院のシンボルマークを桜にしたのは、桜を嫌いな人はあまりいないことと、当院の住所が「渋谷区桜丘」だったからです。ちょうど桜が咲き始めた2014年3月に開院しました。

日ごろ診療する機会が多いのはどのような病気ですか?

渋谷という場所柄、自由診療がメインだと思われそうですが、実際は9割が保険診療です。アトピー性皮膚炎や湿疹、ニキビ、水虫など、よくある皮膚の病気を診ることが多いです。日本皮膚科学会が推奨する治療は大学病院並みにできるように技術も設備も備えています。例えばアトピー性皮膚炎、白斑、乾癬、掌蹠膿疱症などに対しては、開業当初から導入していた「全身型ナローバンドUVB」という紫外線照射器に加え、局所に効くターゲット型の「エキシマライト」も取り入れました。太田母斑や扁平母斑への「Qスイッチルビーレーザー」、多汗症へのイオン浸透療法「イオントフォレーシス」など、エビデンスのある治療は積極的に取り入れています。これらはいずれも保険適応で治療ができます。

自由診療にも対応しているのですね。

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さまざまな保険外診療に対応しますが、それを前面に出すつもりはありません。保険診療であまり効果がない時の第二の選択肢という位置づけで行っています。例えばしみ・アザ・くすみなどの皮膚のトラブルは、保険診療でできることもありますが、保険治療に限界がある場合や保険適応でない場合はヒアルロン酸やボツリヌス毒素製剤を使ったり、各種レーザー治療等さまざまな治療を行います。患者さまの中には「ニキビが気になるので保険外のピーリングをしてほしい」と希望する方もいます。でも、保険内でもピーリングと同程度の効果をもつ塗り薬があります。しっかり診断した上でまずは保険診療を行い、効果がなければレーザーやピーリングなどの自由診療を提案しています。ただ、円形脱毛症へのSADBE療法のように、自由診療のほうが効果的でエビデンスもある場合には積極的に勧めています。

傷痕を最小限にする丁寧な粉瘤手術が強み

手術件数が相当な数です。これは院長だけの症例数なのですか?

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粉瘤(アテローム)の手術が多いのが当院の特徴で、私1人で2016年1月~12月末までの間で3530件、2014年4月から2017年5月までに1万件近い手術を実施しました(保険診療のみの件数。切開・生検は除く)。当初はそこまで粉瘤の手術を行うとは想定していなかったのですが、粉瘤と炎症性粉瘤の手術は得意なので、ニーズに応えるうちに件数が増えたようです。でも、やるからには最小限の傷痕で実施できるよう技術を向上させ、患者さまの負担を減らすよう努めています。特に、お尻や背中の粉瘤は炎症を起こすと癒着して再発しやすいため、再発を防ぐために治療方法の工夫も欠かしません。手術を受けた方の「処置が丁寧で、不安なく受けられました」という声を聞くのはうれしいです。

待ち時間を減らすために、どのような配慮をしているのですか?

ありがたいことに毎日多くの患者さまがいらしてくださるので、常に丁寧で的確な問診と質の良い治療ができるように、優秀な医師やスタッフを増員してきました。でも、単に人数を増やしただけではありません。スタッフもかなり経験を積んできたので、手術の説明ひとつとっても迅速かつ丁寧で、まさにチーム医療そのものだと感じます。平日は18時を過ぎると混雑しますが、受付終了が19時半でも診療終了が20時を過ぎることはほとんどありません。かといって流れ作業にならないのは、スタッフ間の連携によるところが大きいですし、開院以来モットーにしてきた「患者さま目線」が浸透してきた証かなと思います。

患者目線を徹底するために先生が気をつけていることは何ですか?

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私自身、幼い頃からアトピー性皮膚炎に悩んだ経験があるので、「患者さまにとって何が一番良いか、何をしてほしいか」ということを一番に考えます。例えば、炎症性粉瘤で悩む患者さまは、早く痛みから解放されたいと同時に、傷痕を小さく、できるだけきれいにしたいと思うでしょう。ですから漠然と抗生剤を処方するのではなく、ご希望があれば受診当日手術をし、患者さまの痛みが減らせるようにしています。手術で皮膚を縫う時も、一針一針を丁寧に縫うように努めています。医師にとってはただの一針かもしれませんが、患者さまにとっては一生残る傷跡です。どんな小さな傷でも、またどんなに忙しくても、私は手を抜かないようにしています。

健康な皮膚を守るためのモットーは「患者目線」

平日の夜も土日も診療されていますが、どのようにリフレッシュしているのですか?

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昔から旅行好きなのですが、開業前にアフリカへ行って以来、遠くに出かけていないですね。休みの日は家族サービスです。子どもが生まれてからは一緒に遊んで過ごすのがリフレッシュになっています。親になってみると、自分でも視点が変わったと思うことが多々あります。例えば、飛行機に乗った時「航空会社で優先搭乗が当たり前なら、クリニックでも導入してみては」と思いつき、2歳以下の幼児を優先して診療することにしました。子どもができると、それまで考えもしなかったことがヒントになるものです。この優先診療もそうですが、医療はサービス業であるべき、というのは私の持論の1つです。その精神を貫くのは難しくて、ともすればクリニックは利益追求型になりがちです。でも、患者さま目線を徹底してサービス精神を追求することで、結果としてクリニックがうまく成り立っていけばと考えています。

先生にとって「医師としての財産」は何でしょうか?

当院に通ってくださる患者さまです。長いお付き合いの方だと、日本赤十字医療センターに勤務していた頃の患者さまもいらっしゃいますし、そのクチコミを聞いたという方も来てくださいます。国立病院機構相模原病院で診ていた患者さまも、渋谷まで遠いにも関わらず来てくださいます。こうして多くの患者さまとつながっているというのは、医師として一生の財産ではないでしょうか。開業してから出会った渋谷近隣の人々ももちろん大切にしながら、腕を磨き、学ぶ姿勢を忘れないようにします。

最後に、今後の展望をお聞かせください。

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まずは当院の診療をさらに充実させることが第一です。開業以来掲げてきた、「患者さま目線のクリニックにする」という思いがぶれないように努めたいと思います。それに加えて私が思い描いているのは、誰でもいつでも治療を受けられる環境です。日本では、真の意味で患者さまが通いやすいクリニックが少なく、土曜は午前だけの診療、日曜は休み、というのが当たり前でした。最近は当院で経験を積んだ医師たちが開業するようになり、私が以前から抱いていた「重症になる前に治したい」という思いを共有するクリニックの輪が広がってきたと感じます。悪化する前に治せる、患者さま目線のクリニックがますます増えるとうれしいです。

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