仙石クリニック

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仙石祐一理事長
頼れるドクター掲載中

医療トピックス

地域に根ざした医院で受けられる
垣根の低い「物忘れ専門治療」

仙石クリニック

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「人の名前を思い出せなくなった」「同じ話を何度も繰り返すようになった」など、いろいろなシーンで発生する物忘れ。加齢によるものであればそれほど心配はいらないが、アルツハイマー型認知症や脳の異常で起こるなら、きちんとした治療が必要になってくる。本人はもちろん、家族にそうした症状が見られた場合、相談に応じてくれるのが物忘れ専門治療。「仙石クリニック」では地域に高齢者が多く暮らしていることもあり、早くからこの治療に力を入れてきた。「物忘れの診察で、いきなり心療内科や精神科へ行くのは少しハードルが高いかもしれないけれど、ここなら『街のお医者さん』という雰囲気だし、それほど構えずに来てもらえるんじゃないかなと思っています」と語る仙石祐一副院長。気さくでおおらかな人柄に、多くの患者や家族から信頼が寄せられている。(取材日2014年8月20日)

治療が必要なのは、物忘れを訴える患者の約2割。速やかに治療を開始できるよう、不安を感じたら気軽に受診

物忘れ専門治療とは?

26150 mt 1 q1 1409828558 ▲物忘れにも、正常なものと医学的治療が必要なものがあると話す副院長 たとえば、「最近、記憶が曖昧になってきた」「今までできていた簡単な計算ができなくなった。計算間違いをする」など、ちょっとした物忘れが気にかかっている方も多いのではないでしょうか。そうした物忘れの原因は大きく分けて、加齢による生理的変化と、認知症やうつ病などにより引き起こされているものの、二つがあります。これらのうち、加齢による変化はいわば正常な物忘れですので、特に日常生活で支障を起こさないのであれば、それほど心配はいりません。しかし、認知症やうつ病が原因となっている場合は、医学的な治療が必要になってきます。物忘れ専門治療では、患者さんの物忘れがなぜ起こっているのかという原因を突き止め、治療の要不要について判断するもの。必要に応じ、速やかに適切な治療を行うことで症状を改善したり、病気の進行を遅らせたりすることを目指します。

どんな人が通っているのですか。

26150 mt 1 q2 1409828558 ▲患者とその家族と一緒に、丁寧なカウンセリングと治療の進め方をしていく 60〜90歳くらいの高齢の方が大多数を占めますね。なかにはお一人で来院される方もいらっしゃいますが、ご家族に付き添われていらっしゃる方や、ホームヘルパーさんと一緒にいらっしゃる方も目立ちます。お一人でいらっしゃる場合は、大半が加齢による物忘れで、あまり心配しなくても大丈夫なケースが多いのですが、どなたかが付き添っていらっしゃる場合は、ある程度、症状が進行しているケースが多く、「もしかして認知症かな」と少し注意深く観察するようにしています。また、なかには、「仕事中、ミスが目立つようになった」など、日常生活で問題を抱えて来院される40歳くらいの方もいらっしゃいますよ。最近では若年性痴呆症がメディアで取り上げられる機会も増えてきましたから、「上司に仕事ぶりを注意されるようになり、ミスがどんどん目立つようになって不安を感じた」という患者さんも来院されます。

どうしてこういった外来ができたのでしょうか。

26150 mt 1 q3 1409828558 ▲副院長はかなり前から物忘れ治療には注力をしてきている もともと、このエリアは高齢の方が比較的多くお住まいの地域。特に、一人でお住まいの方も非常に多く、以前からこうした診療に対するニーズがありました。また、私自身、脳の働きや人間の本能的な部分に関心があったので、かなり古くから「物忘れ専門治療」を設けています。患者さんのほとんどが近隣にお住まいの方ですが、ときどき、テレビで認知症や物忘れについて取り上げられると、「テレビで見たのですが、私も同じ症状があるんです」と不安になって、遠方から来院される方も増えますね。しかし、物忘れ専門治療にいらした人のうち、全体の約80%が正常な方。より専門的な治療が必要な方は、残りの20%程度なんです。もちろん、治療が不要な方に安心していただくことも診療の目的なので、ちょっと不安に感じたらその不安を解消するためにも、一度ご相談いただけたらと思います。

どんな診療を行うのでしょうか。

26150 mt 1 q4 1409828558 ▲様々な検査がここでできるように設備は整っている まずは、丁寧に問診を行います。「どういうときに、どんなことが起こるのか」「どんなことを心配に感じているのか」など、物忘れが起こるときの状況や現在のお悩みについてさまざまな角度からお聞きします。そのなかで、患者さんのお話に辻褄が合うか、順序立ててうまく説明できているか、お話に整合性が取れているかなどを確認します。患者さんによっては、脳の検査が必要な場合もありますので、そのときはCTなどを使用して詳細に診察しますが、診療で大切なのは、やはり問診。物忘れはうつ病など、精神的な疾患から起こることもあるのですが、だからといっていきなり精神科や心療内科へ行くのは敷居が高いと感じる方もいらっしゃるかもしれません。私が考えているのは、当院をひとまず“入り口”として利用していただきたいということ。本当に専門的な治療が必要なのか確認するための、はじめの一歩として、ぜひ、当院を活用していただきたいと思います。

治療内容と方法を教えてください。

26150 mt 1 q5 1409828558 ▲まずは、ファーストコンタクトとして仙石クリニックを利用してほしいと語る 治療が必要な物忘れにもさまざまな種類があります。たとえば、認知症の患者さん。認知症には原因によって「アルツハイマー型認知症」と[脳血管性認知症」があり、「アルツハイマー型認知症」は現在のところ、根治する方法が見つかっていませんが、服薬によって進行を緩やかにすることができます。また、「脳血管性認知症」は脳梗塞やくも膜下出血などの脳血管障害が起こったあとに後遺症として認知機能が低下するもので、この場合は速やかに外科的な処置を行う必要があります。また前述の通り、うつ病など精神疾患が原因となって物忘れを引き起こしているケースもあり、その場合は関連病院をご紹介し、専門的な治療へ移行していただく場合もあります。当院では現在、認知症の患者さんを約100名、そのうち、アルツハイマー型認知症の患者さんを約50名治療しており、今後、社会の高齢化が進むにあたり、この数はますます増えていくのではと予想しています。

ドクターからのメッセージ

仙石祐一副院長

ご家族と一緒に来院される患者さんも、お一人でいらっしゃる患者さんも、年々、数が増えてきました。物忘れは、誰にでも起こりうる病気です。高齢の方はもちろん、最近では若年性認知症などが話題になることもあり、若い患者さんも多くなっています。もし、物忘れの原因が認知症だった場合、早目に治療を開始すれば、病気の進行をできる限り遅らせ、症状を最小限度に留めておくことも可能です。私自身、認知症を治療することは、その方の人生の締めくくりをコーディネートする仕事だと考えており、より良い最期を迎えるためには、患者さんのご家族や私達医師、さらには地域社会の関連諸施設の連携が欠かせません。「最近物忘れがひどくなってきた」など、不安を感じたら気軽にご来院ください。病気ではなく、患者さん一人ひとりと向き合う姿勢で、いつでもご相談に応じたいと考えています。

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