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新垣 美郁代 院長の独自取材記事

新垣内科外科クリニック

(多摩市/多摩センター駅)

最終更新日:2019/09/26

20190123 bana

多摩都市モノレール多摩センター駅から徒歩約5分。多くのクリニックが集まる新都市センタービル3階にある「新垣内科外科クリニック」は、30年以上にわたり地域医療に貢献してきた。現在院長を務めるのは、2代目院長の新垣美郁代(あらがきみかよ)先生。2009年に代替わりした後も、地域の身近なかかりつけ医として地域住民の健康をサポートしている。院長の専門分野である消化器疾患のほか、内科・外科・リハビリテーション科など幅広い診療が1ヵ所で受けられるのが大きな特徴だ。経鼻内視鏡やエコーなど各種検査機器も充実する一方で「学校の保健室のような気軽に立ち寄れるクリニックです」と優しい笑顔で話す新垣院長。生まれ育った地域への想いや診療のこだわりなど、じっくり話を聞いた。
(取材日2017年3月13日)

何でも気軽に相談できるホームドクターが目標

先生は多摩市出身だとうかがいました。

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はい、小学校4年生から多摩市に住んでいます。2009年に父からクリニックを引き継ぎ、2代目院長となりました。自分の育ったこの街で、地域の身近なかかりつけ医として、皆さまの健康をサポートしていきたいと思っています。昔はこの周辺は団地が多かったのですが、最近は新しいマンションが続々と建築され、若いファミリー層も増えました。娯楽施設や会社も増えて、駅周辺も随分にぎやかになりましたね。当院は30~60代を中心にご家族で通われる方が多いのが特徴で、私の同級生やそのご両親がいらっしゃることもよくあります。また、昔からこの地域にお住まいの70~80代の方、八王子市や日野市の大学に通う学生さんなど、お子さんからご高齢の方まで幅広い年齢層の方が通われています。

診療科目も幅広いですね。

父が内科・外科クリニックを標榜していたので、代替わりしても自分のできる範囲で、皆さまのお役に立つことはやらせていただきたいと考えています。専門分野の消化器疾患はもちろん、高血圧や糖尿病などの生活習慣病、風邪、やけどや打撲・捻挫、軽度の外傷など、軽症の外科処置であれば、当院で診させていただいています。また、大きい病院で夜中に処置をされた方のフォローアップなども当院で行っています。消化器内科、内科、外科のほかリハビリテーション科もあり、牽引や電気療法、マッサージベッドにより慢性疼痛の改善を促す処置も行っていますので、体に痛みをお持ちの方も、気軽に受診していただければと思います。いつもと痛みが違うという不安や、疼痛治療を受けるついでに風邪も診てほしいなど、複数のお悩みを相談できることも、患者さんに喜ばれています。

どのような検査が受けられますか?

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腹部レントゲン、超音波、経鼻内視鏡、検便などの検査を行うことができます。経鼻内視鏡は細い管を鼻から入れるので、口から入れるよりは「オエッ」となりにくく、検査の苦痛を軽減できるメリットがあります。その一方で、慢性鼻炎の方や鼻腔の通りが狭い女性の方は、無理に鼻から入れるとかえって苦しい場合がありますので、その場合は両方の鼻に麻酔をかけて行っています。また、通りが狭くて痛みが強く出るようであれば、口から入れて検査を行うことにも対応しています。私自身も鼻の通りが細くて、やってみてひどい目に遭ったことがありまして(笑)。あんなつらくて痛い思いを患者さんにさせるわけにはいきません。

高齢化で需要が高まる在宅医療にも注力

在宅医療を始めたきっかけは?

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父の代からずっと診ていた患者さんが、私の代になって間もなく末期がんだとわかったのです。その方の息子さんが医師で、「先生がもし、今後訪問診療をやりたいならば、どうぞうちの父を」と言ってくださったことがきっかけです。約半年でしたが、ご自宅に通い、お看取りまでさせていただきました。もともと、在宅医療に興味があったものの、なかなか踏み出せなかった私の背中を押していただいたことを、今でも心から感謝しています。現在は、クリニックへの定期的受診が困難となった方へ、昼休みを利用して訪問診療を行っています。団地の5階に1人暮らしの80~90代の方も結構多くて、毎日の買い物や病院に通うのも一苦労という方もいらっしゃいます。超高齢社会においては、慢性疾患の方は特に在宅療養が中心になってくると思うので、私ができることはお手伝いさせていただきたいですね。

医師としてのやりがいを感じる瞬間は?

患者さんが「先生でよかった」と言ってくださることが一番うれしいです。それが私がここにいる意味なのかなと思います。基本的なことですが、私は患者さんによくなってほしいという思いで診療にあたっています。当院に来ることで、解決することが一つでも多くなるといいなと思います。いつまでたっても、いつもと同じ医療を提供するだけというのは、私も好きではありません。大きな病院で検査をすることが患者さんの安心につながるのなら、しっかりつなぐことも私の大事な役割のひとつです。よくなるための治療を提供することはクリニックの基本ですが、当たり前のことを当たり前に提供できるクリニックでありたいですね。当院で対応しきれない症例は、多摩南部地域病院や多摩丘陵病院、日本医科大学多摩永山病院などにスムーズにご紹介できることも強みです。

患者と接する上で心がけていることはなんでしょうか。

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患者さんの話をよく聞くことです。うちの患者さんは、ご自身だけでなくご家族の悩みごとも結構しゃべってお帰りになります。その件について私ができることはごく限られているのですが、「先生にしゃべっただけで楽になったわ」と言ってくださるので、やはり話を聞くことが大事かなと思います。もう一つ心がけているのは、病気に直接関係なくても、ご家族に関するお話は、カルテにメモをして残します。そうすることで、後日「あの件はもう落ち着きましたか?」とお声がけすることもできますからね。自分の友人だったら、相談を受けていた件がどうなったか気になるのと同じ感覚で、患者さんにも接しています。私は直接父の診察を見たことはないのですが、多くの患者さんが「大先生(父)に似ている」と言ってくださるのが不思議であり、うれしくもあります(笑)。

学校の保健室のように誰もが立ち寄れる雰囲気を大切に

医師を志したきっかけは?

実は医学部に入る前に、アメリカの大学で心理学を勉強していました。帰国後は臨床心理士の仕事に就きたいと考えていたのですが、当時はなかなかそういう環境ではなくて。将来のことを考えた時に、人と関われるのであれば、医学部もありかなと思って、医師の道に進みました。専門分野を消化器にしたのは、胃痛や腹痛は誰もが経験のある症状であり、患者さんの気持ちをよく理解して差し上げられる気がしたからです。また、消化器は検査では異常がなくても、下痢や便秘などを繰り返す過敏性腸症候群など、精神的なストレスと密接な関係がある疾患も多いので、特に興味がありました。この人はこういうふうに言っているけど、本当は違う思いがあるのかもしれないなど、推察をするという意味では、心理学を学んだ経験が診療に生きているかもしれませんね。

先生のリフレッシュ法は?

緑の中にいるのが好きです。でも、現実はなかなか時間が取れなくて、週末は庭の草むしりをして終わってしまうことが多いのですが(笑)。だんだん暖かくなって、新芽が芽吹いている様子を見ると心が和みます。ガーデニングのようにきっちり手間暇かけて育てるというよりは、自然のままが好きですね。

クリニックの自慢を教えてください。また、読者にメッセージもお願いします。

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心から信頼できるスタッフです。実は父の急病で、診療体制が揺らいでいる中院長に就任したため、脇を固めてくれてたスタッフに私自身がとても救われました。勤続30年のベテランもいて、いつも明るく雰囲気よく仕事をしてくれているおかげで、患者さんからも「同じ方がずっといてくれるので安心する」と言っていただいています。私が院長になってから誰1人退職者がいないことも自慢かな(笑)。最後になりましたが、何科にかかればいいのかわからないとき、体のちょっと気になることなど、遠慮なくいつでも気軽にご相談ください。私は病気という患者さんの一部分だけでなく、その方そのものに関わっていきたいと思っています。当院のイメージとしては、学校の保健室のような感覚で、気軽にいつでも立ち寄れるクリニックになれたらうれしいですね。

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