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症状の原因を見極め、診断につなげる
大腸内視鏡検査の流れ

清澄白河ファミリークリニック

(江東区/清澄白河駅)

最終更新日:2026/05/15

清澄白河ファミリークリニック 症状の原因を見極め、診断につなげる 大腸内視鏡検査の流れ 清澄白河ファミリークリニック 症状の原因を見極め、診断につなげる 大腸内視鏡検査の流れ
  • 保険診療

慢性的な下痢や便秘、腹痛、腹部の張り、便意切迫感といった症状を抱えながら、「体質だから仕方ない」と諦めている人は多い。過敏性腸症候群(IBS)と症状のみで見なし診断され、治療を受けたものの改善に向かわないという人もいるだろう。症状の裏には、潰瘍性大腸炎やクローン病といった炎症性腸疾患、あるいは大腸ポリープや大腸がんが潜んでいる可能性もある。「清澄白河ファミリークリニック」の越智正憲院長は、炎症性腸疾患(IBD)のエキスパート。腸の不調に対して、まず状態を正確に把握することを重視し、大腸内視鏡検査を積極的に勧めている。「適切な診断の上で治療方針を立てることが、症状改善への近道です」と語る越智院長に、大腸内視鏡検査と実際の流れについて詳しく聞いた。

(取材日2026年4月29日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

QIBSの疑いがあれば大腸内視鏡検査は必要ですか?
A

当院では、IBSの疑いがある方には一度大腸内視鏡検査を受けることをお勧めしています。下痢や腹痛といった症状が続く場合、IBSと見なして治療を始めることは可能ですが、実際には潰瘍性大腸炎やクローン病といった炎症性腸疾患、あるいは大腸がんなどが原因である可能性を否定できません。これらはIBSと症状が似ているため、検査をしない限り適切な判別は困難です。内視鏡検査で腸内の状態を直接確認し、他の重大な疾患の可能性を除外することが極めて重要になります。器質的な異常がないことが確認できて初めて、IBSの確定診断ができます。状態を精密に把握してこそ、初めてその方に適した治療方針を立てることができるのです。

Q内視鏡検査なしでIBSと診断されることもあると聞きました。
A

IBSは本来、検査で異常がないと確認した上で診断される疾患です。逆にいえば、内視鏡検査なしでのIBS診断は、他疾患の可能性を除外しきれていない状態でもあります。例えば、大腸ポリープが原因で症状が出ている場合、それを放置してIBSの治療を続けても解決には至りません。また、大腸がんは早期に発見できれば根治が期待できますが、症状だけでは判別困難です。当院では、症状から疾患を推測するのではなく、検査で状態を確認してから診断・治療方針を決めるプロセスを大切にしています。専門家の目できちんと見極めることが、患者さんにとっての真の安心につながり、結果として最短距離での症状改善につながると考えています。

Q検査後はどのような治療が受けられますか?
A

検査の結果IBSと診断された場合には、症状や生活背景に合わせた内服薬や漢方薬による治療を行い、継続的にフォローしていきます。IBSは完治が難しいとされますが、適切な薬の選択によって、症状をコントロールし生活の質を大きく改善することがめざせます。もし潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患が見つかった場合には、専門家として多くの症例を診てきた経験を生かして、当院で点滴や皮下注射を含む専門治療を継続することも可能です。大腸ポリープが見つかれば、検査と同時に切除術にも対応しています。検査をして終わりではなく、検査・診断から治療・継続通院まで、一つのクリニックで一貫して対応できることが、当院の強みなのです。

検診・治療START!ステップで紹介します

1問診と説明、検査予約
清澄白河ファミリークリニック 問診と説明、検査予約

同院では、初診時にまず丁寧な問診を行い、症状の経過・既往歴・服用中の薬・家族歴などを確認する。年齢、家族歴など大腸がんや大腸ポリープのリスク因子がある場合に加え、慢性的な下痢・便秘、血便、腹痛、体重減少などの症状でも、大腸内視鏡検査が必要と判断される。必要性について説明を受け、納得すればその場で検査の予約を取ることができる。疑問や不安を感じる場合、相談すれば時間を取って対応を受けられる。

2検査前の準備
清澄白河ファミリークリニック 検査前の準備

検査前日は消化の良い食事を心がけ、当日は朝から飲食を控える。大腸内をきれいにするため、検査の3〜4時間前から下剤を服用。自宅での服用が基本だが、遠方の人や不安がある人は院内での服用も可能だ。検査着に着替えて待機し、鎮静剤を希望する場合は点滴にて導入。その場合、車やバイクでの来院は控える必要がある。これらの事前準備については、予約時や事前診察時に詳しい説明を受けられる。

3内視鏡検査
清澄白河ファミリークリニック 内視鏡検査

肛門からスコープを挿入し、内視鏡検査を受ける。大腸が伸びる際に痛みを感じることがあるため、同院では軸保持短縮法という方法を用い、スコープの先端を曲げた状態で引き込むアングル操作により、できるだけ痛みを生じさせないよう心がけているという。検査にかかる時間は、通常15〜30分程度。検査中に大腸ポリープが見つかれば、その場で切除を図る日帰り手術にも対応可能だ。

4検査台の上でそのまま休息
清澄白河ファミリークリニック 検査台の上でそのまま休息

検査後は、回復するまで休息を取る。検査台の上でそのまま休むことができるので、移動の必要はない。空間はカーテンで仕切られ、プライバシーにも配慮されている。回復にかかる時間は個人差があるが、特に鎮静剤を使用した場合は、意識が戻るまでゆっくりと休む必要がある。診察室に隣接した空間であり、スタッフが適宜体調確認のために巡回しているため、体調に不安がある場合は申し出よう。

5検査結果の説明と治療方針の提案
清澄白河ファミリークリニック 検査結果の説明と治療方針の提案

回復したら、内視鏡で撮影した高精細な画像を実際に見ながら、当日中に結果について説明を受ける。腸の状態に応じた説明と、今後の治療方針をその場で提示される。同院では患者自身が自分の腸の状態を理解し、納得して治療に臨めることを重視しており、どのような些細なことでも気兼ねなく質問できる雰囲気づくりを大切にしているという。ポリープ切除術を行った場合、後日病理検査の結果説明のために来院を求められることもある。

ドクターからのメッセージ

越智 正憲院長

慢性的な便秘や下痢はもちろん、5分以上我慢できない便意切迫感で悩んでいませんか。私は、症状を抱えたまま過ごすことのほうが、検査よりよほどつらいと思っています。大腸内視鏡検査は、大腸がんなどの大きな病気を探す検査であると同時に、患者さんが長年抱えてきた症状や不快感の原因を突き止め、そこから適切な治療へとつなげるための検査でもあります。当院では、検査で終わりにせず、その結果をもとに一人ひとりに合わせた治療をご提案し、症状が落ち着くまでしっかりとサポートしています。「他院でIBSと言われたが、本当にそうなのか確かめたい「IBSで治療を受けているが良くならない」という方も、ぜひ気軽にご相談ください。

越智 正憲院長 清澄白河ファミリークリニック