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服部 晃 院長の独自取材記事

服部クリニック

(八王子市/京王堀之内駅)

最終更新日:2019/08/28

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東京近郊のベッドタウンである八王子市別所に開業して21年がたつ「服部クリニック」は、内科・消化器内科・アレルギー科・皮膚科・小児科を標榜。「どんな症状の患者さんも受け入れたい」と話す服部晃院長は、何科を受診すればいいのかわからないと悩む地域患者の窓口として日々患者と向き合い、適切な診断を行った上で治療を施し、必要とあれば専門の医療機関に導いてくれる。また、言葉で治療することも内科医師の務めと考え、患者一人ひとりと友人のような関係性を築き、さまざまな相談にも乗っているという。「不安をはき出すだけで症状が軽減されることもある」。その言葉どおり、服部院長のもとには毎日多くの相談が寄せられている。そんな服部院長に、診療のことや開業の経緯、患者への思いをたっぷり聞いた。
(取材日2015年3月18日)

めざすのは、どんな症状でも診療できる「なんでも屋」

こちらの医院の特徴を教えてください。

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内科や小児科、皮膚科まで標榜していますから、下は0歳児から上は90代の高齢者まで幅広い年齢層の患者さんが来てくださいます。年齢もさまざまならば、症状もまたさまざま。風邪などの内科疾患をはじめ、皮膚トラブルや消化器疾患、花粉症などのアレルギー疾患まで、どんなご相談であっても対応しています。私の役目は、さまざまな疾患を持つ地域患者さんの窓口となり、適切な診断をした上で最適な医療機関に導いて差し上げることだと思っています。気になる症状があるけれど、何科にかかっていいのかわからないという患者さんは非常に多くいらっしゃいますから、そんな患者さんにとっての「なんでも屋」になりたいのです。そのため、大学を卒業後は東京慈恵会医科大学附属第三病院に勤務し、幅広い疾患に対応できる力を養ってきました。

勤務医時代は血液内科がご専門だったそうですね。

さまざまな疾患を診療していましたが、その中でも血液内科に特化していましたね。がん治療の専門機関で白血病や悪性リンパ腫などの血液疾患における抗がん剤治療を学んだこともあります。小さな医院では全身管理が十分に行えないため、開業後は血液疾患を診る機会は減りましたが、血液疾患の早期発見に尽力していきたいという思いは今も変わりません。これまでの経験を生かし当院に来院くださった患者さんの血液疾患を決して見逃すことなく、正しい診断のもと大学病院や専門の医師にご紹介しています。連携病院は、近隣の多摩南部地域病院や日本医科大学多摩永山病院をはじめ、東海大学医学部付属八王子病院や聖マリアンナ医科大学病院、そして私の母校である東京慈恵会医科大学附属第三病院など、多くの病院の中から患者さんのご要望に応じてご紹介しています。

診療で気をつけていることは何ですか?

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病気の内容やその治療法が書かれている冊子などをたくさん用意し、グラフや図などをお見せしながらご説明しています。また、薬の説明は口頭でお伝えするだけではどの錠剤がどんな効果があるのかなど理解しにくいかと思います。そこで当院では、実際の錠剤を並べて作った資料を使い、目で見てもらいながらお話を聞いていただいています。この資料があれば複数の薬を処方する場合でも、どの薬が何錠余っているかなど患者さんも一目瞭然なのです。少しの工夫で患者さんの理解度も深まりますし、スムーズな診療を行うことができていますよ。

「言葉で治す内科治療」も大切に

患者さんと接する際に心がけていることはありますか?

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私は、病院はサービス業だと考えています。例えば本屋さんならば、来店されても立ち読みだけで帰ってしまうお客さんもいますが、病院はほとんどの場合、来院されれば診療を受け、そのお代をお支払いいただくのです。そのため、私は普段からスタッフに、患者さんが医院に入ってこられた瞬間からサービスを開始してほしいと話しています。まずは来院された目的をしっかりと把握し、丁寧な診療を行うこと。その上で、必ず患者さんのご要望に沿った治療計画を提案するよう心がけています。そのためにも、世間話から始めてフランクな関係性を築くことで本音を言っていただきやすい環境をつくっています。

患者さんとお話しする時間をたっぷり取られているそうですね。

内科の医師は、医学的な治療だけでなく、言葉で治療をすることも大切だと思っています。例えば同じ薬をお出しする時にただお渡しするのと「いい薬だからきっと良くなりますよ」と言ってお渡しするのでは、実際に結果が変化することもあるのです。患者さんが納得して、前向きに治療に取り組むことで、良い効果が得られることが多いです。そのためまずは患者さんに言いたいことを全部はき出していただきます。医療に限らず、人と人が関わる上で最も大切なのは、相手の話をしっかりと聞いてあげること。そしてそれが私たちかかりつけ医の役目だと考えています。また私は、患者さんの顔やお名前、家族構成、前回の診療時の話の内容はほとんど忘れません。そのおかげで患者さんと友人のような関係性を築け、生活習慣や家庭環境なども把握できています。そうすることで薬を服用できる時間帯や回数、通院できるペースを考慮した治療計画を立てることができるのです。

開業当初からお休みされたことはないそうですね。

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私は、学生時代に硬式野球部に所属していました。入部した当初、OBの先輩に「勉強はもちろんだけど、野球をしっかりやりなさい」と言われたことを今でも覚えています。医師になってみてその言葉の意味を身をもって理解しましたね。医師は何より体力勝負。若い頃から基礎体力をつけておいて良かったと実感しています。おかげで開業から21年、病欠で医院を休んだことは一度もありません。皆勤賞です(笑)。健康な体に産んでくれた両親に感謝してます。また、日々健康に気を使い食事を作ってくれる妻と3人の娘たち、わが家の愛犬にも感謝しています。まだまだ元気でいたいですから、休日はジムに通って加圧トレーニングをしていますし、ゴルフを楽しむことで心もリフレッシュできています。

通い続けてくれる地域の患者に感謝の日々

先生が医師をめざされたきっかけは?

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父が内科の勤務医だったこともあり、幼少期から医学は身近なものでした。転機となったのは、大学在籍中に父が体調を崩したこと。幸い元気になってくれたのですが、その時に父の存在の大きさと偉大さをあらためて実感し、ずっと背中を追っていきたいと考え、内科医師を志しました。当時は、診療科の中でも専門とする疾患が細分化され始めた時代。私はどんな専門を持つ医師になりたいのかと悩んだ時、どんな患者さんでも受け入れられる医師になりたいと思ったのです。それは、開業して21年がたった今も変わらない思いです。

開業して21年。振り返ってみていかがですか?

母校である東京慈恵会医科大学には、「病気を診ずして病人を診よ」という基本理念があります。その教えのとおり、患者さん一人ひとりと向き合ってきた21年間でしたね。大学病院にいる頃は、病院の看板を背負うことで患者さんから信頼していただいていましたが、開業医ではそうはいきません。始めは苦労することも多くありましたが、患者さんを大切にしながら一歩ずつ歩んできた今、地域に住むたくさんの方たちと信頼関係が築けていると感じています。数ある医院の中から当院を選んで通い続けてくれる患者さんに感謝の日々ですね。また、現在はこの地域の幼稚園にて園医もお任せいただいています。開業医には間違いを正してくれる上司がそばにはいません。そんな時、子どもたちの素直な言葉や行動にハッとさせられることも多いのですよ。医師として、そして人として大切な気持ちを取り戻すことのできる環境ですね。

今後の展望をお聞かせください。

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開業当初0歳だったお子さんが成人するまでの成長を間近で見守ることができたり、4世代にわたって一家で通っていただけたり。この地域で多くの患者さんとの関わりができ、信頼関係を育ててまいりました。これからもその関わりを絶やさずに、さらに多くの患者さんに頼っていただける存在になっていきたいと思っています。そのためにも私自身いつまでも健康であり続けたいですね。そして、患者さんに元気を分けてあげられる医師でありたいのです。どんな症状であってもご相談いただきたいのはもちろんですが、例えば育児や人間関係、仕事の悩みなどがあれば、話すことで心が軽くなり、それが病気の治療につながることも。「ただ話を聞いてほしい」という方にも気軽に立ち寄っていただけるような医院をめざしたいですね。

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