小村肛門科医院

小村肛門科医院

小村憲一 院長

頼れるドクター

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医療技術以外のところでも、人の役に立てるとうれしい

―印象深い患者さんのエピソードはありますか?

何軒かの病院を経て当院に来た、ある発達障害の患者さんです。お尻から出血があるということで来院されたんですが、過去の経験から病院が怖くなってしまっていて、病院へ行く前日には泣き叫んでしまうほどだったそうです。診察室でもお母さんの後ろに隠れているような状態でした。お母さんからいろいろお話を伺い、ここで断ったらずっと病院間を漂流させることになってしまうと思い、何とかしてあげたいという気持ちで取り組みました。そういう心で話を聞くうちに、お母さんも僕のことを信頼してくれ、それが子どもさんに伝わったのか、次第に怖がらずに前に出てきてくれるようになりました。さらにうちで検査が受けられたことが自信になって、紹介先の病院にも通い、遂には暴れることなく病院に行けるようになったそうです。こうした経験はうれしいですね。手術が上手くいって感謝された時は「自分は普通のことをやったまで」という思いがあるのですが、こうしたいいサイクル作りのきっかけとなれたことを純粋にうれしく思います。その患者さんはもう亡くなってしまいましたが、お母さんとは今でもお付き合いが続いています。

―2011年3月に東日本大震災の被災地医療に行かれたそうですね。

当時誰もがそうだったと思いますが、震災の発生後、自分も何かしなければ、何かできることはないか、というもやもやした思いを抱えていました。まず寄付をしましたが、この院での診療もあるし、現地には行けないな…と思っていたんです。けれどたまたま3月下旬に、家族で沖縄旅行の計画があり、春休みをとっていたんです。沖縄に行かなければ被災地に行ける、でも旅行を楽しみにしている家族が…。そう悩んでいた時に、偶然テレビで、一時的に自衛隊員として支援活動に参加する酒屋の息子さんのニュースを見ました。「俺も行かなきゃダメだ!」と突き動かされ、3月28日から31日まで石巻市と仙台市に行きました。津波で運ばれた瓦礫がようやく片付けられ、グレーの空に乾いたヘドロが粉塵となって舞っているような時でした。呼吸器疾患やアレルギー、不眠、高血圧の方が多かったですね。現地で思ったのは、東北の人のすごさ。「何か困ったことがありますか?」と聞いても、我慢してか「何も困っていない」と言われるんです。それどころか僕たちが来たこと自体にすごく喜んでくださって、「ごはんを食べなさい」ともてなしてくれたり。逆に励まされました。

―最後に、ドクターズ・ファイルの読者へのメッセージをお願いします。

医師にかかるには、上手なかかり方があります。まず自分が医師に何を解決してほしいのかをはっきりさせ、目的意識をもってから訪ねた方がいいと思います。患者さんの中には、いろいろな症状を訴える方もいらっしゃいますが、論点がぼやけてしまうと、相手に何も伝わらなくなってしまいます。「何をしにその医院へ行くのか」ということを、できるだけ明確にして行けば、医師の側もしっかり不安を解消してくれるように答えてくれると思いますので、ぜひ試してみてください。

記事更新日:2016/01/24


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