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小島 淳 院長の独自取材記事

こじま内科

(杉並区/中野駅)

最終更新日:2026/03/10

小島淳院長 こじま内科 main

JR中央・総武線中野駅南口から徒歩約6分。高円寺南の一角にある「こじま内科」は1979年の開業以来、地域のかかりつけ医として中野・高円寺に暮らす人々の健康を見守ってきた。2019年に2代目院長として同院を引き継いだ小島淳先生は、大学病院で呼吸器内科を専攻。また、クリニックを継承するにあたり小児科診療の経験も積んだという。「父の時代は診療科にこだわらずどんな患者さんも診ていました。その診療姿勢は守り続けるとともに、呼吸器疾患やアレルギー疾患では専門性の高い診療を行っています」。呼吸器内科ならではの診療や、クリニックの特徴などについて話を聞いた。

(取材日2021年11月5日/再取材日2025年12月4日)

呼吸器内科を専門に地域のかかりつけとして幅広く診療

こちらのクリニックは長い歴史があると伺いました。

小島淳院長 こじま内科1

父が開業してからもう45年以上になります。私自身は大学病院で呼吸器内科を専門に診療してきました。継承するにあたっては小児科の診療も一通り学びました。父の代では昔ながらの診療所として小さいお子さんからご高齢の方までどんな訴えでも診ていました。地域に根差したクリニックとして、その診療姿勢は大切にし、その上で呼吸器疾患については専門的に診察しています。呼吸器疾患はアレルギーや喘息、膠原病など多くの内科疾患と関連が深く、専門的な診察がとても重要です。この辺りでは呼吸器内科を専門に診る医療機関が少ないので、当院の責務はより大きいと考えています。患者さんとは皆さん長いお付き合いで、3世代、4世代で通ってくださっているご家族も多いですね。

呼吸器内科で専門的に診てもらうことのメリットは何でしょうか?

例えば咳が出る場合、原因はさまざまで、それによって治療法は異なります。原因がアレルギーである場合、普通の咳止めは適していません。呼吸器内科では出ている症状を丁寧に診察し根本的な原因を突き止めて、それに即した適切な治療を行うことができます。結核は昔の疾患だと考えている人も多いですが、実は今でも感染する人は決して少なくありません。疑いがあればすぐに検査して適切な診断を下すのも、呼吸器内科だからできることだといえるでしょう。

診療の際はどんなことを心がけていますか?

小島淳院長 こじま内科2

熱のこもった診療です。私の声が大きいこともあるのでしょうか、熱い診療になっていることが多いですね。患者さんとは、とにかくよくお話をしています。どのような症状で何が原因でどんな検査をするのか、検査の結果どんな治療をして、終わるまでどのくらい時間がかかるのかといった情報を余すことなく伝えています。くどいくらいかもしれません(笑)。お話をしたいと思って来られるご高齢の方もおられますから、その時は丁寧にお話を聞き、忙しい方には要点をまとめてわかりやすく説明するなど、フレキシブルに対応しています。内容が難しい場合は図に描いたりもしていますね。小さいお子さんの場合は、怖がらないよう優しく話しかけていますし、親御さんは不安なことが多いでしょうから、より詳しくお話ししています。また、喘息などは問診で8割方、見当がつけられるため、問診も大切にしていますね。

アレルギーに対して舌下免疫療法を実施

アレルギー性鼻炎の治療法について教えてください。

小島淳院長 こじま内科3

スギ花粉、またはダニアレルギーによる鼻炎の治療として、舌下免疫療法を行っています。これはアレルゲンを少量投与する方法で、体をアレルゲンに慣らしてその症状を和らげていくために行います。3~5年と継続する必要がありますが、根本的なアレルギー体質を改善するための治療法なので、かなり価値があると考えます。また、お子さんでダニアレルギー性鼻炎がある場合、成長した後に起こり得る気管支喘息の発症予防としても有用とされていますし、気管支喘息を合併しているダニアレルギー性鼻炎の人でも気管支喘息の症状の軽減が期待できます。お子さんだけでなく親御さんも花粉症がある場合も多いですから、親子で一緒に治療を受けるとモチベーション維持にもなると思います。

こちらで受けられる検査についても教えてください。

肺の機能を調べる呼吸機能検査や胸部エックス線検査、呼気一酸化窒素濃度の測定、動脈硬化検査、骨密度検査などを行っています。呼気一酸化窒素濃度検査は、気管支のアレルギー性炎症の程度の診断に極めて有用です。実は喘息には客観的な診断基準がないのです。例えば、高血圧症なら血圧を計ってその数値で診断できますが、喘息の場合、喘鳴などの症状や経過が頼りだったのです。ですがこの呼気一酸化窒素の濃度を調べることによって気管支のアレルギーによる炎症を客観的な数値として診断できるようになりました。これらの検査のほか、新型コロナウイルス感染症のPCR検査も積極的に行っています。また、インフルエンザについては、PCR検査、抗原検査、AI搭載の検査機器でを行う咽頭撮影検査を実施しています。

ワクチンにも力を入れていると伺いました。

小島淳院長 こじま内科4

予防の一環としてさまざまなワクチン接種に対応しています。乳幼児期の定期接種ワクチンや、インフルエンザ・RSウイルス・風疹・肺炎球菌・帯状疱疹・子宮頸がん・新型コロナウイルスのワクチンなどです。高齢者用の肺炎球菌ワクチンには定期接種で使用されるワクチンの他にも数種類あり、そちらも勧めています。肺炎球菌は日常的にかかる肺炎の原因菌として最も多く、特に高齢者にとって予防が重要ですので、打ち方などについてはお気軽にご相談ください。

患者さんが多い中、スムーズな診療のために工夫していることはありますか?

子育て中の忙しい親御さん方のことを考えて、順番予約のシステムを採用しています。アプリを入れて登録すれば、クリニックの混雑具合や待ち状況がわかりますので、時間を有効に使えるでしょう。ただアプリの操作は難しいという方も多くおられますから、診療開始後30分間は来院・受付順に診療しています。また、当院に長く通っておられる患者さんで通院が難しくなった場合は訪問診療も行っています。近くの薬局と連携もしていますので、当院まで薬を取りに来られない場合にはご相談ください。

アットホームなクリニックで人々に寄り添う医療を

医師になられたのはお父さんの影響でしょうか?

小島淳院長 こじま内科5

父の姿を見て育ったので、その影響は少なからずあったでしょう。ですが、父と同じ道を選んだというよりは、人とふれあえる仕事をしたいと考えた時、医師という職業が選択肢として残ったという感じです。私は文系人間でしたので、医学部に進んだ後も手術が主体の外科には興味がなかったのです。人と話すのが好きだったので、患者さんといろいろお話をしながら診断する内科医になることを選びました。呼吸器内科を専門にしたのは、研修医時代に指導を受けた担当医の影響が大きいですね。以来、呼吸器内科診療に長年携わってきましたが、呼吸器疾患というのは、例えば肺炎の治療前後で胸部エックス線画像を、患者さんと見比べて分かち合えるんですよね。その診療のダイナミックさがあらためて面白いと感じていて、呼吸器内科の医師になって良かったと思っています。

ところでプライベートはどのようにお過ごしですか? 趣味なども教えてください。

ランニングが趣味です。学生時代はずっと陸上部で長距離を走っていました。今のところ3時間台でフルマラソンを完走しています。あとは第九の合唱も好きです。娘の学校の行事で歌う機会があったのがきっかけで、それ以来続けています。1万人もの人が歌うコンサートイベントには毎年参加しています。生のオーケストラと一緒に歌うのはとても素晴らしく、感動します。また、数年前からレンタルのシェア畑を契約して、季節ごとに野菜を何種類も育てているんです。週に1回は必ず畑に行くようにしています。子どもの頃を思い出しますし、種から植えて育っていくのを見ると、感動するものですよ。

今後の展望と、読者へのメッセージをお願いいたします。

小島淳院長 こじま内科6

当院は医師が私1人で、スタッフも少ないアットホームなクリニックです。患者さん一人ひとりに寄り添いながら、地域に暮らす方々を支えていきたいですね。これまで長年続いているクリニックですので、今後もさらに長く継続できるよう努めていきたいです。呼吸器疾患やアレルギー疾患においては、専門性を生かした診療を行っています。咳が長引く、アレルギー鼻炎や喘息で困っているという方は、ぜひ一度相談に来てください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

新型コロナウイルスPCR検査(自費)/1万5000円
帯状疱疹ウイルスワクチン(自費)/2万3000円(2回接種必要)
肺炎球菌ワクチン/1万3900円
RSウイルスワクチン/2万5000円

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