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片山 明彦 院長の独自取材記事

有楽町デンタルオフィス

(千代田区/有楽町駅)

最終更新日:2024/07/05

片山明彦院長 有楽町デンタルオフィス main

有楽町駅のすぐ目の前のオフィスビル3階に構える「有楽町デンタルオフィス」は、インプラント治療や歯周病治療、根管治療などの難症例を含めた治療で実績を重ねる歯科クリニックだ。近隣のオフィスに勤めるビジネスパーソンをはじめ、20代から80代まで幅広い世代の診療を手がけ、遠方から通院する患者も少なくないという。院長の片山明彦先生は、インプラント治療と歯周病治療のエキスパート。そのやわらかで落ち着いた話しぶりからは、長年の診療実績に裏打ちされた説得力と温かな人柄がうかがえる。各分野に精通した歯科医師と専門知識を身につけた歯科衛生士らによるチーム医療の態勢を整え、質の高い歯科診療の提供に努めている片山院長に、クリニックの特徴やチーム医療のメリットなどについて聞いた。

(取材日2024年5月14日)

複数の専門家によるチーム医療で多方面からアプローチ

こちらは2007年の開業だそうですね。

片山明彦院長 有楽町デンタルオフィス1

はい。大学卒業後、慶應義塾大学の歯科口腔外科学教室を皮切りに、東京歯科大学の歯周病学講座、インプラント科で学び、歯を残すための研究や親知らずの移植、歯周病治療やインプラント治療の技術などを身につけた後に開業しました。当院は、開業当初は神田を拠点にしていたのですが、診療を続けるうちに遠方から来院される患者さんが年々増えてきたこともあり、よりアクセスの良い場所を探して2012年にこの場所に移転しました。随時院内のリニューアルを重ね、2022年にはよりゆったりとした環境で治療を受けていただきたいと、個室診療室を3室増やし、計9台のユニットで診療を行っています。

クリニックの特色を教えてください。

私は日本歯周病学会歯周病専門医でインプラント治療も専門としています。院内には私以外にも、根管治療や補綴、矯正などさまざまな分野の専門家が在籍していますから、一人の患者さんの口腔環境に対し、多方面からのアプローチで治療を行うことができます。そして、10人の歯科衛生士のうち5人が歯科衛生士のエキスパートとして専門的に学んだ実績があり、日本歯科麻酔学会歯科麻酔専門医が在籍していることも当院の特徴の一つです。こうした各専門に秀でた歯科医師やスタッフがチームで治療に取り組み、千葉市稲毛区にある同じ法人の歯科クリニックに備えた技工室とも連携しています。また、私が慶應大学医学部の非常勤講師を務め、東京歯科大学でも臨床だけではなく教鞭を執っているご縁もあり、必要に応じて双方の病院へのスムーズな紹介も可能です。

診療における先生のモットーやこだわりについて教えていただけますか?

片山明彦院長 有楽町デンタルオフィス2

まずは、きちんとした診査・診断を大切にし、それを踏まえて患者さんとディスカッションするプロセスを重視しています。当然ながら、患者さんが求めるものは一人ひとり異なりますから、お口の中の状態はもちろん、ライフスタイルや経済的なご事情も考慮して個別に判断していく必要があります。患者さんが何を望んでいるのかを対話を重ねる中で見極め、10年、20年、人によっては30年先も、ご自身の歯で噛める状態をいかに保っていくかということを常に考えていますね。

患者の希望を踏まえた上で、将来を見据えた歯科治療を

どのようなお悩みを抱える患者さんが多く来られますか?

片山明彦院長 有楽町デンタルオフィス3

歯周病やインプラント治療を求めて都内や関東近郊の他、北海道や新潟県などから来院される患者さんもいますし、年齢層や主訴についても本当に幅広いですね。当院を頼ってきてくださる皆さんのニーズに応えるべく、総合的な歯科診療を提供しなくてはならないと思っています。また、多くの患者さんの訴えに共通するのは「できるだけ歯を残したい」というものです。次いでニーズの高い審美的な治療のご相談と併せて、歯周病、審美、矯正、インプラントなど各分野の技術力を駆使して、機能性と審美性を両立させられるような歯科治療を心がけています。私はインプラントを専門とする立場ではありますが、インプラントが患者さんご自身の天然歯に勝ることはありません。つまり、ご自身の歯で噛むことができれば、それがいいと思っています。その次の手段、オプションとしてインプラントや入れ歯、ブリッジといった治療があるのだと考えています。

患者さんと接する際に心がけていることをお聞かせください。

以前は医師や歯科医師は怖い存在というか、ハードルの高いイメージがあったと思うのですが、一方的に高い目線から説明するのでなく、一人ひとりの患者さんが求めているものを対話の中からくみ取り、その方にとって本当に必要な治療を提供したいと考えています。なるべく早い段階で患者さんの本音を引き出せるよう、初診にはおおよそ1時間を確保して、丁寧にお話を聞くようにしています。特に当院の場合、根管治療や歯周組織再生療法など、難しいとされた治療を求めて来院される方も多いですから、治療に対する不安や緊張を和らげる意味でも、じっくりお話をする時間が大切だと思っています。また、患者さん一人ひとりの主訴に応じて治療を進めていくわけですが、実際はその治療が終わったところからが本当のスタート。治療後の良い状態を保つためのメンテナンスこそが重要なのだと、患者さんにも繰り返しお伝えしています。

多くの患者さんとの出会いや、影響を受けた方たちについても伺えますか?

片山明彦院長 有楽町デンタルオフィス4

これまでに診療に携わった患者さんのことはしっかり覚えていますよ。長くかかりつけにしてくださっている方が多いということかもしれませんが、お顔を忘れてしまったとしても、口の中を見せていただくと思い出すんです。一人ひとりの患者さんに歯の生え方の特徴がありますから、結構はっきりと覚えていられるんですよ。当院の患者さんには、私よりもお年を召した方も多いので、人生の先輩方に人と人との関わりについて教わる機会もあり、歯科医師と患者という関係性を越えた対話を通じて私も成長させていただいています。また、大学の先輩やスタディーグループでご一緒している先生方、慶應義塾大学や東京歯科大学で診療や指導に携わる中で交流を深めた先生方からも、本当にたくさんのことを学ばせていただいています。

セミナーや講演を通じ、後進の育成にも尽力

先生が歯科医師という職業を選ばれたのはなぜですか?

片山明彦院長 有楽町デンタルオフィス5

実は、私は医師の家系の生まれで、父は精神科医で、祖父母も医療機関を経営していました。ですから小さい頃から医療を身近に感じ、人を治療する行為に特別な思いを抱いていたのではないでしょうか。そんな中で、医科でなく歯科の道を選んだのは、口腔環境を守る歯科医師の仕事こそが最もダイレクトに健康に関わる分野ではないかと思ったからです。歯科医師の仕事を続ける中で、患者さんが治療後に見せてくれる笑顔にやりがいや喜びをいただいています。

お忙しい毎日かと思いますが、休日などはどのように過ごされていますか?

当院と稲毛の歯科クリニックでの診療に加え、大学病院での治療や指導といった役割やスタディーグループのインストラクター、セミナー、講演活動なども多数抱えているため、歯科の仕事を離れてのプライベートな時間はなかなか持てずにいます。とはいえ、長年臨床の場で積み重ねてきた経験を生かし、後進を育てていくことも重要な役割の一つだと思っています。たまに予定が空くことがあれば、なるべく外に出て体を動かすようにしていて、アウトドアやゴルフ、ドライブなどを束の間楽しむことがリフレッシュにつながっています。

最後になりますが、今後の展望についてお聞かせください。

片山明彦院長 有楽町デンタルオフィス6

私個人としても、当院としても、引き続き成長を続けていきたいですね。専門性に長けたスタッフたちとの連携を深め、患者さん一人ひとりに合わせたオーダーメイドの治療を提供し、患者さんの歯を大切に残していけるよう努力していきたいと思っています。最近では、世間一般にも予防歯科の意識が徐々に定着してきているように感じますが、歯周病予防に関してはより一層意識の改善を促していく必要があると感じています。歯周病治療も先進の手法によって今後さらなる発展が見込まれます。私たちもチーム全体としてそうした技術や知識のアップデートを重ねつつ、患者さんにとってより良い治療を提供していきたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント/22万円~、審美歯科(オールセラミック)/16万5000円~、矯正治療/33万円~

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