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野崎 保雄 院長の独自取材記事

野崎医院

(府中市/谷保駅)

最終更新日:2019/08/28

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谷保駅より徒歩10分、住宅街の中に「野崎医院」がある。院長の野崎保雄先生は、2001年に院長に就任。前院長である野崎先生の父が開院して、50年の歴史がある。野崎先生は戸建て住宅を利用したアットホームな雰囲気。野崎先生は日本内科学会総合内科専門医と日本消化器病学会消化器病専門医、日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医の資格を持つ。町のクリニックとしてさまざまな症状に対応しているだけではなく、内視鏡検査や眼底検査が受けられるのもメリットだ。症状の見極めも大切だとし、入院が必要な患者や専門医療が必要な患者も早期に診断し、適切に紹介を行う。高度滅菌機器を導入し、院内感染対策も強化。同院のことや診療について、野崎先生に聞いた。
(取材日2016年7月26日)

父の影響で医師になり、今は夫婦で二人三脚

こちらの医院について教えてください。

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当院は、先代の院長である父が、住宅を改造して開院しました。僕が院長を引き継いだのは2001年ですが、父から数えて50年続いている医院になります。祖父は弁護士でしたが、自由な人柄で。父はその分苦労人で、奨学金で大学を卒業したそうです。開業後は午前と午後に2軒の産業医をし、戻ってきてから午後5時から8時、9時まで診療するなど、多忙な生活を送っていました。父からは、医師になって医院を継げとは僕は直接言われたことはなかったですし、むしろ、好きなように生きろと言われましたが、一緒に住みたい素振りを見せるなど、口には出さないけれど継いでほしい気持ちは伝わってきましたね。

医師になったのはやはりお父さまの影響が大きいですか? 

そうですね。一時は、祖父が弁護士とあって、テレビで見て憧れていた時期もありましたが、僕は討論するのが苦手なので、弁護士には向いていないかなと。今は、医師になって良かったと思います。父が院長を務めていた時は、父と母の2人で当院をやっていたんです。僕が医師になり、父が会計をする二人三脚でした。今は、看護師の妻と一緒に診療しています。古くから来院している方は、父に診てもらいたいという患者さんもいましたが、父が僕を立ててくれて……。また、僕は小児科の経験が浅かったので、父にいろいろ教えてもらいました。僕はそれまで13年間消化器専門で診療に携わってきましたし、今では小児科を含めた総合診療が医師人生の半分を超えています。

患者層を教えてください。

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幅広い年代の方に来院していただいていると思います。内科診療では慢性疾患の方が多く、父から継承している患者さんが多いですね。90歳でも歩いて来られる方もいるんですよ。不思議なことですが、患者さんの職業で多いのは、学校の先生です。治療や検査についての説明をよく理解してくださるので、とても助かります。例えば、健康診断でするエコーやレントゲンだけではがんの発見には限界があるんですよとご説明しても、納得して受け入れてくださる。それから喫煙している方だと、より精密な検査をとCTを受けられる。健康への意識が高いのかもしれませんね。

内視鏡検査と眼底検査が可能。高度滅菌機器も導入

導入されている機器を教えてください。

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消化器専門医ですから、内視鏡を導入して胃と大腸に対応しています。内視鏡導入と同時に、高度滅菌機器も使っています。一部の滅菌機器では、持ち手部分まで入らないんですね。そのため、患者さんの安心安全を優先し、維持費はかかりますが全部を滅菌できるメーカー純正ものを用意しています。滅菌機器の中に入れると、超音波の振動で表面の汚れを落として洗浄してくれるんです。この高度滅菌機器の導入は、勤務していた中核病院より早いので、ちょっとした自慢ですね。消化器内科では感染対策は必須ですから、衛生管理は意識しています。レントゲンも読み取り機のないすっきりしたタイプを導入し、眼底検査が行えるように設備を整えています。診療の質向上と、患者さんの満足度を何より大切にしているんです。

内科で眼底検査まで受けられるのは素晴らしいですね。

おそらく府中では5ヵ所程度だと思います。眼底検査は、大学病院時代から経験があります。自覚症状がない緑内障や、眼底出血もある程度診断できる体制にしています。昨年、新しい機種に変えたばかりで、以前使っていたものより少ない光量でスピーディーになりました。当院で眼底検査をしたことがきっかけで、眼科を定期的に受診するようになった患者さんもいます。父の頃は眼底検査を取り扱っていませんでしたから、もしかしたら病気の方が潜んでいたかもしれません。眼科の先生方の診断にはかないませんが、検査することはとても意味があると思っています。眼底検査が受けられるからと、当院を受診される患者さんもいるんですよ。

診療時に心がけていることはありますか? 

当院は、あえて予約制を取っていないんです。というのも、症状が落ち着いている方は短時間で済むようにし、健康状態に不安がある方には納得していただけるまで診療を受けていただくためです。患者さんの状態やご希望に合わせて、柔軟にしているんです。やはり、患者さんに満足していただくことが大切ですから、他院であまり話を聞いてもらえなかったとたまったことを吐き出すように語られる患者さんもいますね。診療中に聞いておけば良かったという聞き忘れがないよう、患者さんには聞きたいことは事前にメモしておくといいですよとお勧めしています。

先生が消化器を専門にされた理由を教えてください。

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僕はカメラが好きなんです。内視鏡は一眼レフカメラのようなもので、スコープはレンズなんです。共通した部分があり、面白いと感じたのが専門にした理由ですね。自分なりにテクニックを身につけたいと思った時、父の後を継ぐならクリニックでもできる内視鏡やエコーを学ぼうと思ったんです。ここで生かせるよう、力を入れて勉強しました。

先輩医師から医師としての在り方を学んだ

印象に残るエピソードはありますか? 

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僕が医師になって非常に勉強になったのは、先輩方の患者さんに対する姿勢。医療トラブルが起こるのは、コミュニケーション不足が原因だと思っています。先輩方は「検査します」ではなく、「検査させていただけますか?」と言っていた。僕が大学を卒業した頃は、まだインフォームドコンセントという言葉はあまり知られていない時代ですが、今思えば、先駆けてそれに似たことをやっていたんです。医師としての在り方を学ぶと同時に、患者さんの全身に重きを置いて診療する大切さを覚え、今の自分に生きていると思います。

症状を見極めることも大切にされているそうですね。

自分で抱え込まないことも大切ですし、入院を要する患者さんや症状に不安がある患者さんは早期に見極め、なるべく早い段階で紹介するようにしています。すべてに対応したいけれど、患者さんに合う方法を提案するのも、患者さんへのサービスの一環だと思うんです。悪化してからでは遅すぎてしまい、患者さんのためにならないですから。欲張らないことが大事ですね。

プライベートではどのように過ごしていますか? 

休日は撮りためておいた、海外捜査官のテレビドラマを観賞します。それから、僕はロボットアニメの模型造りに凝っていて、平成に入った頃に放映されていたモデルのものからずっと作っています。限定生産という言葉がつくだけで思わず買ってしまう。夕食後に1時間ドラマを観て、就寝前の30分程度で模型を作る。製作時間が短いのに衝動買いしてしまうから、箱ばかりたまってしまうんです。早く眠るようにし、勉強は朝起きてからが日課です。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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内視鏡は、年間100件以上手がけていますので、不快感などがないよう配慮して細心の注意を払っています。それでもつらいという場合は、鎮静剤を使用した検査も可能です。また、循環器・呼吸器・膠原病は、専門医療機関に早めにかかることが大切です。パソコンで適切な医療機関をすぐに照会でき、患者さんに地図や診療時間を記載したものを印刷してお渡ししています。紹介時もなるべく顔のわかる先生にお願いするようにし、総合内科専門医としていろいろな症状の窓口になりたいと思います。当院は、患者さん主体で診療することを心がけていますので、何か気になることがありましたら、お気軽に相談にいらしてくださいね。

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