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石山 哲也 院長の独自取材記事

日暮里医院

(荒川区/日暮里駅)

最終更新日:2021/10/12

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日暮里中央通りに面した大きなビルの1階にある「日暮里医院」。入り口が広く、「困ったことがあればいつでも頼ってほしい」と言っているかのようなその堂々としたたたずまいは、院長の石山哲也先生の人柄そのものを表しているようだ。石山院長の治療ポリシーは「臓器を診るのでなく、人間を診る」こと。診療科にとらわれないトータルな診療を行っており、急な発熱から糖尿病、高脂血症などの慢性疾患、ケガなどの外傷、心理的な要因の絡む不定愁訴まで幅広く対応。開業から30年近くの長きにわたり地域の医療を支えている石山院長に、診療にかける思いを聞いた。

(取材日2021年3月23日)

「臓器を診るのでなく、人間を診る」を信条に

開業から30年近く、どのようにこの地域の患者さんを診てこられたのですか?

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当院はこの地域にお住まいの方や、この地域で働いていらっしゃる方のかかりつけ医として患者さんを診てきました。小児を除く老若男女が来院され、その病状も、糖尿病や高脂血症などの生活習慣病から、メタボリック症候群、風邪やケガまでさまざまですね。私が診療で常に考えているのは、「医師として患者さんに何ができるか」です。何科に行けばいいのかわからないという方も多い中で、まず診せてもらって、当院で治療できるものは治療するし、より高度な医療や検査が必要な場合はしっかり適切な医療機関につないでいくこと。「あなたは今こういう状況ですから、いったん服薬で様子を見ましょう」「MRIを撮ってみましょうか」など、今どういう状態で、これからどうすればいいのかを示してあげることが開業医の役目だと思います。

診療する上で大切にしていることを教えてください。

不安を持って来院される方が多いので、正しい情報を伝えて、まず安心してもらうこと、そして患者さんの顔色を見ることを大切にしています。顔色というのは、雰囲気や動作も含めた一瞬で目に入ってくる印象です。今日はどこが悪くてここに来たのかな、ということを五感で感じておく。これはその人全体を診るためには必要なことです。「先生の専門は何科ですか?」と聞かれるたび、「人間科です」と答えています。その人のためになることをやり、その人に喜んでもらうために医師をやっているからです。冗談半分ですが、実際私は心臓外科や内科、救急も診てきた医師なので割とオールマイティーなんです。だから、「この先生は○○科」というふうに決めつけてほしくないんですよ。私が診ているのは臓器ではなくて人間。木を見て森を見ず、のような治療にはしたくないですね。もちろん専門性が必要とされる場合はしかるべき医療機関を紹介しています。

心臓外科や救急科での診療経験に加え、博士号も取得され、アメリカ留学も経験されたのですね。

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はい。もともとは心臓内科で循環器を勉強しようとしていたのですが、先輩に「心臓内科に入局したら、場合によってはその患者さんを最後まで診られない。手術になったら心臓外科の医師に渡すことになる。ずっと患者のそばに居たいなら心臓外科だよ」と言われて、気持ちをあらため心臓外科に入局しました。卒業が迫った頃、「博士号を取っていると医療の考え方の基礎が身につく。臨床現場に行くのはその後でも遅くない」との勧めに従って大学院へ。臨床の傍ら生化学の研究を進め、卒業後は、アメリカの大学に2年間研究助手として留学しました。アメリカの研究は合理的でスピードが速く、アイデアが重視されるなど、研究の環境も内容も日本と比べてさまざまな違いがありました。帰国後は大学の内科に入局し、消化器内科医として臨床経験を積んできました。当院で内視鏡検査を行えるのも、この時の経験があるからです。

患者の状況に沿ったアドバイスで、不調の原因を解消

近年では、どんな患者さんが多いのでしょうか?

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新型コロナウイルス感染症を心配して来られたり、在宅勤務などで生活リズムが変わったことで調子を崩したりといった方は多いですね。発熱者は診ない医院もありますが、私は不安な人々を診ることこそ医師の役割だと思うので、感染症の防止対策を行った上で積極的に診療し、PCR検査も実施しています。一方、生活リズムの変化で調子を崩している人には、それぞれにあったアドバイスをしていますね。僕は診療の際、一人暮らしなのか実家暮らしなのか、どんな仕事をしているのかといった、患者さんのバックグラウンドを知ることを大切にしています。何となくだるい、やる気がない、つらいといった症状があるのに、検査ではどこも異常がない「不定愁訴」などは、自分でも気がつかないストレスが原因となっていることが多いからです。そこで患者さんのバックグラウンドを見ながら、アドバイスをさせてもらっています。

ストレスが体の不調につながるケースにはどんなものがありますか?

例えば、知らず知らずストレスを我慢して仕事をしているような場合です。意識としては、食べていくために仕方がない、やらなきゃいけないと思っていても、無意識下で体が拒否反応を起こしていると、体の不調として表れてきます。この場合は極端な話、仕事を辞めたら治るかもしれないのですが、本人にはストレスをため込んでいる自覚がないので、自分で「仕事を辞めよう」という選択肢がなかなか出てきません。バックグラウンドを伺って「こういうことが原因になっているかもしれませんよ」とアドバイスすることで、不調の原因に気づいてもらい、生活環境を見直すきっかけになればと思っています。よく「心療内科の領域では?」と言われますが、うつ病から頭痛や胃痛が出ることもあるので、内科医はうつ病などの心理領域の病気も診ていかないといけないと考えています。不定愁訴は、ストレスなどによる自律神経の乱れからくる症状が多いです。

夜間の緊急往診にも対応されていると聞きました。

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直接私が対応しているわけではないのですが、電話をいただければ、当院に所属する医師が夜間緊急往診に対応する仕組みをつくっています。対象は内科、小児科、外科、皮膚科です。子どもさんの夜間の急な発熱などは珍しくないですが、具合の悪いお子さんを連れて病院の夜間救急に行き、1時間、2時間待つのは、子どもはもちろん連れていく保護者にとっても大変なこと。往診なら負担も軽くなるので、便利に利用してもらっています。

食事を見直すことが健康につながる

ところで、先生はどうして医師になろうと思ったのですか?

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医師になりたい、と思うようになったのは小学生の時です。人の役に立ちたい、という気持ちがあり、それを実現するには医師がいいだろう、と思ったんです。自分の中にもう医師のイメージというものができあがっていましたね。ほかになりたい、と思う職業はありませんでした。

先生ご自身が健康のため、または趣味としてなさっていることはありますか?

スポーツ、特にテニスとジョギングです。テニスを始めたのは高校生の時ですね。一時期多忙で中断していた時期もあったのですが、開業して4〜5年目から健康のために再開しました。最近はテニス仲間がよく誘ってくれます。自分で言うのもなんですけど、運動神経はいいほうなんじゃないかと思うんですよね(笑)。もともと走るのは早かったですし、ゴルフもしばらくやっていない時期があったのに、スイングがいいと褒められます。ジョギングはゆっくりのスピードで1時間くらい走ると気分が晴れますし、体力の温存にも最適だと思います。

最後に、読者に一言メッセージをお願いします。

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今自分の置かれている環境が体の健康につながっていることを少し意識してみてください。食生活と適度な運動、特に食事はとても大切です。コンビニなどで買った出来合いの食事で済ませる人も多いですが、塩分の取りすぎや野菜不足になりがちですし、そんな偏った食事が習慣化すれば糖尿病にもつながっていくでしょう。「医食同源」とも言われるように、食事はすべての基本。人の健康状態、思考能力、免疫力、体のいろいろな働きのすべてに影響するものですから、こういった食事で良いのか、立ち止まって考えてみることは必要でしょう。親御さんには、お子さんに愛情のこもった食事を作っていただきたいですし、一人暮らしの方は、健康的な食事を心がけてほしいですね。何も手の込んだ食事である必要はないんです。たとえ簡素な料理であっても、旬の食材で自分の手で作った、気持ちのこもった食事のほうが、自分や家族の健康を守れるのではないかと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

新型コロナウイルスPCR検査/2万5000円~
新型コロナウイルス抗原検査/1万5000円~
※保険適用ではない場合。詳細は医院までお問い合わせください。

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