多様な素材、治療法から選択できる
自由診療の入れ歯治療
野口歯科医院
(杉並区/高円寺駅)
最終更新日:2024/09/12
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歯を失っているにもかかわらず、「目立たない場所だから」「どうにか食事もできているから」などと放置している人はいないだろうか。そのままにしていては、噛む機能が低下したり、隣接する歯が移動して歯並びや噛み合わせがおかしくなったりと、さまざまな問題が起きる。「欠損歯部分の顎の骨がどんどんなくなってしまい、将来、インプラント治療をしたくてもできないという状況にもなりかねません」と注意を呼びかけるのが、「野口歯科医院」の野口剛雄(のぐち・たけお)院長だ。特殊な器具も使用して緻密な入れ歯を製作している同院。入れ歯治療とはどのようなものなのか詳しく話を聞いた。
(取材日2024年8月20日)
目次
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Qどんな時に入れ歯を検討すべきですか?
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A
歯が1本でもグラグラしていたら一度、歯科医院に相談するようにしてください。ただし、たとえ欠損歯が少なくても、できるだけ良い入れ歯を求めるようにしましょう。例えば、後方に支える歯がない遊離端義歯がしっかりと安定していないと、前方の歯に力がかかって駄目になり、やがて総入れ歯になってしまうケースさえあるからです。また、特殊素材の入れ歯にした場合は、噛み合わせの対になる対合歯を注意深く見守っていかなければいけません。また、現在使用している入れ歯に違和感があるならば、そのまま放置せずに必ず調整する必要がありますし、作り直してしまったほうがいい例もあります。
- Q入れ歯ができるまでは仮歯で過ごすのですか?
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A
保険診療では、一部の前歯を除いて仮歯を作ることはできません。また、保険診療では半年は作り直しができないなどさまざまな制限があります。一方、自由診療ならば奥歯でも仮歯を作れますし、不具合をチェックしながらより良い入れ歯へ作り直していくといった治療もできるんです。ただ、自由診療には多種多様な治療法があるからこそ、どのクリニックにしたらいいのか迷っている人もいるでしょう。幅広い素材を扱っているのか、器具がそろっているのかなどをクリニック選びの参考にしてください。
- Qこちらのクリニックは歯科技工士さんが常駐していますね。
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A
歯科技工士がいるクリニックでは、当然のことながら入れ歯が完成するまでの時間を短縮できます。たとえ欠損歯がたくさんあっても、必要な場合は翌日までに仕上げることも可能です。もし、外部の歯科技工所に発注した場合は、完成までにどうしても何週間かかかってしまいます。当院には45年以上一緒に働いてきた歯科技工士が常駐していて、歯科医師との連携も密です。入れ歯の細かい微調整などもスピーディーに行っているので、ご相談いただければと思います。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1カウンセリング・精密検査
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現在の悩みやこれからの希望などについて話す。歯科用CTで噛み合わせや顎の状態をチェックしてもらう。口腔内の状況、ライフスタイル、予算などに応じた入れ歯治療のプランがいくつか提示されるので、納得の行くものを選ぶ。
- 2虫歯や歯周病の治療・クリーニング
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虫歯や歯周病が見つかった場合には、まず治療を受ける。特に歯周病がある場合は歯茎が下がる歯肉退縮が起こっていないか、歯茎の状態を詳細にチェックされる。入れ歯を安定させるためにも、現状の歯茎の状態を保てるのか、保定処置が必要なのか、事前に見極めることが大事になってくる。
- 3型採り・噛み合わせ調整・人工歯の仮配列
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口のサイズや歯並びに合わせ、オーダーメイドの型採りを行うための「個人トレー」を作製してもらう。トレーを用いて型採りをした後、噛み合わせを微調整しながら、入れ歯の土台に人工歯を仮配列。土台には保険診療のレジン床義歯、自由診療の金属床の義歯などがある。
- 4入れ歯の装着と人工歯の配列
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人工歯を仮配列した入れ歯を実際に装着し、噛み合わせのバランス、高さ、見た目、快適さなどをチェックする。必要に応じてさらに微調整を行う場合もある。より安定したつけ心地を希望する場合、何本かインプラントを埋入して入れ歯の足場とする治療法を提案されることもある。
- 5入れ歯の完成・メンテナンス
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最終調整をして違和感がないようならば入れ歯は完成。治療期間はケースバイケースだが、部分入れ歯ならば2週間〜1ヵ月、総入れ歯ならば2〜3ヵ月は必要だ。ただし、どんなに良い人工歯を入れたとしても、使っているうちにすり減るのは避けようがない。歯茎の状態も年齢とともに変化するので、3ヵ月に1回を目安にメンテナンスに通う。こまめな微調整が入れ歯を長持ちさせるコツでもある。
自由診療費用の目安
自由診療とは金属床義歯/33万円~、インプラントオーバーデンチャー(1本)/44万円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。