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宮 優子 院長の独自取材記事

宮歯科クリニック

(板橋区/西台駅)

最終更新日:2019/08/28

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西台駅から徒歩5分、カフェのようなたたずまいのエントランスを入ると、笑顔で受付のスタッフが迎え入れてくれる「宮歯科クリニック」。明るい待合室にはカウンターも設置されており、雑誌を手にとってゆっくりくつろぎたくなる空間である。「お口の中はプライベートなこと。患者さんが安心して通っていただけるようなクリニックにしたかった」と、あふれる笑顔で話すのは院長の宮優子先生。その想いを実現するために、2002年に開院し、3つの診療室は完全個室、車椅子やベビーカーもそのまま診療室に入れるように、クリニック内はすべてバリアフリーになっている。「歯の治療が怖い」「こんな理由で歯科医院に行ってもいいのだろうか」などの理由で通院を躊躇していた患者も「宮歯科クリニックなら大丈夫」と、クチコミの評判を聞いて訪れている。プライベートでは、トライアスロンの大会で何度もエイジ優勝し、空いた時間はほとんどトレーニングをしているという宮先生に話を伺った。
(取材日2014年1月6日)

お口の中はプライベートなことだから、診療室を完全個室に

西台に開業した理由を教えていただけますか?

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西台で開業する以前は、西巣鴨で開業しておりました。西巣鴨では駅ビル内ということもあり、クリニックがとても狭かったのです。できる限り患者さんのプライバシーを守るために、診療室をパーティションで仕切っていたのですが、診療室で話している声が隣の診療室の患者さんに聞こえてしまうこともありました。患者さん同士が知り合いの場合、治療している内容を知られたら恥ずかしいですし、治療しているところも見られたくないですよね。お口の中はプライベートなことなので、どうしても診療室を個室にしたいと考えておりました。それから、ビルの2階ということもあって、車椅子の方が通いにくい場所であることも気になっていました。ずっと通ってくださっている患者さんが通いやすいように巣鴨の沿線上であること、個室とバリアフリーが完備できるように敷地が広いことを条件に探した結果、こちらに決めました。

待合室にはカウンターもあって、カフェのような造りですね。

“歯医者が怖い”と思っていらっしゃる方もホッとできる空間にしたいと思っておりました。内装は木を基調にして、温かい雰囲気にこだわり、患者さんの緊張を少しでもほぐせるようにスタッフも声をかけさせていただいております。「こんなことで歯科医院に行ってもいいのかな?」と思うときも、気軽に来院していただけるクリニックをめざしています。

どのような患者が多く来院されますか?

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いろいろな方がおいでになります。ベビーカーも一緒に診療室に入っていただけるので、赤ちゃんや小さなお子さんとベビーカーで来院されるお母さん、バリアフリーになっているので車椅子の方も多いです。介護施設から数人の患者さんが職員の方に付き添われてマイクロバスでいらっしゃいます。それから、歯槽膿漏がなかなか治らない方が、知り合いから当院を勧められて来院されることも。歯槽膿漏の患者さんに、自宅での次亜水(濃度の濃い殺菌水)を使ってのケアの仕方を指導することもあるのですが、効果を感じる方が多いようです。あとは、歯の治療が苦手な患者さんですね。少しずつ治療に慣れていただけるように一つ一つ説明しながら進めていきます。

「家族を診る気持ち」で患者の希望に沿った最良の治療

開業してからこれまでの印象に残っているエピソードをお聞かせください。

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ほとんどの歯が治療の途中のまま、数年経ってしまった方が来院されました。お話を伺うと、虫歯が痛むときだけ治療に行き、完治していない状態で通院をやめていたそうです。そういったことを繰り返して、虫歯が進み、咀嚼が困難になっていました。仕事が忙しいために日曜日しか通院できないとのことで、当院で日曜日に一度に可能な限りの治療を行い、期間を最小限にしました。その結果、患者さんが思っていたよりも短期間で完治し、普通に咀嚼できるようになったので、とても驚いていました。それから、もう1人印象に残っている患者さんがいます。若い男性の方だったのですが、笑顔に自信がない様子でした。それもそのはず、前歯が虫歯で欠けていたり変色したりしていました。さっそく治療をして、鏡でご自身の治療後の歯をご覧になると、その患者さんの表情は一変して今まで見たことのない素敵な笑顔を見せてくれました。「これで彼女ができる……。」と喜んで帰られました(笑)。

クリニックの診療における特長を教えていただけますか。

当院の主な特徴は、院内に歯科技工士がおり、患者さんの急なご要望に対応できることです。この間の年末は「きれいな歯で新年を迎えたい」と、多くの患者さんが駆け込みで来院され、その場で歯科技工士が前歯に仮歯を作ると、皆さんが喜んでいたのでとてもうれしかったですね。それから院内感染防止のために、さまざまな細菌・ウイルスの殺菌効果が確認されている「電解中性殺菌水」を使って診療室の清掃や器具を洗浄し、衛生管理を徹底しているので安心して通っていただけます。また、高度な治療を求めている患者さんには大学病院や専門医を紹介するなど地域で連携をとっているので、口腔内の治療に関するすべてのことに対応できる態勢を整えていることも特徴の一つです。

先生が治療で心がけていることはありますか?

その患者さんが何を必要とし、何を求めているかを知るためにしっかりとお話を伺います。とりあえず前歯をきれいにしたい人、とにかく早く治療を終わらせたい人、高度な治療を求めている人、患者さんお一人お一人の希望があります。簡単に例えますと、前歯に小さな虫歯と奥歯に大きな虫歯がある同じ症状の患者さんが2人いたとして、治療の進め方は同じではないんです。見た目が気になるという患者さんには前歯を先に治療しますし、しっかり噛めるようになりたいという患者さんには先に奥歯の治療をはじめます。患者さんが求めていた結果がすぐに実感できたらモチベーションになって、次の診療が楽しみになりますよね。患者さんの望みを叶えられるようヒアリングやカウンセリングを大切にし、いつもお一人お一人に対して、「家族を診る気持ち」で治療を行っています。

スタッフさんの雰囲気も温かいですね。

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技工士が1名、他のスタッフが6名いますが、みんなお互い仲良くやってくれていて、院内のことを本当よくやってくれています。長く勤めてくれているスタッフが多く、クリニックのことを理解してくれているのはありがたいなと思っています。患者さんのこともよく覚えてくれており、奥さんが来院されたときに「旦那さんは元気ですか?」と一声かけてくれたり、患者さんのご要望を私にきちんと伝えてくれたり。本当、色々助けてもらっていますね。

自分自身のコンプレックスがきっかけとなって歯科医師の道へ「家族を診る気持ち」で患者の希望に沿った最良の治療

ところで先生が歯科医師をめざしたきっかけを教えていただけますか?

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中学生のときに、3年間ブラスバンド部でクラリネットをやっていたのですが、1日5時間位クラリネットの練習をしていたので、前歯に強い力が加わり、中学を卒業する頃には歯並びが変わり前歯が出てしまいました。矯正をして治したかったのですが、当時、矯正をする時期を過ぎてしまっているという理由で治療できませんでした。思春期だったこともあり、歯が変形していることにコンプレックスを持つようになったのですが、高校3年のときにアメリカに留学した際、大人になってから矯正をしている人も多いことを知りました。日本に帰国してから、私のように歯にコンプレックスを持っている人を少しでも減らしたいと思い、歯科医師になることを決めました。その後、私の前歯は、大学在学中に同じ歯学部の先輩に矯正していただきました。

大学ではどのように過ごしていらっしゃいましたか?

授業の前にゴルフをして、授業が終わるとテニスをしていたので、テニスバッグとゴルフバッグを抱えて大学に通っていました(笑)。子どもの頃は、ピアノやクラリネットなど音楽が趣味でしたが、陸上部から誘われて大会に選手として飛び入り参加することもあったので、スポーツは嫌いではなかったかもしれません。勉強の方では「インプラント研究会」に所属し、研究員のお手伝いをしながら、インプラントの手術を見学して勉強していました。

待合室にはトライアスロン大会の賞状がいくつも飾られていますね。

50歳になってからトライアスロンをはじめたのですが、鹿児島県の徳之島で開催されるトライアスロンの大会で何度かエイジ優勝しました。徳之島は夫の故郷なので、私にとって今では第2の故郷になりました。IRONMANやロングのトライアスロン大会に出場することが私のモチベーションにもなっていて、仕事以外のほとんどの時間はトレーニングしています。クリニックまでは走って往復していますし、診療時間のあとはジムに通っていて、クリニックからジムまで遠回りして10kmはランニングしています。ただ、ジムが終わってから息子の晩ご飯の支度のために急いで帰るのですが、息子はお腹が空いて何か食べてしまうこともしばしば(笑)。患者さんも私が大会に出場していることをご存じなので、「この間の大会はどうでしたか?」と、トライアスロンの話題で盛り上がることもよくあります。

最後に読者へメッセージをお願いします。

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20代の方は1年に1回、30代以上の方は半年に1回、歯のメンテナンスのために歯科医院で検診を受けることをおすすめします。歯石を取ることで口腔内をよい状態を保つことができますし、まだ初期の小さな虫歯が見つかることもあります。症状が進行して痛みが伴う虫歯になれば、大きく歯を削らなければなりません。そうなればどうしてもかぶせ物が目立ってしまいますし、目立たないようにかぶせ物を白くすると治療費も高くなってしまいます。そうした事態にならないためにも予防が一番大切なのです。メンテナンスの効果は、今すぐ実感できなくても、10年後や20年後の歯に必ず影響を及ぼすでしょう。自分へのご褒美として、また、美容の一部として歯科検診をぜひ取り入れてください。

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