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永平 裕一 院長の独自取材記事

アーク杉並デンタルクリニック

(杉並区/下井草駅)

最終更新日:2022/01/12

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予約した日が待ち遠しくなるようなクリニックに……。「アーク杉並デンタルクリニック」の永平裕一院長は、そんな思いでクリニックをつくったと話す。大多数の人は、治療の痛みへの恐怖や、歯の状態について指摘されることへの不安を抱え、緊張状態で受診する。その結果治療がスムーズにいかず、通院が途切れてしまうことも少なくないという。そこで永平院長がめざしたのが「痛みの少ない治療」を徹底する「怖くない歯科医院」だ。笑顔で走り込んでくる子ども、にこにこと手を振って帰っていく高齢者。およそ歯科クリニックらしくないそうした光景からは、永平院長のクリニックづくりにかける熱意が結実し、地域に根づいていることがうかがえる。クリニックのコンセプトや診療の特徴、強みなどについて永平院長に聞いた。

(取材日2021年1月25日)

経験をもとに「怖くない」歯科治療をめざす

とてもすてきな院内ですね。コンセプトをお聞かせください。

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歯科によくあるマイナスイメージを取り除き、通うのが楽しみになるようなクリニックをめざしました。設計時は全体を4つに分け、それぞれテーマを設けています。1つ目は診察室。診察室に向かう通路を、プラネタリウムやさまざまな季節のイルミネーションなどでディスプレーを行い、現実と切り離しました。また通路の先には大樹のオブジェを置き、落ち着いた気持ちで診療に臨んでいただけるようにしています。2つ目はパウダールーム。駅から近いので、治療後はそのまま出かけられる方も多くいます。ゆったりと身支度していただきたいと考え、エステのような造りにしました。3つ目はキッズルーム。受付から目が届く場所にあり、診察室からもビデオで見守ることができます。最後は個室や円形の半個室などです。術者側は動きにくい時もありますが、患者さんのことを考え、リラックスしてもらえるよう白を基調とした優しい雰囲気のデザインにしました。

痛みの少ない治療にもこだわっていらっしゃると聞きました。

治療の痛みは恐怖につながり、通院をためらうきっかけになります。その痛みを抑えるために麻酔をするのですが、中にはその麻酔が痛くて歯科恐怖症になる方もいらっしゃるんですよ。しかし、麻酔がなければ進行した虫歯を削ったり歯茎の中にある歯石を取ったりすることはできません。当院では、麻酔が痛くなければ痛みが少ない治療ができると考え、痛みをできる限り減らした麻酔方法を行っています。現在では取り入れている歯科も少しずつ増えてきていますが、当院は10年以上前から、医科でも使われているシート状の表面麻酔を取り入れています。さらに、痛みの原因となる麻酔の注入速度を自動的に調節してくれる注射器を使って麻酔をしていきます。手に伝わってくる微妙な感覚に気を配り、患者さん一人ひとりの状態によって痛みが出そうなタイミングを見極めて調整しています。他にもさまざまな工夫を凝らし、痛みが出にくいよう配慮しています。

なぜ、怖さや痛みに配慮したクリニックをつくろうと思われたのですか。

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僕自身、子どもの頃初めて行ったクリニックで、痛くてつらい思いをしたんです。抜歯の時以外はまったく麻酔をしないところだったので、ただただ我慢して治療に通うしかありませんでした。次に行ったクリニックでは、抜歯以外の治療でも麻酔をしてもらえましたが、それでも麻酔の針を刺すときのあの「チクッ」という瞬間からその後の数秒間が相当痛いわけです。こうした経験から、自分のクリニックではとにかく痛みの少ない治療にこだわり、「怖くない歯科医院」をつくろうと思いました。

先進の設備と専門技術で、治療の質向上に取り組む

患者層の中心は、どの年代ですか。

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虫歯の治療から小児歯科治療、歯周病治療、予防歯科、インプラント治療、審美歯科、矯正歯科まで広い領域に対応しているので、あらゆる年代の患者さんがいらっしゃいます。歯科クリニックらしくないつくりのせいか、お年寄りの中には受診にハードルを感じる方もいらしたようですが、近年は患者さん同士のご紹介のおかげか、それもなくなっているように感じます。お年寄りの方から相談いただく内容ですと、入れ歯の治療に関してが多いですね。入れ歯は、時間の経過とともに使いやすさがわかってくるので、歯科医師の技量が問われる治療です。当院では、型採りからこだわり、簡単に外れることがないよう細心の注意をはらって治療を行っています。これからも患者さんにとっての最善を真摯に考え、満足いただける治療を提供していきたいですね。

常に新型の設備を取り入れていらっしゃるのも、治療の質向上につなげるためなのでしょうか。

インプラント治療に採用しているガイドシステムや、マウスピース型装置を用いた矯正のためのシステム、印象材を使わずに歯の型採りができる口腔内3Dスキャナーなど、診療においてプラスになると思える技術は積極的に取り入れてきました。コンピューターが歯科診療にもたらした変化は、とても大きいものです。例えば、従来のインプラント治療では、埋め込む位置を決めるときに歯肉を開いて中の状態を見る必要がありました。しかし、ガイドシステムは血管や神経がどこを通っているかなど目視できないところまで確認するのに役立ち、直径4ミリ程度の穴を開けるだけで済みます。手作業のみで行うよりも、格段に患者さんの負担を抑えることにつなげやすいので、とても頼りになりますね。

コンピューターと技術の組み合わせで、精度の高い治療を追求されているのですね。

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ガイドシステムでは、インプラントを埋め込む位置をコンピューター上の3D画像で設計し、そのデータを製造元に送ると、指定どおりの個所に穴が空いた、マウスピース状の「型」が届きます。この型をガイドにすることで、これまでの治療で生じていた数ミリ単位のズレを防ぎ、最初の診断と同じ位置にインプラントの埋入を図るわけです。とはいえ、この型も100%完璧とは限りません。僕は、導入当初からマニュアルにない独自の工夫を考案し、より完璧な治療をめざしてきました。コンピューターを活用することで精度を高め、さらにそのコンピューターでも生じるわずかな誤差を人の手でリカバリーする。この連携による治療精度の向上こそ、ここ数年の歯科治療の大きな進歩であると思います。

命を預かる意識を持って、真摯に患者に向き合う

食いしばりの診療にも力を入れておられるとか。

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どんなにしっかり治療をしても、患者さんに歯ぎしり、食いしばりなどの癖があると歯は少しずつすり減り、かぶせ物も壊れてしまいます。当院では、患者さんの癖に応じて普段意識していただきたいことをお伝えしたり、治すためのトレーニングをお教えしたりしていますが、根本的な解決に至らないケースも散見されます。治療の質を保つ上で支障を来し、顎の痛みや歯茎の腫れ、頭痛といった全身の不調にもつながりかねない強すぎる咬合力を調整するために、今後さまざまなアプローチを取り入れていくことを考えています。健康な歯を長く維持するためにも、気になる方はぜひご相談ください。

スタッフさんの心地良い対応も印象的です。教育面ではどのようなことを心がけておられますか。

治療中は患者さんの命をお預かりするわけですから、甘い気持ちでは取り組めません。言うべきことは言う。叱るべきこところは叱る。このことは徹底しています。開院当初、僕のやり方が厳しいと言って辞めていったスタッフもいました。でも、その中でも僕の方針に共感し、賛同して、残ってくれたスタッフたちは、今も当院の中心的存在として頑張ってくれています。

最後に、今後の展望をお聞かせください。

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セラミックなど自費診療の治療法を提案されたとき、費用だけを見て高いと思うか、長期的な目線で治療の意味を考えて判断するかは、その人のデンタルIQによって異なると思います。僕は、保険診療でも常に質の高い治療を追求しているので、自費診療をご希望の方にもコスト面を考えて保険診療をお勧めする場合があります。こうしたことを理解してくれる方が増えるよう、最新の歯科医療の勉強会に参加したり、全国規模のインプラントの研究会で発表したりして自己研鑽を続けながら、口腔内の健康に関する意識を高めるお手伝いをしていきたいですね。併せて、僕と同じように、患者さんの痛みや恐怖に寄り添いながらレベルの高い治療をめざす歯科医師の育成にも力を注ぎ、「頑張って通いたい」という患者さんを一人でも多く診ていけたらと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

・インプラント治療(すべて込み)/1本55万円~ (税込み)
・マウスピース型装置を用いた矯正/88万円~ (税込み)
・セラミックを用いた治療:インレータイプ/6万6000円、クラウンタイプ/7万7000円~(税込み)

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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