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山川 智之 院長の独自取材記事

山川クリニック

(杉並区/方南町駅)

最終更新日:2021/06/01

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方南町駅から歩いて7分ほどの場所にある「山川クリニック」は、2009年に開業。以来、整形外科・内科・外科・皮膚科と幅広い診療内容で、地域医療に大きく貢献してきた。2021年より2代目院長を務める山川智之先生は、大学院で骨粗しょう症の研究を行い、大学病院や大規模病院の整形外科で研鑽を積んできた。先代院長が患者や地域と築いてきた信頼関係を大切にしながら、さらに専門的な治療をめざして体制を整えている。「整形外科、特に骨粗しょう症は私の専門分野。お気軽に骨密度測定にいらしてください」と語る山川院長に、クリニックの歴史や、整形外科での取り組みについて話を聞いた。
(取材日2021年5月24日)

整形外科から内科まで対応する地域のホームドクター

クリニックの歴史をお聞かせください。

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当院は、私の父である先代の院長が2009年にこの地に開業したクリニックです。ビルの建て替えで一時的に近くへの移転もありましたが、2015年よりまた同じ場所に戻ってきました。父の専門は消化器外科でしたが、地域のホームドクターとして整形外科・内科・外科・皮膚科をカバーしていました。またがんの早期発見・早期治療にも力を入れ、丁寧な検査と患者さんにしっかり向き合う診療スタイルで、近隣の患者さんに親しまれてきました。その父が膵臓がんで亡くなり、私が院長に就任したのが今年の3月のことです。

先代院長の培った信頼関係を引き継がれていくのですね。

そのとおりです。院内に貼られた先代院長に関するお知らせを見て、ショックを受ける患者さんも多くいらっしゃいました。父の志を受け継いだからには、父、そして患者さんの期待に応えられるよう努めていきたいと、気を引き締めて診療にあたっています。自宅では仕事の話をほとんどしない父でしたが、私が引き継ぐことになり、父と縁のあった方からいろいろな話を聞きました。日本セーリング連盟医事・科学委員会委員長、国体委員会のアドバイザーとしても活躍し、東京五輪ではドーピング対策に協力していたこと。地域の医師会の活動にも積極的に参加し、次期理事を期待されていたこと。患者さんからも父に対する信頼の言葉をよく聞きます。私の知らなかった父の姿を知る度に、改めて尊敬の念を抱くばかりです。父が築いた患者さんや地域との信頼関係を、私も大切にしていきたいですね。

クリニックのスタンスにお変わりはないでしょうか?

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地域のホームドクターとして幅広く対応する、この思いはこれからも変わりません。診療科ごとに別々のクリニックにかかると、必要以上にたくさんの薬を服用することになる場合もあります。また大きな病院では、高血圧は循環器内科、腰痛は整形外科、ケガは外科と、通院が1日がかりになってしまうという現状もありますね。ご高齢の患者さんにとって、これらはかなり苦痛なことではないでしょうか。当院では必ず私が診察し、必要に応じて適切な医療機関をご紹介しています。ロゴマークや内装も以前のままです。ロゴマークに描かれたヨットは父が大好きだったもので、院内の色合いも海を表しています。スタッフもこれまでと同じメンバーで患者さんをお迎えしています。

より専門的な整形外科治療への取り組み

逆に変わった部分はありますでしょうか?

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私の専門は整形外科ですから、整形外科の分野ではより専門性を高められるでしょう。また私は研修医を経験しています。これは父の時代にはなかった制度で、1つの科を選ぶ前にさまざまな科を経験するというものです。消化器内科・神経内科・糖尿病内科・救急などを回り、各分野の専門の先生から直接学び臨床経験を積みましたので、広い知識を得ることができました。医師としての経験年数は父にはかないませんが、若いからこそできる診療があると思っています。医療レベルの向上と医療機器の充実を図りながら、これまで以上に患者さんに安心してもらえるよう努めています。

整形外科での取り組みを教えてください。

骨粗しょう症の検査・治療に力を入れるため、6月には骨密度を測る医療機器を導入予定です。骨粗しょう症の診断を受けた患者さんは、国内に1200万人程度いるともいわれています。ですが「骨密度の検査を受けたことがない」という方も多く、実際の患者数はそれ以上かと思われます。また、女性に多い病気というイメージがありますが、男性にも少なくありません。骨折してから発覚しては遅いですから、年に一度は検査を受けることをお勧めします。もう一つ、整形外科で重要となるのはリハビリテーションです。年内にリハビリ施設としての基準を満たすよう準備を進めており、理学療法士などスタッフの拡充も予定しています。

先生のこれまでのご経歴をお聞かせいただけますか?

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昭和大学を卒業後、同大学病院で研修医を経験したのちに整形外科に入局しました。整形外科の患者さんは皆さん痛みを抱えて来院されるのですが、退院する時は笑顔です。整形外科の治療を受けて患者さんが笑顔になっていくこと、またエックス線検査などで手術の結果が目に見えることに、医師としてやりがいを感じたのです。大学病院では股関節・脊髄・手・膝と専門的に学び、虎の門病院に移ってからは、人工関節や外傷の治療を行いました。その後は大学院での骨粗しょう症の研究を行い、骨を吸収する働きのある細胞の新しい遺伝子を発見しその機能の解析を行いました。そして、鹿児島県のいまきいれ総合病院に移り当直の時などは内科、外科に関わらず診療にあたりました。大学病院や大規模病院には、日常のちょっとしたお悩み相談から、命に関わるような救急の患者さんもいらっしゃいます。忙しい日々でしたが、これらの経験は今の診療に大いに生かされています。

診療の基本はコミュニケーション

診療の際に心がけていることはありますか?

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患者さんの話をしっかり聞くということです。基本的なことかもしれませんが、患者さんの顔を見て診療するように心がけています。カルテばかり見て言葉だけで対応しては、伝わらないこともありますからね。また患者さんが気づいていない不調にも気づけるように気を配っています。例えば患者さんの訴えが膝の痛みだったとしても、会話や診察の中で皮膚や内科的なところで違和感を感じることがあります。特にご高齢になると、病気があちこちに生じてきます。整形外科・内科・外科・皮膚科を併せて診療できる当院の特性を生かし、コミュニケーションを大切にして、患者さんの健康状態を見逃さないようにしています。また、レントゲン検査での画像結果は模型を使って患者さんにもイメージしやすいように説明を行っております。

スタッフとの連携についても教えてください。

長年勤務しているスタッフが多く、患者さんとのコミュニケーションにも長けています。こまめな換気や消毒できちんと衛生管理がされているのも、スタッフの活躍があってこそです。また私は院長になりましたので、勤務医時代とは違い経営面にも気を配らなくてはなりません。医療事務についてはスタッフに教わり、クリニックの運営や接遇についてのヒントももらいました。逆に私からは、整形外科に関する専門的な情報を共有し、皆で知識を高め合いました。スタッフ一丸となって、レベルの高い医療と居心地の良いクリニックづくりに努めています。これは昭和大学の理念の一つであるチーム医療が生きていると思っております。

最後に読者へメッセージをお願いします。

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これまでも力を入れてきた生活習慣病の予防・治療に加え、今後はそちらに「骨粗しょう症」の早期発見と治療を組み合わせ、皆さんが健康な生活が送れるよう取り組んでいきたいと思います。骨粗しょう症に自覚症状はほぼありません。女性ならば閉経後、男性ならば還暦を迎えたら、定期的に骨密度を測りましょう。骨折してから骨粗しょう症に気がついては遅いです。治療方法は内服薬や注射などさまざまで、ライフスタイルに合わせて決めていきます。骨粗しょう症治療に力を入れる当院にぜひ一度来院してください。生活習慣病など内科の治療も一緒に進められるのも当院の特徴です。薬の飲み合わせも考えながら皆さんの健康管理をしています。お気軽にご相談ください。

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