その年齢にふさわしい美しさを
求めるべきエイジングケアとは
アジアン美容クリニック
(台東区/湯島駅)
最終更新日:2021/10/12
- 自由診療
年齢を重ねるにつれて出てくる顔のしみやしわなどの肌のトラブル。そして、それらの悩みを解消につなげるための手段の一つが、エイジングケアだ。しかし、エイジングケアと言っても、実際にどんなことをするのか、美容医療で行う治療とエステ、あるいは自宅でもできる化粧品によるケアとの違いなど、よくわかっていない人も少なくないだろう。「化粧品やエステにお金をかけるのなら、きちんとした医学的根拠に基づいたケアを受けるべきだと考えます」と話すのが、「アジアン美容クリニック」の鄭憲院長だ。そこで今回は、日本形成外科学会形成外科専門医で長年にわたって美容医療に取り組んできた鄭院長に、エイジングケアに対する基本的な考え方や受けるときの注意点などを聞いた。
(取材日2020年9月8日)
目次
化粧品やエステの限界を理解し、自分に合った美容医療を受けることが大切
- Qエイジングケアに対する基本的な考え方を教えてください。
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A
若々しくいたい、少しでも若く見られたいと思うこと、あるいは鏡に映った自分を見て自信を持つことは、人間が社会的な動物である以上、重要です。しかし、魔法のように若返るのは難しいのが現実ですし、一般的な患者さんは不自然に若く見えるのにも抵抗があるでしょう。つまり、きれいに年を重ねていく中で若々しく、健康でいたいというのが自然な考え方だと思います。ここで大切なのが、健康です。健康でないのに見かけや肌の状態だけがきれいということはあり得ませんし、意味もありません。ですから、健康でいることが一番美しい状態に近いということを理解して、規則正しい生活をして睡眠もきちんと取り、ストレスもケアすることが大切です。
- Q肌については、どのように考えれば良いのでしょうか?
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A
肌にしみやしわができる原因、しみやしわのケアの原理を知ることが重要です。ですから当院では、まず皮膚の構造や機能、ターンオーバーと呼ばれる皮膚の代謝、メラニンの形成の過程などを説明し理解してもらいます。美白やエイジングケアを目的とした、いわゆる機能性化粧品やドクターズコスメといわれるものは、肌の問題を隠すことは見込めても、改善は期待できないことも話します。なぜなら、誰もが自由に使うことを前提とした美容商品は、肌の機能を司る肝心な部分には成分が浸透しないようになっているからです。よって効果が期待できない代わりに副作用がありません。しかし美容医療は医学的治療である以上、実際の改善を目標に行います。
- Q医療では、どのような方法があるのですか?
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A
ヒアルロン酸やA型ボツリヌス毒素製剤の注射、多種類のレーザーや光治療、高周波・超音波治療器などさまざまなアプローチがあり、これらを組み合わせることで、皮膚に積極的に反応させることを図り、変化を誘導する方法があります。これらの施術は、良い作用が期待できると同時に、医療である以上は副作用が起こり得ます。そのため、医師が一人ひとりの皮膚の特徴などを見極めて、方法の選択や調整、施術後のケアをする必要があります。当院では、老化やトラブルに伴う皮膚の変化に対して医療的な治療の原理を説明し、効果だけでなく起こり得る想定内の副作用について、患者さんにしっかりと説明し理解してもらうことを大切にしています。
- Q美容医療とは、どのように向き合えば良いのでしょうか?
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A
化粧品やエステにお金をかけるのなら、きちんとした医学的な根拠に基づいたケアを受けるべきだと私は考えます。そのほうが満足度も高く、結果的には費用的負担も軽く済むでしょう。しかし、いろいろな方法がありますので、そのケアが良いという根拠や見込まれる結果、リスクなどの説明を受けた上で、最終的にやる、やらないという判断は、患者さん自身がするべきです。加えて、私たちはこの分野で何十年も診療を行ってきていますので、そこで得たものと初めて話を聞いた患者さんが同じ理解度ということはあり得ませんから、できるだけわかりやすく情報を伝えて、患者さんが判断できる材料を与えることが大切だと考えています。
自由診療費用の目安
自由診療とはヒアルロン酸注射/4万1500円~