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菅野 公司 院長の独自取材記事

小岩駅前診療所

(江戸川区/小岩駅)

最終更新日:2022/06/15

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小岩駅から徒歩5分ほどの住宅街に、白い外壁が爽やかな「小岩駅前診療所」はある。開業は1996年。以前はにぎやかな商店街にあったが、2021年12月に現在の場所に移転した。消化器内科、外科、内科、肛門外科を掲げ、広々とした内視鏡検査室も設けている。院長の菅野公司(かんの・こうし)先生は、父の歯科医院を継ごうと歯科大学を卒業したものの、全身を診る医師への憧れが強くなり、医学部に入り直したという異色の経歴の持ち主だ。救命救急センターにも勤務し、専門の消化器外科に限らず、脳外科、小児科、産婦人科と広く経験を積んだ。開業後もその経験を生かして内科・外科を問わず多岐にわたる疾患を診療。「どんな症状でも相談に乗るのがかかりつけ医の本来の姿」と語る院長に、開業の経緯や診療内容、地域との関わりなど話を聞いた。

(取材日2022年3月17日)

豊富な診療経験を生かし、さまざまな疾患に対応

先生はなぜ医師をめざされたのですか?

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父がこの小岩で歯科医院を開いており、後を継ごうと東京歯科大学に入学。しかし、学んでいるうちに全身を診る医師への憧れのほうが強くなっていき、それを父に打ち明けたところ、意外にも「自分の道を進め」と賛成してくれました。そこで歯科大学を卒業し2年間歯科医師として父の診療所で診療を続けながら受験勉強をした後、東海大学医学部へ入学。8つ年下の同級生に交じって勉強していましたね(笑)。卒業後に勤務した医学部の付属病院では消化器外科を専攻。大手術や全身管理を要する科目にあえて挑んだのです。数年後、同大学の救命救急センターへ。性に合っていたようで、普通は1~2年のところを3年半在籍し、専門の医師が診る前の段階で、脳外科、小児科、産婦人科など幅広く診療してきました。おかげでさまざまな疾患に対応できるようになりましたね。

開業の経緯についても教えてください。

父の歯科医院の近くで、叔父が診療所を開いていたんです。ただ体調が優れなくなったこともあり、「戻ってくるんだったら引き継いでほしい」と誘いを受け、1996年に院名はそのままに内装をリニューアルして診療所を引き継ぎました。私は歯科医師免許も持っており、歯学部卒業後の2年間や医学生時代の夏休み・春休みも父を手伝っていましたから、設備さえあれば歯科医院も開けます。時折患者さんから、「今度こんな歯の治療を受けるんだけどどう思う?」「良い歯科医院があったら紹介して」といった相談を受けることもあります。

新しい診療所になって変わったところはありますか?

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以前の診療所で不便だと感じたところを払拭し、快適な環境で患者さんに診療を受けてもらえるように、設計の段階から考えました。前のクリニックは私の好きなハワイをイメージしていましたが、新診療所は白を基調とした清潔感のある雰囲気になっていると思います。2階にある内視鏡検査室は広い空間を取りました。それによって医師もスタッフも動きやすくなり、患者さんも圧迫感なく過ごせるのではないでしょうか。商店街から住宅街への移転となりましたので、患者層も少し変わったように思います。内科・外科を問わず幅広い疾患を診療しているところは変わりません。「風邪をひいた」「おなかの調子が悪い」という症状で来られる方もいれば、高血圧や糖尿病、脂質異常症といった生活習慣病の患者さんもいます。消化器内科をメインに診療していることから、内視鏡検査や超音波検査を受けに来られる方も多いですね。

精度の高い治療・検査を提供するため先進の機器も導入

幅広い症状に対応しているのですね。

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メインとしている消化器内科では、逆流性食道炎、胃炎、胃潰瘍や下痢と便秘を繰り返す過敏性腸症候群などを中心に診ています。また、勤務医時代に内視鏡検査の経験も積んできたことから、食道・胃、十二指腸・大腸内視鏡検査も行っています。上部消化管内視鏡検査に関しては、口から入れる経口内視鏡と、鼻から細いスコープを入れる経鼻内視鏡のどちらにも対応可能です。経鼻を希望される患者さんが全体の8割くらいと多いですね。また、専門以外の診療も幅広く対応しています。皮膚科的な症状であれ婦人科的な症状であれ精神科的な症状であれ、最初から「できません」と断ったりはせず、まずは相談に乗るようにしています。外国人の方も、スマートフォンの翻訳機能などを使って診察を行っています。そのように症状も人も区別なく幅広く対応するのが、地域に根差したかかりつけ医の本来の姿だと思います。

新しい検査機器も導入しているとか。

小規模な診療所ですが、先進の医療を提供したいと考え、内視鏡検査ではAIを搭載した検査機器を使用しています。肉眼では発見しづらい早期のがんも判別しやすいため、精度高く検査を進めていくことが可能です。経鼻内視鏡の場合、意識が残ったまま検査を受けられる方も多く、検査中に一緒に診断画像を確認したり、会話したりすることも可能です。不安にさせないよう患者さんの性格や挿入を怖がる度合いによって、「胃の中を見てみると面白いよ」「見たことないでしょう」などとリラックスできるように話をすることも。検査機器は診察室のパソコンと連携しているので、検査後にもクリアな画像をお見せしながら結果をお話ししています。そのほか骨粗しょう症を調べる骨密度測定装置も、精度の高い機器を導入しました。また、頸動脈をはじめ、甲状腺や乳腺、腹部、膀胱、子宮、皮膚直下まで確認可能な超音波検査も診察に取り入れています。

肛門外科も掲げていらっしゃいますね。

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はい。お尻の出血や痛み、腫れなどで歩くのもつらいといった悩みを訴えて来られる方が多くいます。年齢層は、若い方からご年配の方までさまざま。女性の患者さんの場合、女性スタッフが立ち会いますので、ご安心ください。局所麻酔で済むような簡単な手術は日帰りで行うことができますが、腰椎(ようつい)麻酔を施して行うような根治的な手術が必要になる場合は、入院施設がある専門の医療機関にご紹介します。

信頼に応えられるよう、医療への情熱を燃やし続ける

診療の際、大切にされているのはどんなことでしょうか?

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設備は十分にそろえていますが、それが一番の強みではありません。先進の機器を用いた検査はあくまで手段の一つ。患者さんと向き合う診察の時間を何より大切にしています。今は医療技術が発達して、患者さんが何も言わなくてもある程度見通しがつけられるようになってきていますが、地震などが起きて電気や機械が使えなくなったとき、聴診器一つでその人の状態を把握するのがドクターの本当のスキルだと思うのです。その基本が診察、視診、触診、聴診です。当院では、患者さんの動作や話し方、表情などの観察も含めた、五感を使って行う診察を大切にしています。また、「患者さんと対等な立場で接したい」という思いから、自分と患者さんの椅子の種類と高さを一緒にしています。お子さんが来たら、椅子から降りて膝をかがめ、そのお子さんの目線で診察。白衣も脱ぎ、できるだけ不安感を与えないようにしています。

地域医療にも携わっているとお聞きしました。

昼休みや午後診のない曜日には、瑞江の老人ホームに伺って入居者の皆さんの健康をチェックしたり、篠崎町や葛飾区などの居宅に伺ったりしています。一人暮らしの方の話し相手をするのが楽しみなんです。訪問診療では、看護師や薬剤師、柔道整復師など多職種の方々と緊密な連携を図るようにも努めていますね。また私は、近隣の高校の校医も務めていまして、全学年の健康診断を3日に分けて行うことに加え、プール前健診など定期的な健診なども行っています。ほかに、近くの短期大学の講師も務めさせていただいています。

最後に読者に向けたメッセージをお願いします。

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今は患者さんが医師を選ぶ時代。どんなに高い医療技術を持っていたとしても、患者さんに来ていただけなければクリニックは成り立ちません。だからこそ、患者さんに選んでもらえるようなクリニックをめざす必要があると思うのです。そのためには、どんなお悩みでも相談に乗り、その上で、当院で対応が難しければ専門の医療機関にご紹介します。学生時代、「病気ではなく人を診るように」「患者さんこそ最良の先生だと思うように」と教えられました。患者さんのお話を聞いて学ばされることは本当に多いです。偉そうに接するのはもってのほか。患者さんに対して礼を尽くす姿勢が大切だと考えています。地域のホームドクターとしてこれからも患者さんの信頼に十分に応えられるよう、医療に対する情熱を燃やし続けていきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

PCR検査/2万円(保険証があれば保険診療内で実施可能。ほぼ2万円前後ですが、診療内容により多少前後します)

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