原因にアプローチする婦人科診療
他科との連携でトータルサポート
中央みなとクリニック
(中央区/築地駅)
最終更新日:2026/03/25
- 保険診療
どんな年齢の女性にとっても、頼りになる存在である婦人科。その一方でなんとなく受診しにくいのも婦人科だろう。生理やPMS(月経前症候群)、更年期など、女性のライフサイクルの中で大きなウエートを占める事柄に関わる診療科だけに、自分らしく生きるためにもうまく活用したいところ。どういったときに受診すればいいのか、気をつけるべき点は何か、基本的なことを知りたい人は多いはず。開業から35年以上、地域患者に幅広い医療サービスを提供し続けている「中央みなとクリニック」で婦人科の診療を担当している藤井祐美先生は、症状の原因に正しくアプローチする診療姿勢で、日々女性たちの健康をサポートしている。そんな藤井先生に婦人科のかかり方について詳しく話を聞いた。
(取材日2025年6月18日)
目次
気になることがあったらすぐ受診。症状を感じないときでも、必ず定期的な健診・検診を
- Qこちらにはどんな患者さんが来院していますか?
-
A
▲資料などを用いて患者にわかりやすく説明
当院は若い方から高齢の方まで幅広い患者さんが受診されます。生理痛やPMS(月経前症候群)、過多月経、更年期障害などお悩みはさまざま。当院は企業の健診や自治体の健診も行っています。何か気になる症状があれば、些細なことだと思うようなことでも受診をお勧めします。例えば、生理は毎月のことだからと我慢せず相談してみてください。当院は内科など複数の診療科を併設していますので、婦人科の疾患ではなさそうだと判断したら、すぐに適切な診療科につなぐことができるのも利点です。また、気になる症状がないのであれば、定期的な健診を必ず受けましょう。私自身も、もう一人の婦人科の医師の診療日に受けています。
- Q具体的にどういった症状の時に受診すればよいのでしょうか?
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A
▲患者一人ひとりに寄り添った診療を行う
生理痛やPMSは比較的お若い方からのご相談が目立ちます。月経困難症などからくる生理痛には低用量ピルを処方して症状の緩和を図ることが多いですね。低用量ピルは飲み方などのバリエーションがありますから、患者さんご自身が好みで選んで大丈夫です。ただし、薬が合わないこともありますから、もし薬を飲んでもなかなか症状の改善が見込めないようであれば、別の種類に変えるなどして、相性の良い薬を一緒に探していきましょう。PMSの場合は、頭痛やイライラ、むくみ、気分の落ち込みなど、症状が多岐にわたることが多いため、それらの症状に応じて内科と協力して対応していくこともあります。
- Qほかに相談の多いお悩みはありますか?
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A
▲場合によっては同院の他科と連携して治療していくこともある
月経量が多い過多月経、更年期にまつわる症状のご相談も多いですね。若い頃から月経量が多めの方は、ご自分の月経量が異常かどうかわからないこともあると思いますが、健診の血液検査で貧血が指摘されたらぜひ受診してください。貧血がある場合、どこかの器官からの出血も疑われます。婦人科疾患では子宮筋腫や子宮腺筋症が疑われますし、帝王切開の後に生理が重くなる方もおられます。婦人科系の異常がなくても消化器系の重篤な疾患にかかっているという可能性もありますので、胃や大腸の内視鏡検査をお勧めします。当院でも内視鏡検査をしており、必要であれば速やかに連携を取ります。
- Q悩みの原因を突き止めるということが重要なのですね?
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A
▲症状が繰り返さないよう、根本原因を突き詰めることを重視する
私が日々の診療で大切に思っていることが、患者さんの症状の背景にある根本原因を突き止める、ということ。例えば、ご相談の多い陰部のかゆみのお悩みは、軽度ですとステロイドの軟こうで改善を図りますが、根本原因にアプローチできていないと、何度も同じ症状を繰り返すことになってしまいます。ですから、おりものシートは使っているか、トイレの度にウォシュレットは使うのか、陰部を毎日石鹸でごしごし洗っていないかなどもお尋ねします。実は今申し上げたことはどれもお勧めできないことなのです。案外気がつかず、良かれと思って習慣化されている方も多いので、患者さんに意識を変えていただくためにもお尋ねしています。
- Qこちらの婦人科の活用法についてアドバイスをお願いします。
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A
▲思春期から更年期まで幅広く対応。病院とも連携しているので安心
婦人科では、更年期障害や子宮脱、性感染症に関するご相談もお受けしています。私は長年大学病院や総合病院で診療をし、思春期や更年期のご相談を専門的に受けるグループに所属していたことあり、幅広く多種多様な疾患やお悩みに応じてきました。婦人科のお薬や治療法にはたくさんの種類がありますので、患者さんお一人お一人に合う治療法を一緒にお探ししたいと思っています。手術適用などで病院をご紹介し、加療後再び当院でフォローさせていただくこともできます。また、漢方の処方もしており、症状やご希望に合わせて適切に診断・治療させていただきますので、お気軽にご相談ください。

