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篠塚 康英 院長の独自取材記事

しのづか眼科

(稲城市/矢野口駅)

最終更新日:2019/08/28

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JR南武線矢野口駅から徒歩3分、近くに多摩川が流れる鶴川街道沿いにあるのが「しのづか眼科」だ。アットホームな雰囲気が安心感を与えてくれるこの医院で、開院以来20年以上にわたって眼科のかかりつけ医として地域住民の目の健康を守り続けてきたのが、篠塚康英院長である。日本眼科学会認定眼科専門医で医学博士でもある篠塚院長は、一般眼科から白内障の日帰り手術、小児眼科、眼鏡やコンタクトレンズの処方など幅広く眼科診療に取り組んでいる。「患者さんをハッピーにして帰したい」と優しい雰囲気で丁寧に語る篠塚院長に、医院のことやこれまでの歩みについて話を聞いた。
(取材日2016年12月21日)

地域に密着した眼科のかかりつけ医

こちらには、どのような患者さんがいらっしゃいますか?

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地元の赤ちゃんからお年寄りまで幅広い年齢の患者さんに来ていただいています。この辺りは大きな企業などがある場所ではありませんから、ビジネスマンというよりは近隣にお住まいの方が中心です。多摩というとニュータウンのイメージがあるかもしれませんけど、この辺りは割とそうではなくて、古くから住んでいる方や3世代で住んでいる方もたくさんいるんです。だから、午前中と夕方まではお年寄りやお子さんが多くて、診療終わり間際には会社帰りの方がよくいらっしゃいます。内科や小児科とは別に、地域の皆さんの眼科のかかりつけ医になれれば良いなと思い、診療してきましたし、それを続けていきたいなと思っています。ここに開業して今年で21年目になりますから、小さな頃に来ていた患者さんが、ご自分のお子さんを連れて受診してくれるようになり、とてもうれしく感じています。

どのような訴えが多いのでしょうか?

乳児や幼稚園児、小学生くらいだと結膜炎が多いですね。夏はプールで感染したり、冬でも風邪に伴って結膜炎になったりする赤ちゃんがいます。中学生や高校生くらいになると、コンタクトレンズを初めて作りたいという方、お年寄りになると白内障や緑内障など、年齢に関係する病気を心配していらっしゃる方が多くなります。他に、アレルギーに関してはスギ花粉の舌下免疫療法も行っていますし、白内障の日帰り手術、各種の眼底疾患や緑内障に対するレーザー治療、オルソケラトロジー、子どもの斜視・弱視の専門外来、最近では、高齢者の加齢黄斑変性に対する抗VEGF療法など、幅広く診療しています。

診療の際に心がけていることは何でしょうか?

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患者さんは病気や何かしらの心配があって来院されるわけですから、そのような患者さんの不安を少しでも取り除いて、来院された患者さんがハッピーになって帰れるようにしたいなと思っています。病気を治すことはもちろんですし、病気でなくても、例えば白内障や緑内障が心配で来院されたお年寄りもいらっしゃいますから、そういう病気の心配がないとわかれば、患者さんはハッピーになって帰ることができます。なので、患者さんが理解できるように、納得するように説明することが大切です。そのために、診察室に用意したモニターで患者さんが直接ご自身の眼の状態を見ることができるシステムにしてあります。すべての検査というわけにはいきませんが、角膜のここの部分に傷がありますねとお見せしたり、緑内障では視野が欠けて来ますから、視野検査の測定結果を過去から現在のものまで時系列で見せたりなど、できるだけ画像でわかりやすく説明しています。

白内障手術や小児眼科に力を入れる

力を入れていることは何ですか?

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一つは白内障の日帰り手術です。木曜の午前中と火曜と水曜のお昼休みを手術日にしています。白内障の手術は、術後に眼帯を外せば見えるようになっているわけですから、患者さんに喜んでもらえるのがうれしいですよね。手術前には不安げな方もいらっしゃいますので、こまめに声掛けをして、できるだけリラックスできるよう心がけています。もう一つは、コンタクトレンズです。最近ではインターネットで購入する方が多く、定期的な検査を受けていない方が多いので、きちんと定期検査を受けてほしいと思っています。

コンタクトレンズについて、心配されることはどんなことですか?

中学生か高校生くらいで初めてコンタクトレンズを作るときには受診してくれるのですが、慣れてきて、ネット通販などで安く買えるとか、自分で好きなものを使いたくなると、検診に来なくなってしまう人がいます。間違った使い方をしている人は少なくないですし、カラーコンタクトも含めてコンタクトレンズによって角膜にトラブルを起こしている人もたくさんいるんです。角膜のトラブルがひどくなると、角膜が濁ってしまって視力が極端に落ち、コンタクトレンズを使用できなくなることもあります。コンタクトレンズというのは、メーカーによって目の上での動きなどが全然違います。コンタクトをつけ始めてからしばらく経って生じる変化もあるので、自分の目にしっかりと合ったものを使うことや、定期的に目に傷などの異常がないかを確認するのは本当に大切です。コンタクトレンズは他店で作っているという方も、定期的に検査を受けてもらいたいと思っています。

小児眼科についても教えてください。

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斜視や遠視などがある乳幼児は早めに、できれば3歳くらいまでに見つけて対処をしてあげないと、それが将来の弱視につながってしまうんです。東京都では、3歳児健診のときに視力を検査する簡単なキットが自宅に送られて来るようになっているので、比較的見つけやすくはなっています。絵を見せて、これは何に見えますかって子どもに聞くんですね。そこで何か変な答えをすると、まずは3歳児健診の小児科の先生に相談に行き、それで問題がありそうなら当院を紹介してもらうことが多いですね。まずは1回、普通の日に診察に来ていただき、必要があれば土曜の視能訓練士による精密検査に来てもらうという流れです。当院は毎週土曜に予約制で、以前に東京大学病院にいたベテランの視能訓練士に来てもらい、斜視・弱視の専門外来を行っています。紹介なしでも大丈夫ですから、心配な方には相談してもらいたいですね。

些細なことでも気軽に相談してほしい

忘れられないエピソードはありますか?

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視野検査から脳腫瘍が見つかって、脳外科に紹介して手術をしてもらった患者さんに、「生きているのは先生のおかげです」と言われたときはうれしかったですね。眼科の医師になって30年くらいになりますけど、脳腫瘍が見つかったのは3~4例でしょうか。目の奥にある視神経の形がおかしかったりした時に視野検査をすると、視野が欠けている部分でどこに病気があるのか、目の奥から脳につながる経路のどこに問題があるのかが、ある程度推測できるんです。それで疑わしければ、「これは目の病気ではないから脳外科に行ってCTやMRIを撮ってもらってください」と言って紹介すると、脳腫瘍だけじゃなくて脳梗塞など他の脳の病気も見つかることがあります。

先生は、なぜ医師を志したのですか?

父が眼科の医師だったのが大きいですね。実家が自宅と診療所を兼ねていたので、小さな頃から医療というか眼科が身近だったんです。だから医師になると決めたときも眼科を選んだのは自然な流れだったかも知れません。それで大学院を卒業してから、同じ大学の付属病院にしばらく勤務をしたり、実家を手伝ったりしてから、ここを開業したんです。実家は姉が継いでいるのですが、当院の隣にある内科医院の先生が姉の同級生なんです。内科の近くに眼科があったほうが患者さんも便利だからということで、誰かやる人はいないかって姉に相談があって、それで僕が開業することになったんです。開院したのは1995年ですが、当時は目の前の道路もまだこんなに広くなかったですし、駅も小さくて、本当に田舎の雰囲気でしたね。

今後の抱負とメッセージをお願いします。

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来てもらった患者さんに気持ちよく帰ってもらうということは、今後も変わらずに続けていきたいと思っています。インターネット経由の予約システムなどを入れたりしていますけど、それでも患者さんを結構待たせてしまうこともありますから、まだまだ改善していきたいですし、やらなくてはいけないことも多いと思います。皆さんには、目について何か不安なことがあるのなら、自分で考え込んだり、インターネットの不正確な情報に惑わされるのではなくて、些細なことでも当院に来て聞いてもらったほうが正確なことがわかります。あまり構えずに気軽に来ていただきたいと思っています。

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