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佐々木 洋 院長の独自取材記事

ささき医院

(杉並区/富士見ヶ丘駅)

最終更新日:2021/10/12

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開業は1953年。長きにわたり杉並区宮前でかかりつけ医として診療を行ってきた「ささき医院」を引き継いだのは、祖父、父に続いて3代目となる佐々木洋院長。患者の声に耳を傾けて丁寧に診療する、とても穏やかな雰囲気のドクターだ。消化器疾患を専門とし、胃と大腸の内視鏡検査を行える検査室を院内に併設。内科では専門とするおなかの不調の相談から生活習慣病、認知症といった慢性疾患まで対応し、何科を受診したらいいのか悩んでしまう症状を相談する窓口にもなっている。幅広く診療を行う中で佐々木院長が重点を置くのは、患者の不安をなくすための対話。検査結果に問題がない場合でも説明を怠らず、患者と真摯に向き合っている佐々木院長に、内視鏡検査のことや診療スタイルなどを語ってもらった。

(取材日2021年5月24日)

消化器内科を専門に、内視鏡検査も院内で実施

こちらのクリニックの診療内容を教えてください。

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総合診療内科として、一般的な内科疾患を幅広く診ています。生活習慣病や認知症などの慢性疾患の診療も行っていますが、私が消化器を専門としていることもあって、おなかのお悩みで来られる方が多いです。また、肝臓の専門家として肝臓内科診療も行っています。健康診断で肝臓の値が高いと言われた方は、脂肪肝である可能性などのほか、まれに特殊な肝臓疾患が見つかる場合もあります。採血や超音波検査などで診断をして、一般的な肝臓疾患であれば当院で治療まで対応可能です。内科はとても守備範囲の広い科です。一般的な症状ならば他の科の領域であっても相談にのれますし、適切な医療機関を受診するための窓口として、どの科にかかればいいのかお答えし、病院や医師を紹介することもできます。

内視鏡検査がご専門とお聞きしました。

私の専門が口から肛門までの臓器を診る消化器内科で、胃と大腸の内視鏡検査も専門的に学び、経験を積んできました。大腸内視鏡検査はハードルが高いと考える方も多いと思いますが、当院では希望に合わせて鎮静剤を投与して眠ったような状態で受けられるようにしています。患者さんの体の負担を減らすために、おなかが張りにくい炭酸ガス送気装置や、不快感を起こさないために内視鏡の動きを客観的に把握する目的の装置を導入して内視鏡検査を行っています。胃に関しては、ピロリ菌がいる場合、もしくはいたという方は胃がんのリスクが高いので、年に1回は必ず内視鏡検査を受けていただきたいですね。ピロリ菌の診断については、負担が少なく簡単にできる尿を用いた抗体検査も用意しています。

内視鏡検査を行う際は、どんな点に気を配っていますか?

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検査自体を丁寧に行うことはもちろんですが、検査後の説明に重点を置いています。問題がなかった場合でも、なぜそういう症状が出ているのかをしっかりと説明しています。患者さんは何か気になる点があってクリニックへ来て検査をしています。検査結果に問題がなければ、医師から「何ともない、大丈夫」で終わってしまうことが多いと思いますが、私は「大丈夫」である理由も説明するようにしているんです。そうでなければ、患者さんは不安を解消できませんよね。「大きな病気ではなかったから良かった」だけではなく、患者さんが気になっていることをお聞きして、不安を解消していきたいと思っています。

ウェブ予約や検査設備を充実させクリニックを一新

長く続くクリニックですが、先生が院長になって変わられたところはありますか?

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父が院長だった頃は地元の高齢の患者さんがほとんどでしたが、私に変わってからは遠方よりおなかの症状でいらっしゃる方がとても増えました。インターネットで予約と問診が完結する点も、父の頃から変わったところです。初診の方でも予約ができ、今では9割の方がウェブ予約をしてから来院されています。内視鏡検査もウェブ予約が可能で、大腸内視鏡検査の場合は事前の問診が必要ですが、検査の予約を取ると事前受診という枠も取れるようになっています。検査日ありきの事前受診予約なので、「事前受診したものの検査自体は数ヵ月後」という事態を避けられます。胃カメラの場合は検査日の当日に問診を行っています。問診をして胃カメラが医学的に不適切であれば行いませんので、安心していらしてください。また、臨床検査技師がスタッフとして加わったことで緊急性の高い採血などはすぐに結果を出せるようになり、超音波検査なども随時行えるようになりました。

先生のご経歴を教えてください。

実は親と違う医師以外の道に進みたいと思い、経済学部に入学し、企業に就職した時期もあるんです。しかし、社会人生活の中で客観的に医師の仕事を見直し、もう一度医療の道に進もうと思い立ちました。単純に親の背中を追って医師になるのではなく、自分の意志でこの道に進めたことは良かったと思います。進学した医学部では、当初よりこのクリニックを継ぐつもりでしたので、当院で最も患者さんが多い内科を専門に学ぼうと考え、その中でも特に消化器疾患と内視鏡検査・治療に興味を持ち消化器内科を深く学びました。卒業後は板橋中央総合病院に11年間勤め、主に専門であるおなか、胃、腸などの消化器や内科の疾患の診療を行っていました。

大規模病院からクリニックの医師になられて、診療に対するお考えなどは変わりましたか?

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祖父の代より続くこのクリニックで私は生まれ育ったようなもので、ここで医師になることがずっと目標でしたから、基本的には変わりません。大きな病院で働いていた時も、この経験がクリニックでどう役立つかを常に考えていました。勤務医時代に感じたのは、大きな病院に来るほどの症状ではない患者さんがとても多いことです。クリニックや診療所の対応で不安を解消できずに、大きな病院に答えを求めに来てしまう方が世の中にたくさんいることを知りました。病院が混みあってしまうと、患者さん、医師、スタッフの皆が疲弊してしまう原因となりますし、患者さんの診察時間も短くなり満足度も低くなるでしょう。そうならないように、クリニックがしっかりと患者さんの不安を受け止めなければと思うようになりました。

「大丈夫」の理由も伝える会話重視の診療スタイル

先生が診療の際に心がけていることは?

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当院では電子カルテを使用しているのですが、患者さんを診療している間はできるだけ入力せずに、患者さんの正面を向き、しっかりと説明するよう心がけています。先ほどの質問の答えにもありますが、内視鏡検査や超音波検査をしても問題ない方への説明にもきちんと時間をかけています。いくつかの医療機関を回られてきた方に、他の病院やクリニックで何と言われたのかを聞くと、「何ともないと言われただけで」とおっしゃることがありました。医師としては「何ともない」がゴールですが、患者さんにとってはそうではないことを理解して、納得できる答えを伝えるように努めています。患者さんとの会話重視の診療は、板橋中央総合病院にいた頃から変わらない私の診療スタイルです。

今後の展望をお聞かせください。

クリニックの今後のビジョンとしてあるのは、「関わる人たちを幸せに」というもの。患者さんの病気を治して不安を取り除き、幸せになってもらえるように努めていくのはもちろんですが、関わる人というのは、スタッフなど働く人すべてを指しています。患者満足度ではなく、関わる人満足度100%を目標に、「ささき医院」に勤めて良かったなと思ってもらえるようなクリニックにしたいですね。スタッフの満足度は必ず患者さんにフィードバックがあり、雰囲気の良いクリニックづくりにもつながります。

読者へのメッセージをお願いします。

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患者さんは医師の頭の中を知りたがっているのだと思います。説明を省略してしまうと不安を払拭できませんので、私はしっかりと言葉で伝えています。困っていることや気になっている症状があれば何でもお話を聞きますので、気軽にいらしてください。専門は消化器ですが、内科全般を診ていますし、さまざまな科の窓口として相談に応じます。「こういう症状ですが診られますか?」といらっしゃる方も多いですが、基本的に受付のスタッフには断らないように伝えています。コンビニのように気軽にご利用いただき、ここに来れば困ったことが解決できる、そんなクリニックでありたいと思っています。

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