高田 嘉尚 理事長、小松 薫 院長の独自取材記事
リリオ歯科クリニック
(葛飾区/亀有駅)
最終更新日:2021/10/12

亀有駅より徒歩1分。駅前のショッピングビルにある「リリオ歯科クリニック」は、子どもから高齢者まで、家族そろって通える地域に根差した歯科医院だ。2019年の開院から2年目を迎えた今、「これまでの歯科医院とは違う」と、患者のクチコミで着実にファンを増やしている。「これまでの駅前の歯科医院のイメージを良い意味で壊したい」と笑顔を見せる高田嘉尚理事長と、「きめ細かなサポートで、患者さんの気持ちに寄り添いたい」とほほ笑む小松薫院長。気さくな笑顔が魅力の2人に、同院の魅力や患者への熱い思いを聞いた。
(取材日2021年2月4日)
口腔内だけでなく、生活背景まで配慮した治療を提供
まずはクリニックの特徴について教えてください。

【高田理事長】一番の特徴は、「通いやすさ」だと思います。駅前のショッピングビル内という抜群のアクセスの良さに加えて、年末年始以外は月曜から土曜は夜20時まで、日曜祝日も夕方の18時半まで診療しているので、急な歯のトラブルでお困りの患者さんが飛び込みで来られることも多いですね。ただ、それ以上に多いのが、「次回もここで治療を受けたい」と、繰り返し通ってくださる患者さんです。最初は便利だからと買い物がてら受診されたお母さんが当院を気に入って、ご家族やお友達に勧めてくださるようなケースが多く、患者さんからの紹介がとても多いんですよ。地域に根差した歯科クリニックをめざす私たちにとって、とてもありがたいことだと思っています。
【小松院長】小さなお子さん連れの患者さんも多く、とてもアットホームな雰囲気です。一人でも多くの方に居心地の良いクリニックと思っていただけたらうれしいですね。
幅広く柔軟に対応しているのですね。
【高田理事長】小さなお子さんから高齢の患者さんまで、虫歯から歯周病、入れ歯、矯正歯科、予防歯科、審美歯科など幅広く柔軟に対応しています。さらに、私は大学院時代に口腔外科を専門に学んだのでインプラント治療も得意ですし、有病者に対する診療や、摂食・嚥下(えんげ)障害、訪問診療などにも携わってきました。他にも矯正を専門とする歯科医師もいれば、審美歯科なら小松院長というように、それぞれの得意分野を生かしながら、患者さんにとって最善の治療を提供できるよう心がけています。
【小松院長】これまでいろいろな歯科クリニックをみてきましたが、経験を積めば積むほど自分が教える立場になってきます。でも、当院は高度な専門性を持つ先生方がそろっているので、私も多くのことを学ばせていただけるのがありがたいですね。また、必要に応じてカンファレンスを行い、多角的なアプローチで満足度の高い歯科医療をめざしています。
患者と接する時にどのようなことを大切にしていますか?

【高田理事長】一人ひとりの患者さんとの出会いを大切に、誠心誠意、丁寧に接することです。治療に関しても、費用のことも含めてそれぞれの治療のメリットデメリットをしっかり説明した上で、患者さん自身が一番納得できる方法を選んでいただくことを大切にしています。また、小松先生の女性ならではのきめ細かな気配りもとても好評で、小さなお子さんや歯科恐怖症の方にも安心して受診していただいています。
【小松院長】私は日頃から、患者さんとできるだけ雑談をするよう心がけています。意思の疎通が深まるし、「実は白い歯に憧れている」なんて、ぽろっと本音を聞けることがあるからです。当院では患者さんのご家族のことやライフイベントのことなどをサブカルテに記録するようにしています。患者さんの生活背景にも配慮しながら、より満足度の高い治療プランを提供したいと考えています。
歯科医療を通じて、全身の健康をサポート
できるだけ歯を抜かない治療を大切にしているそうですね。

【高田理事長】歯は一度削ったり抜いたりしてしまうと、元には戻りません。当院ではできるだけ歯を抜かずに済むよう、歯周病治療や根管治療に力を入れています。どうしても歯を抜かなくてはならない場合は、入れ歯やインプラント、ブリッジなど患者さんのニーズとお口の状況に照らし合わせて、患者さんが納得のできる治療を提供させていただきます。大切なのはどの治療法を選択するかよりも、患者さん自身になぜ歯が抜けてしまったのか、根本的な原因を知っていただくこと。原因がわかれば、再発を防ぐためにどうするべきか、今後の行動が変わってきます。ただ治療をするだけではなく、患者さん自身に自分の歯に責任を持っていただけるようサポートしていくことも、歯科医師の大切な役割だと考えています。
口腔がんの早期発見にも注力しているとか。
【高田理事長】私は昭和大学歯学部の大学院時代、口腔外科を専門に学んでいたので、一般の開業医がほとんど目にする機会のない口腔がんなどの難症例にも日常的に携わっていました。なので、少しでもおかしいなと思ったら、そのまま様子見はせず、すぐに大学病院などの専門の機関へ紹介します。検査の結果、口腔がんだったという患者さんもいらっしゃいますよ。早期の発見だったので、大学病院での治療を終えて、今も元気に通ってくださっています。
医科と連携した診療にも対応していると伺いました。

【小松院長】当院では、マウスピース型器具を使った睡眠時無呼吸症候群の治療に対応しています。対象となるのは、呼吸器内科でCPAPを使うほど重症ではないと診断された患者さんです。気道を確保して呼吸を楽にするための専用の器具を作製します。いびきの気になる方や、呼吸器内科で指摘された方はお気軽にご相談ください。
【高田理事長】最近、金属アレルギーで相談に来られる患者さんが増えてきています。歯科治療で使う金属が原因となっていることもあるので、当院ではそのような金属を使わないメタルフリーの治療にも対応しています。アレルギーに悩む患者さんの悩みを解決できるよう、体にもお財布にも優しい治療プランをご用意するよう努めておりますので、気になる方はご相談ください。
目先の利益にとらわれず、患者の未来の責任を負う
印象に残っている患者のエピソードを教えてください。

【小松院長】お口の中が崩壊しているといってもいいくらいひどい状態で来院された女性の患者さんがいました。なんとかしなくては、という決死の思いで来てくださったのだと思います。ここまでの状態になってしまうと、治療にもそれなりの時間がかかることや、患者さん自身に正しいケアの方法を覚えていただく必要があることなどをご理解いただいて治療を開始しました。治療が進むにつれ、常に口元を手で隠して暗い表情だった患者さんがどんどん明るくなってきて、最後は別人のように自信にあふれるすてきな笑顔を見せてくれるようになりました。そんな患者さんの様子を間近で見ることができて、本当にうれしかったですね。
今後の展望をお聞かせください。
【高田理事長】診断力は歯科医師の経験が大きく関わっています。言い換えれば、3の知識と照らし合わせながら診断するのと、10の知識と照らし合わせながら診断するのでは精度がまったく異なるということです。実は今、私は再び大学病院で腫瘍についての勉強を始めたんです。確率は低いかもしれないけれど、縁あって当院で診ることになった患者さんのお役に立てるよう、常に努力し続けていきたいですね。
【小松院長】実は私は歯医者さんが大の苦手。なので、どうしても歯医者さんが怖いという患者さんの気持ちがとてもよくわかります。今後も、患者さんの気持ちに親身に寄り添いながら、患者さんが嫌な思いや怖い思いをすることのないよう、丁寧な対応を心がけていきたいと思います。
最後に読者へのメッセージをお願いします。

【小松院長】優秀な歯科医師は大勢いますが、患者さんにとって本当に信頼できる歯科医師かどうかは、実際に会ってみないとわかりません。当院は亀有駅の目の前にあるので、物理的にも心理的にも気軽に試しやすいと思います。まずは実際に私たちに会いに来ていただき、自分に合うか合わないかをみていただければと思います。
【高田理事長】当院には、「抜歯と言われたけど何とかなりませんか」「セラミックってこんなにお金がかかるんですか?」というような、セカンドオピニオンの相談に来られる患者さんも少なくありません。話を聞いた上で治療を受けるかどうかを決めるのは患者さん自身です。私たちは目先の利益ではなく、患者さんのこの先の未来に対して責任を負う覚悟で治療にあたっています。お口のことでお悩みの方は、ご相談ください。
自由診療費用の目安
自由診療とは矯正/9万円~、セラミックインレー/4万4550円~、インプラント治療/24万7500円~※すべて税抜き