生活の質の向上をめざす
安心できるインプラント治療を
オリオン歯科NBFコモディオ汐留クリニック
(港区/汐留駅)
最終更新日:2023/12/28


- 保険診療
- 自由診療
失った歯を補うための治療方法として知られるインプラント。その機能性や審美性に高い注目が集まっている一方、外科手術を必要とすることなどから不安を感じて一歩を踏み出せない人も多い。患者が安心できるインプラント治療に取り組む「オリオン歯科NBFコモディオ汐留クリニック」の國井俊秀先生は、「しっかり噛める食事の喜びは、人生の彩りにつながる」と話す。失われた歯に対して行える治療法の種類やそのメリット・デメリット、またインプラント治療の具体的なプロセスや定期メンテナンスの内容まで、國井先生に詳しく解説してもらった。
(取材日2023年10月24日)
目次
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Q歯を失った際の治療法にはどのようなものがありますか?
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A
基本的に入れ歯、ブリッジ、インプラントの3つの方法に分けられます。入れ歯は歯のない箇所に人工歯を着脱しながら使用する方法で、残っている周囲の歯にバネの金具をかけて固定します。すべての歯が失われている場合は、顎に吸着させて使用する総入れ歯を選択することになります。保険適用の治療のため費用負担は軽いですが、バネをかける歯に負担がかかりやすく、また期待できる噛む機能も他の2つより劣ります。次に、ブリッジは失われた歯の両隣にある歯を土台として、連結したかぶせ物を接着固定する方法です。咬合力は期待できますが、両隣の歯を大きく削る必要があり、日々のブラッシングや定期的なメンテナンスがより重要になります。
- Qインプラント治療にはどのような特徴がありますか?
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A
インプラントは顎の骨に人工的なネジを埋めて土台を作り、その上に人工歯をかぶせる方法です。一歯単位で完結するため、他の歯に負担をかけることがほぼありません。土台を作るための顎の骨の量が足りない場合は、骨を補填するための骨造成なども駆使して治療を行います。患者さんの負担としては、多くの場合3~6ヵ月前後の治療期間がかかること、自由診療のため他の方法より費用がかかることが挙げられます。また、全身的な疾患のある方の場合、手術によるリスクも考慮して他科と情報交換・連携しながら、可能な方法を判断していきます。病気があるためインプラントができるか不安という方は、まずはご相談いただければと思います。
- Q貴院で行うインプラント治療の特徴を教えてください。
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A
外科手術が必要になりますので、恐怖や不安があるという場合には、麻酔科と連携して点滴を行い、静脈内鎮静法を実施します。この方法により、ほぼ眠っているような状態の間に治療を行うことをめざします。また、ケースに応じて歯茎を切開するのではなく最小限の穴を開けて切削するフラップレスという術式を用いたり、顎の骨が足りない場合には骨の土台を作るために、先ほどご説明した骨造成の手術を行うなど、さまざまな方法で治療していきます。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1カウンセリング
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問診とクリーニングを受ける。歯科医師から入れ歯やブリッジ、インプラントなどそれぞれの特徴や保険適用範囲の説明があり、インプラントを希望する場合は治療可能かどうかのチェック、治療期間などのプランニングが行われる。プランニングのために必要となるのがステップ2で行うCTによる検査だ。CT撮影に必要な資料をそろえた後、さらに本格的なカウンセリングを受けて、方針が決定する。
- 2検査
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CTによる撮影などで現在の口腔内の資料を作成。歯科医師が骨の厚みや形態、大きな血管や神経の位置、残存している歯の形などを確認しながら、どこにインプラントを埋入するか、骨造成は必要かどうかといったプランを立て、コンサルティングで治療にかかる期間や費用が決まっていく。そして手術日程の予約を取り、インプラント治療の実施を確定する。
- 3インプラント体の埋入
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手術ではインプラント体と呼ばれる、ネジ型の人工歯根を顎に埋入する。骨造成を必要とする患者の場合、インプラント体を埋める手術と同時に骨造成も行うことが多いが、ケースによっては骨造成のためだけの手術を最初に実施し、2度目の手術でインプラント体を埋入する手法がとられる。患者の要望に応じて、眠ったような状態での手術にも対応できるよう鎮静剤も用意しているという。
- 4人工歯の作製・装着
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手術後、埋入したインプラント体が骨と結合するまで約3ヵ月の期間を置く。その間は仮歯を装着して噛み合わせの維持を図りつつ、メンテナンスや他の歯の治療などを行われる場合もある。その後、インプラント体が顎の骨に固定されて落ち着いたタイミングで、仮歯と本歯の入れ替えを実施。問題がなければ以後は検診やメンテナンスで様子を見ていく。
- 5定期メンテナンス
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定期的にクリニックに通院し、インプラントのメンテナンスを行う。普段のホームケアができているかを確認してもらい、落としきれていない細かな汚れのクリーニングなどを行う。インプラントを長期使用している患者はエックス線撮影なども用い、状態をチェック。およそ6ヵ月に1度の頻度でのメンテナンスが望ましいが、インプラント装着後、はじめのうちはより高頻度での通院が推奨される。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/46万2000円~、骨造成/6万6000円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。