医療法人社団百川会 林産婦人科

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林昌貴院長

頼れるドクター

医療トピックス

避妊以外に生理痛の緩和や
不妊予防にもつながる低用量ピル

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低用量ピルといえば「避妊のために飲む薬」というイメージが一般的かもしれない。だが、それ以外にも多様な効能があるのだという。「例えば、服用することで女性ホルモンの変動をなだらかにしてくれるので、月経前症候群を緩和したり、生理痛や過多月経を改善したりする効果が期待できます」。そう教えてくれたのは、「林産婦人科」の林昌貴院長。具体的には、イライラや胸の張りといった自律神経の乱れを伴う「月経前症候群」の緩和や、学校や会社に行くのを妨げるほどつらい「生理痛」や生理の際の出血量が多くなる「過多月経」の改善が期待できるという。今回は林院長に、ピルの具体的な効果や使用前に受けるべき診断、考えられる副作用などについて幅広く話を聞いた。(取材日2017年4月20日)

避妊だけでなく生理痛の緩和や不妊予防の効果も期待できるピルを上手に活用し、快適な生活を

まずピルに期待できる効果を教えてください。

1 ▲パンフレットや図などを上手に使い、わかりやすい説明を心がける 端的に言うと、女性ホルモンの変動をなだらかにすることです。女性ホルモンの値は通常、生理3日目くらいから妊娠の準備に向けて上昇していきますが、妊娠が成立しなかった場合は、その後すとんと下がり、再び生理が始まります。生理サイクルはこれを繰り返しているのですが、この変動の波が激しいと、イライラや胸の張りといった自律神経の乱れを伴う月経前症候群や下腹痛などが生じます。ピルには、服用することでこの変動をなだらかにし、このような症状を緩和する効果が期待できます。また排卵を抑制することで避妊効果も期待できます。そのため、今は妊娠を望んでいない方や、生理痛や生理不順でお困りの方に勧めています。

服用までに、どのような診断を受ける必要がありますか?

2 ▲子宮頸がん検診と超音波(エコー)検査は年1回は受診しよう まず「子宮がん検診」や、子宮内や卵巣の状態を確認する「超音波検査」を受けていただき、子宮がんや子宮筋腫、卵巣のう腫といった、事前に治療が必要な病気がないかを確認します。また、おりものが気になる方は、同時にクラミジアや淋病などの「性感染症検査」も受けるといいでしょう。これらの検査をクリアした後に、医師の診断の下でピルの服用を開始します。まず1周期分を処方して経過を見ますが、問題がなければ2から3周期分を処方することも可能です。もし副作用など困った症状があれば、適宜受診してください。なお当院では、服用開始後も年1回は子宮がん検診と超音波検査を受けていただいています。

副作用はありますか?

3 ▲服用後の定期検査は必須 一例としては血栓症が挙げられます。極度の肥満や高血圧、脂質異常症の方は特に血栓症のリスクが高いので、服用に際して医師とよく相談する必要があります。過度な喫煙も血栓症のリスクになるので、当院では禁煙をお願いしており、禁煙のための補助的な薬も処方しています。また、ご家族に血栓症の既往歴をお持ちの方がいる場合も注意が必要ですので、必ず事前に医師へご相談ください。そのほか血栓症以外にも考えられる副作用としては、吐き気やむくみ、不正性器出血などが挙げられます。

ピル以外の治療の選択肢はあるのでしょうか?

4 ▲IUS(子宮内黄体ホルモン放出システム)という選択肢も 副作用が出る方やリスクの高い方には、IUS(子宮内黄体ホルモン放出システム)と呼ばれる、避妊リングを着用する治療法があります。これは低用量ピルを服用したときと似た効果を期待できる、子宮内で黄体ホルモンを放出する医療器具を子宮内に挿入する治療です。一度入れたリングは5年間有効なため、内服の煩わしさがなくピルより楽だという声も多くいただいています。

生理痛などの痛みを我慢していては駄目ですか?

5 ▲低用量ピルをネガティブに捉えずに使用してほしいと林院長 生理痛がつらいということは、子宮や卵巣に炎症や過度の収縮が起きている可能性が考えられます。その状態をそのままにしてしまうと、子宮や卵巣の環境が悪化したり卵管の動きが悪くなることがあり、将来的な不妊につながる可能性もあります。ピルにはそうした炎症や収縮を抑える働きもあります。このように、ピルを用いるメリットは避妊や生理痛の緩和のためだけではないのです。きちんと医師の診察を受ければリスクが少ないため、高校生くらいから幅広い年代の方に使っていただけます。ピルは避妊目的はもちろん、生理痛の緩和や不妊の予防にもつながる、女性の強い味方なのです。

料金の目安

IUS(子宮内黄体ホルモン放出システム)/5万円

ドクターからのメッセージ

林昌貴院長

生理痛に悩んで来院された患者さんにピルの服用を勧めることも多いですが、「ピル」という名前を伝えると、抵抗感を示される方も少なくありません。ピルはまだ避妊薬というネガティブなイメージが強いのでしょう。ですが、ピルは望まない妊娠を減らすだけでなく、子宮や卵巣を守って将来的な不妊の予防にもつながり得るというメリットがあります。また当院では、ピルがどうしても不安という方には、IUSや漢方薬という代替治療も用意しています。婦人科は行きづらいイメージが強いかもしれませんが、ホルモンのことなど難しい話もできるだけわかりやすく説明させていただきます。ぜひ気軽にご相談にきてください。

記事更新日:2017/05/08
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