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トイレが近い、尿が漏れる
頻尿の悩みは泌尿器科へ

中央みなとクリニック

(中央区/築地駅)

最終更新日:2026/03/19

中央みなとクリニック トイレが近い、尿が漏れる 頻尿の悩みは泌尿器科へ 中央みなとクリニック トイレが近い、尿が漏れる 頻尿の悩みは泌尿器科へ
  • 保険診療

夜中に何回も起きてトイレに行く、思わず尿が漏れてしまう、などといった排尿障害。年のせいだから仕方ないと諦めている人も多いようだが、排尿障害は生活の質とも深く関わっている。「中央みなとクリニック」で泌尿器科診療を担当している齊藤史典先生は「排尿障害は個人差が大きく、その原因もさまざまです。実際に検査をしてみないと判断できないことも多いので、何か気になることや悩んでいることがあれば、ぜひ泌尿器科に相談に来ていただきたいですね」と訴える。齊藤先生に頻尿などの排尿障害の原因や治療、泌尿器科で行う検査などについて教えてもらった。

(取材日2025年6月19日)

排尿障害の原因や症状は、人によってさまざま。適切な診断を受けるため、ためらうことなく受診を

Q頻尿とは、1日に何回ぐらいトイレに行く状態なのですか?
A
中央みなとクリニック 泌尿器科診療を担当する齊藤先生

▲泌尿器科診療を担当する齊藤先生

1日の排尿回数は、摂取する飲み物の種類や水分量などによって個人差が大きいため、明確な基準はありません。ただ一般的には、日中の排尿回数が8回以上、夜間は2回以上あるかどうかが判断の目安となっています。ただ、このような回数に満たなくてもご本人が尿意を感じて困っているような場合では、頻尿と判断されるケースもあります。原因は、尿が十分たまっていないのに膀胱が尿意を発する過活動膀胱、排尿後に膀胱の中に尿が残る残尿などさまざまです。また、排尿機能自体には何も問題がないのに心配になって、出かける前、電車に乗る前など、何かする前には必ずトイレに行く心因性の頻尿もあります。

Q女性の頻尿や排尿障害はどのような症状や原因が多いのですか?
A
中央みなとクリニック 常に患者に寄り添う姿勢を大切にする齊藤先生

▲常に患者に寄り添う姿勢を大切にする齊藤先生

まず多いのが過活動膀胱です。これは十分な量の尿がたまっていないのに膀胱が尿意を発する病気です。それにより、頻尿はもちろん、急な尿意に襲われる尿意切迫感や、我慢できずに漏らしてしまう切迫性尿失禁が起こります。妊娠や出産を経験した人や肥満の人では、急におなかに力が入った拍子に尿が漏れる腹圧性失禁も多く見られます。特に中高年の方は腹圧性と切迫性を併せ持つ混合型尿失禁になるケースも多いですね。急性の疾患としては膀胱炎が多く、頻尿、排尿痛、尿の濁りのほか、残尿感や血尿などが現れることもあります。一度膀胱炎を経験した場合、ちょっとした違和感があると気になって水分を多く取るために頻尿になるケースもあります。

Q男性の頻尿や排尿障害はどのような症状や原因が多いのですか?
A
中央みなとクリニック 前立腺肥大により過活動膀胱になることも

▲前立腺肥大により過活動膀胱になることも

男性の場合40代くらいから前立腺の肥大が起こってきます。前立腺は膀胱のすぐ下に位置し、尿道の周りを取り囲むように存在しています。前立腺が大きくなると尿道を圧迫し、頻尿になったり、尿が出にくくなって排尿に時間がかかったりします。このように尿が出にくい状態になると、排尿後も膀胱に尿が残る残尿となり、その残尿が不意に少しずつ漏れ出てしまう溢流性尿失禁も起きやすくなります。ただ、前立腺の肥大による排尿障害の発症や程度には個人差があり、前立腺が肥大していても排尿障害のない人もいます。また、糖尿病の合併症である神経障害によって膀胱機能が適切にコントロールできず排尿障害が起きる場合もあります。

Q泌尿器科ではどのような検査や診察を行うか、気になります。
A
中央みなとクリニック 泌尿器科は問診や尿検査や超音波検査などで診断

▲泌尿器科は問診や尿検査や超音波検査などで診断

問診と尿検査、超音波検査、採血などで多くの症状は診断可能です。泌尿器科の受診は、恥ずかしいと思われる方が多いようですが、陰部の視診や触診を行うことはあまりありません。超音波検査では、腎臓や膀胱、前立腺などを検査しますが、下着を脱ぐ必要もありません。当院では、女性の患者さんの超音波検査の際は、必ず女性の臨床検査技師が行っています。尿検査も重要で、尿の色で疾患をある程度判断できる場合もあります。受診の際は、事前にトイレには行かず尿をためておくと診察がスムーズに進むと思います。頻尿や尿失禁の背景にがんなどが隠れていることもありますから、気になる症状がある時は泌尿器科を受診していただきたいですね。

Q頻尿と診断されたら、どんな治療を行いますか?
A
中央みなとクリニック 排尿日誌や先生自作のチェック項目などを用いて症状を把握

▲排尿日誌や先生自作のチェック項目などを用いて症状を把握

過活動膀胱や前立腺肥大症などによる頻尿には、薬物療法など、原因や症状に応じて適切な治療法が選択されます。尿意が来ても我慢して膀胱にためる尿の量を徐々に増やしていくための行動療法や、女性の場合は骨盤底筋トレーニングを行うこともあります。夜間頻尿は睡眠障害とも関連があるため、睡眠の質を高めるための生活習慣の改善指導も行います。当院では病状を客観的に評価するために、排尿の回数や時間、尿量などを記録する排尿日誌を通して、ご自身にも状態を把握していただくことにも力を入れています。頻尿の原因が糖尿病や尿崩症、精神的なストレスなどである場合は、原因に応じた適切な治療を行います。

ドクターからのメッセージ

齊藤 史典先生

排尿障害は命に関わるものではないことが多いですが、排尿の悩みがあると、生活の質が著しく低下します。泌尿器科は受診しにくいと思いがちですが、過活動膀胱や前立腺肥大症などによる頻尿は、治療によって改善をめざせる症状です。また、検査によって頻尿の裏に隠された何らかの病気が見つかる可能性もあります。当院では、泌尿器科に関する幅広い症状に対応するとともに、患者さんが受診しやすく何でも話しやすい雰囲気づくりも心がけています。がんなどが疑われる場合は連携する大学病院などをご紹介しますし、他の診療科との連携体制も整っています。何か気になる症状や悩みがある時は、ぜひ気軽に相談に来てください。