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近藤 喬 院長、近藤 亜未 副院長の独自取材記事

近藤クリニック

(杉並区/西荻窪駅)

最終更新日:2021/10/12

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西荻窪の住宅街の一角にある「近藤クリニック」。1989年の開院以来、地域に根差した診療を続ける近藤喬院長は、自身の専門である消化器疾患のほか、生活習慣病や慢性疾患、がんや心筋梗塞、脳梗塞などの退院後のフォロー、皮膚疾患の初期治療に至るまで、幅広い診療で地域医療を支えている。地域のかかりつけ医として「患者さんの話をじっくり聞いて、悩みや疑問を解消し、必要とされるときに力になれる医院でありたい」と話す近藤院長を頼り、長年通う患者も多いという。2021年2月には婦人科を新設。院長の娘で、日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医の近藤亜未先生が加わり、新たなスタートを切った。専門領域は異なるが、親子二人三脚の診療が始まったばかりの両先生に話を聞いた。

(取材日2021年2月22日)

地域に根差したクリニックが婦人科を新設

クリニックの特徴について教えてください。

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【近藤院長】大学3年生の頃から住み、愛着のある西荻窪にクリニックを開業したのが1989年です。以来、患者さんにとって「頼りがいのあるクリニック」をめざして、この地で診療を続けてきました。私の専門である消化器疾患では、病気の早期発見・早期治療と、患者さんへの負担軽減を目的に、痛みや苦痛の少ない経鼻内視鏡をいち早く取り入れてきました。専門以外でも肛門周辺のお悩み、水虫やうおのめ、たこなどの皮膚疾患など、自分にできる範囲で柔軟な対応を心がけています。私が一番大切にしているのは、患者さんの話をしっかり伺い、患者さんが納得のいく治療を提供することです。当院は看護師や受付など、長く勤めてくれているスタッフが多く、地域の皆さまの健康管理にお役に立てるよう、明るく丁寧な対応を全員が心がけています。

2021年2月に婦人科が新設されたと伺いました。

【亜未先生】このたび、父のクリニックの一部をリニューアルして、婦人科診療をスタートしました。大学卒業後、私は産婦人科専門に大学病院などで女性特有のがんや腫瘍などの手術に多く携わってきました。もともと手術が好きで、仕事のやりがいも感じていたのですが、自分自身の子育てに向き合う中で、大学病院の仕事と子育ての両立が徐々に難しくなっていきました。術後、片時も目が離せないがん患者さんのケアと子育ての両立の難しさに悩んでいた時に、「開業という道もあるよ」とアドバイスをしてくれたのは両親でした。長年、地域医療に貢献してきた父は、患者さんからとても信頼されています。私も父のように、地域に必要とされる存在になれるよう、婦人科診療に取り組んでいきたいと思っています。

婦人科の特徴についてご説明ください。

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【亜未先生】婦人科って、出産経験の有無にかかわらず、どの年代の方でも「なんとなく行きにくい」「できれば行きたくない」というイメージがあると思うんです。そのため、何か気になることがあっても「まあいいか」と、つい後回しになり、結局受診しないまま過ごしている方も、まだまだ多いのではないでしょうか。婦人科疾患は初期の症状に気づきづらい場合が多く、症状が出た時にはすでにかなり進行していることも多いだけに、早期発見・早期治療という意味でも「通いやすさ」がとても大切です。当院は「病院に行くほどではないけれど、気になるからちょっと相談してみよう」と気軽に足を運んでもらえるクリニックをめざしています。

患者の気持ちに寄り添い、がん検診をより身近に

婦人科と内科の待合室を別にしたのはなぜですか?

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【亜未先生】クリニックの改装にあたり、私が一番こだわったのが「通いやすさ」と院内の「居心地の良さ」です。婦人科の待合室は内科とは雰囲気の違う、温かみのある落ち着いたピンクの壁紙を選び、待合室に入った瞬間からリラックスできるような工夫を施しています。診察や検査を前に緊張されている方も多いので、リラックスできる音楽を流すなど、心地よくお過ごしいただける空間づくりをめざしました。婦人科の診察室とは別に内診室があり、内診台、超音波診断装置、横になって診察ができるベッドを設置しています。杉並区・中野区の子宮頸がん検診はもちろん、検診後の精密検査も院内で行っています。これは子宮頸がん検診で異常がみられた場合に、子宮頸部をコルポスコープという拡大鏡を用いて観察するもので、子宮頸がんの前がん病変である子宮頸部異形成の確認をします。

特に力を入れている診療はありますか?

【亜未先生】これまで婦人科腫瘍をメインに診療してきたこともあり、がんの早期発見・早期治療のため、がん検診には特に力を入れています。以前に比べると、子宮頸がん検診の受診率は上がっていますが、初めて受ける方にとっては戸惑いも多いと思います。そういった方も気軽に受けてみようと思ってもらえる場に、当院がなれたらいいなと思っています。子宮頸がん検診は2年に1回の受診が推奨されていますが、年1回ぐらいは受けた方が安心です。また、子宮頸がんの検査とともに、超音波検査で子宮や卵巣の検査をすることも大切です。卵巣の疾患は症状に気づきづらく、腫れていても自覚症状がないことも多いです。1度に検査を受けたほうがご本人の負担も軽減できるので、当院では同時受診をお勧めしています。

婦人科のみ予約制を導入されているのですね。

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【亜未先生】若い世代は「予約を取れる方が安心」という方も多いので、婦人科ではウェブの時間帯予約を導入しています。もちろん、ご予約がなくても診療時間内にご来院いただければ、受診は可能です。ただ、同一時間帯にご予約の方がいらっしゃる場合は、予約優先とさせていただいていますので、その点はご了承ください。がん検診以外にも、生理痛で悩んでいる小・中学生や、更年期症状、デリケートゾーンのかゆみ、エイジングについてのご相談など、誰に聞いていいのか分からない女性ならではのお悩みについても、ご相談ください。私はこれまでの経験を生かし、より幅広い年代の患者さんのお役に立ちたいと考えています。同じ女性として、より身近で、何でも話せる存在だと思っていただけるよう、これからも努めて参ります。

内科も婦人科も相談しやすさが信条

亜未先生が医師を志したのはやはり院長の影響が大きかったのですか?

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【亜未先生】実は職業として医師を意識したのは、高校3年生になってからなんです。進路選択で自分は将来何をしたいのかと真剣に考えた時に、真っ先に頭に浮かんだのは、地域の方に信頼されて、地域医療に力を注ぐ父の姿でした。父は内科に進んでほしかったのではないかと思うのですが、産婦人科を選んだ私を、何も言わずに受け入れてくれました。
【近藤院長】私も麻酔科で博士号を取ったものの、好きな消化器外科の道に転向するなど、自分の好きなことをやってきたので、娘も自分の選んだ道を歩んでほしいと思ったんです。ですから、まさか娘と一緒に診療する日がくるとは思ってもいませんでした。今は、私が娘から学ぶこともありますし、診療科が違うからこそ喧嘩せずに、仲良くやっていけるので、専門が別でかえって良かったと思っています(笑)。

お二人のリフレッシュ法は?

【近藤院長】健康のために定期的にゴルフに行っています。ただ、なかなかうまくいかずに逆にストレスがたまるので、そのストレスを仕事で発散しています。要するに仕事が好きなんですよ。周囲から「もう辞めろ」と言われるまでは、生涯現役で診療を続けたいと思っています。
【亜未先生】子どもが小さいので、なかなか自分ための時間は持てないのですが、次のお休みはどこに遊びに行こうか、などと考えている時間が今は楽しいですね。

読者にメッセージをお願いします。

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【近藤院長】これまでと変わらず、何でも相談できるかかりつけ医であり続けたいと思っています。高齢になって通院が難しい方には往診にも対応していますし、病院との医療連携においては、信頼できる医師かどうか私自身がしっかり判断してでご紹介するなど、今後も地元の皆さまにとって頼れるクリニックをめざして、丁寧な医療を提供していきたいですね。
【亜未先生】患者さんが疑問や困り事を、気兼ねなく話せるクリニックでありたいと思っています。看護師は皆子育て中のママなので、子育ての悩みも気軽に相談していただき、時には話すことでストレス発散していただけたらいいなと思っています。近藤クリニックといえば内科のイメージが強いかもしれませんが、相談しやすい婦人科ができたことを、ぜひ地域の方に知っていただきたいですね。どんな些細なことでもご相談ください。

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