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永平裕一 院長の独自取材記事

アーク杉並デンタルクリニック

(杉並区/下井草駅)

最終更新日:2019/08/28

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レンガ造りのお洒落な外壁が目印の「アーク杉並デンタルクリニック」は、最寄駅の下井草駅から50歩ほどと通いやすい環境にたたずんでいる。院長を務めるのは永平裕一先生。爽やかな笑みを浮かべ、取材に応じてくれた。院内を歩けば、ハイセンスなパウダールーム、手前に目をやれば、赤いカプセルトイの置かれた小部屋で子どもが元気に遊ぶ姿が目に入る。いわゆる昔ながらの「歯医者さん」のイメージとは違う空間が広がる中でもひときわ目立つのは、ユニット前に置かれた大樹のオブジェだ。ただ治療を受ける場所というわけではなく、思わず楽しんでしまう環境が同院の特長だ。特長的なのは院内デザインだけではない。無痛麻酔による治療、ガイドシステムを用いた精密なインプラント治療やマウスピース矯正など、新鋭の技術や機器を駆使した治療の提供は、永平院長の歯科医療への強い思いがあってのこと。そんな永平院長に、歯科医療への熱い気持ちを伺った。
(取材日2015年6月11日)

コンピュータ技術でさらに精度を高めたインプラント治療

インプラント治療に採用している「ガイドシステム」についてお聞かせください。

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簡単に言うと、インプラントを埋め込む位置をコンピュータ上の3D画像で設計し、そのデータを海外の製造元に送ると、指定通りの個所に穴が空いた、マウスピース状の「型」が届くしくみです。この型をガイドとして患者さんの口に装着すれば、穴を目印にすることで、最初の診断とぴったりの位置にインプラントを据えることができます。今までは診断をした後、その画像を診ながら手動で治療をおこなうので、実際は数ミリ単位でズレが生じるのです。それがガイドシステムにより大きく改善したのです。ただし、この型も100%完璧とは限らないので、途中で口から外してチェックするなど、マニュアルにない独自の工夫を考案してきました。このようにコンピュータでも生じるわずかな誤差を僕たちの手でリカバリーできるようになったことが、この数年間の大きな進歩だと思っています。ガイドシステムはクリニックを開いた初期の頃に導入しましたが、経験を重ねて、より高い精度での運用が可能になっています。

コンピューターが歯科治療にもたらす変化についてどう思われますか?

手作業よりも格段に精度を上げられるので、頼りになりますね。例えばインプラントにしても、従来の方法では埋め込む位置を決めるとき、歯肉を開いて中の状態を見る必要がありました。しかし、ガイドシステムでは血管や神経がどこを通っているかなど目視できない所までコンピューターで確認でき、直径4ミリの穴を空けるだけで済むので患者様に低侵襲の治療を提供できるのです。そういう僕もインプラントについては従来のやり方を最初に学んだので、新しいシステムを導入するにあたって、毎日の診療と並行して勉強するのは大変でした。それでも、もともとコンピュータは得意だったので、どうにか自分のものにすることができたと思います。診療時間以外にやることが増えましたが、私たち歯科医師にとっても安心でき、信頼できる精度の高い治療ができるようになりました。

「インプラントは高額過ぎる」という見方に一言。

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費用だけを比べるなら、ここで行っているインプラント治療は、ほかのクリニックよりも若干高いと思います。患者さんが治療のコストを気にされるのは当然です。しかし、高いコストにはそれなりの理由があることも少し考えてみてください。ガイドシステムを導入したことで、人間の目だけでは達成できないほど正確なオペが可能になりました。それまで、すべてが終わってもCTの結果を見るまで安心できなかったのとは大違いです。病院によってはCTがなく、今までの平面のレントゲンだけで行っているところもあります。当院では世界でトップクラスのシェアで実績のあるノーベルバイオケア社のインプラントを採用し、治療後に何度CTを撮影しても料金は変わりません。さらに、そうした信頼性があるから、インプラント治療に関しては10年間の保証も約束しています。自分の体に入れるものですから、安全で安心できるインプラント治療を提供したいと考えています。義歯とは比較にならない快適さが10年、20年、うまくすれば生涯に渡って手に入るということも考え合わせて、それでも高過ぎるかどうか、じっくりと判断していただければ幸いです。

痛みのない低侵襲の歯科治療を追求する

クリニックの一番のコンセプトは?

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歯医者に昔からついてまわる、痛い、恐いという負の側面をすっかり取り除いた、居心地のいい場所にすることですね。そもそもこの考えは、僕が歯科医師を志した原点でもあります。何しろ、子どもの頃に虫歯の治療で最初に行った歯医者は、抜歯のとき以外まったく麻酔を使わないところだったんです。すごく痛くて、ただただ我慢するほかありませんでした。次に行った歯医者は麻酔をしてくれたのでかなり楽になりましたが、それでも麻酔の針を刺すときの、あのチクッときた後の何秒間かが相当痛いわけです。そんなつらい記憶があるから、自分が歯科医師になった暁には、とにかく痛くしない治療を追求しようと、それだけは決めていました。

治療中の痛みをなくすために、どんな工夫をしていますか?

麻酔に関して言えば、インプラントの精度を上げることと同じように、常に新しい道具と自分なりの感覚をうまく融合することで、少しずつコツをつかんできました。今は優れた電動注射器がありますけど、注入のスピードを自動的に調整してくれるこの機械にも、すべてを任せるようなことはしません。このあたりで痛くなってくるなというタイミングであえて1回止めるとか、歯肉が腫れてくるようなら針を抜くようにしながら注入するとか、手に伝わる微妙な感覚を頼りに、少しでも痛みが出ないように細心の注意を払っています。当院ではスタンダードなインプラント治療を受けた患者さんで顔が腫れた患者さんもいません。また親知らずを抜くときも、なるべく歯肉を切ったりせず、侵襲を与えない方法で行うようにしています。治療に伴う体へのダメージをできる限り減らす方法で治療を行っています。

新しい歯列矯正治療にも積極的と伺いました。どんな方法か教えてください。

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インビザライン・システムといいます。一般的なワイヤーによる矯正と異なり、ほぼ透明な医療用プラスチック製の矯正装置をマウスピースのように歯列に被せることで、歯を少しずつ移動させるしくみです。装着していることが周囲に目立たず、治療中でも自分で簡単に取り外せるので、食事や歯の手入れを不便に感じることもありません。まだ国内での実施例は多くないですが、早くからこのシステムに注目して勉強してきた僕からすると、こんなにいいものはないなと思いますね。ここでも大きな役割を果たしているのはコンピューターです。患者さんのデータを3Dスキャンしたものをもとに矯正装置の作製も治療計画もすべてコンピューター上で管理し、患者さんは矯正後の仕上がりを事前に3Dモデルで見ることができます。こうしたハイテク化の流れを見ても、歯科医師には今後ますます、コンピューターを使いこなす能力が問われるのではないでしょうか。

ゆるぎない信念のもと、未来へ向けて進化し続ける歯科医療を提供

スタッフ教育ではどんなことを心がけていますか?

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新しいクリニックだからでしょうか、求人の応募者と面接すると、楽に働けると思っている人が多くいます。ですがそれは大きな勘違いです。ある日突然、今まで触れたことのない器具が導入されたら、名前を覚えるだけでも一苦労ですよ。だから、そういう慌ただしい日常に適応できるまで、初めの数カ月間は厳しいよ、とみんなに言っています。今の若い人は怒られることに慣れていないという話をたまに耳にしますが、注意すべきところを僕が許してしまったら、患者さんがどうなるかということを常に考えなければいけません。医療は命がかかっているものなので、時には患者さんの前でも厳しく叱ります。今はそういう僕のスタンスを分かってくれるスタッフが残っていて、とてもありがたいですね。

これから数年先を見据えて動き出している計画はありますか?

まだ具体化するのは先の話になりますが、2年後、4年後くらいの間隔で、第2、第3のクリニックを開業したいと思っています。都心の一等地をめざすのではなく、むしろ郊外に出ていって、これまでの自分たちのやり方はそのままに、今よりもっと多くの皆さんに都心じゃなくても最新の歯科医療を提供するのが目標です。もちろん、ここのクリニックの診療をおろそかにはできないし、新天地で柱となるドクターを育てるなど、クリアしなくちゃいけない課題は山のようにあります。時間をかけて慎重に、一歩一歩進めていきたいですね。

今後、歯科医師として治療以外で取り組みたいことは?

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今までクリニックの来院された患者さんにのみ、機会に応じて無痛治療や新鋭の技術のこともお話ししてきましたが、今後はクリニックの「外」に向けても情報発信に力を入れていきたいですね。そうすることで、皆さんのデンタルIQを高めるお手伝いがしたい。これは歯についての認識の度合いを表した言葉で、繰り返すようですが、保険が利かない自費診療の治療法を提示されたとき、費用だけを見て高いと思うか、コストパフォーマンスまで考慮に入れて判断できるかを左右するのも、その人のデンタルIQだと思います。僕は保険診療の範囲でも質の高い治療を目指していますので、たとえ自費診療をご希望の場合でもトータルのコストやコストパフォーマンスから保険診療をおすすめする場合もあります。そこを分かってくれる方が少しでも増えるように働きかけていくつもりです。また、全国規模のインプラントの学会で発表したり、最新の歯科医療の勉強会に参加したり、患者様の満足のいく治療を提供できるよう、日々勉強は続けていくつもりです。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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