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仙石 祐一 理事長の独自取材記事

仙石クリニック

(豊島区/巣鴨新田駅)

最終更新日:2020/11/04

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下町の雰囲気が残る住宅街にある「仙石クリニック」。地域のかかりつけ医として、仙石祐一理事長の専門である脳神経外科と内科を中心としたプライマリケアの2本柱で診療を行う。2019年7月には院内の大規模リニューアルが完了予定で、CT・MRI・内視鏡などの先端検査設備をそろえたという。東京医科大学病院などで脳神経外科の医師として長年診療と手術の経験を積んだ仙石理事長は、頭痛や認知症の治療にも注力し、丁寧な問診と患者とのコミュニケーションを大切にしている。また高齢などの理由で通院が困難な患者の訪問診療も実施。常に患者側に立って考え、気持ちに寄り添う診療を心がけている。一人ひとりにベストな医療を提供するために、努力を惜しまない仙石理事長に話を聞いた。
(取材日2019年5月29日)

脳神経外科とプライマリケアの2本柱で診療

2019年に院内をリニューアルされる予定だと伺いました。

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当院は先代院長を務めていた父が大塚で開業し、私が開業するタイミングで地元である西巣鴨に移転して新たなスタートを切りました。2019年7月には院内のリニューアルを行い、CT・MRI・内視鏡検査など、以前は外部医療機関での受診を促していた検査も当院で対応できるようになります。高齢の患者さんは他院での検査を勧めても、体力的な問題などで結局足を運ばず、そのため病状が悪化してしまうというケースも少なくありません。そんな患者さんのためにも院内設備を強化して、できる限りの検査を当院で実施したいと考えたのです。新しく導入する64列型CTやMRIは短時間で検査が完結するため、患者さんの負担軽減にもつながります。2018年からは毎週水曜日に私の弟による胃内視鏡検査を、2019年2月からは大腸内視鏡検査を実施しています。

こちらには、どのような患者さんが来られますか? 

患者さんは昔からこの辺りに住む地元の方と次々にできる新しいマンションに住む若いファミリー、近隣の企業に勤めている方など、子どもからお年寄りまで幅広いです。当院は地域の総合的な診療室として内科、外科を母体としており、風邪や高血圧、糖尿病などの生活習慣病といった一般内科的な症状を診るプライマリケアと、専門性がある脳神経外科の2本柱で診療を行っています。

専門である脳神経外科では、どのような診療をしていますか?

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頭痛治療が中心ですね。不安を抱えて来院される患者さんに対し、まずその原因を明らかにして不安を払拭することが第一です。頭痛はどんなときに、どのように、どこが痛むのか、丁寧な問診が非常に重要となります。じっくりと話を聞くことで8割程度診断ができますから、その確認のためにCTによる検査に加え、MRI検査・脳波検査などを行うこともあります。緊急性を要するものなのか、そうでないかを診断し、個々に対応した治療を行い、必要に応じて大学病院や総合病院に紹介しています。重大な病気が隠れていることもありますから、「頭痛くらいで」と思わず専門の医師による診断を受けることが大切です。また最近は認知症の相談も増加しています。患者さんはもちろん、ご家族も戸惑っていることが多いですから、しっかりと気持ちに寄り添ってサポートしていきたいと思っています。

患者側の立場で、病気ではなく人を診るのがモットー

先生が医師をめざしたきっかけは何ですか?

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物心ついた頃から、父の仕事を見てきたことも影響しているかもしれません。祖母は看護師、父は医師で、親戚も医師が多い家系でしたからね。小学生の時に私の心を捉えていたのは、「心は心臓にあるかもしれないが、考えるのは脳だ。人間が人間らしくいるためには心臓と脳が重要だ」というテーマです。とても神秘的で魅力的でしたね。そういった学問的な興味が医師をめざした一番のきっかけで、今でもその興味が尽きることはありません。

大学卒業後の経歴を教えてください。

東京医科大学を卒業後、そのまま同大学病院の医局に入局し、脳神経外科で診療や手術の経験を積みました。その後、医局からの出向で神奈川県立こども医療センターの脳神経外科に勤務しました。制度としてまだ在宅医療がない時代でしたが、親御さんがお子さんを自宅で看取りたいという希望があり、週に一度、往診にも出かけていました。脳神経外科には重い病気の子が多く、子どもが亡くなるのを見るのはとてもつらかったですね。連日の手術や当直が当たり前の時代でしたが、大変だと思うことはありませんでした。自分が好きな仕事ですし、そういう厳しい経験の中で医師として多くのことを学ばせてもらったと思っています。

診療の際に心がけていることはありますか?

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病気を診るのではなく、「患者さんを診る」ことですね。ある日突然、街で「私のこと覚えていますか?」とかつて診療した患者さんに声をかけられたんです。正直わかりませんでした。大きな病院では、ひたすら病気を診て手術をしますが、患者さんとじっくり話す余裕はありません。しかし、患者さんは医師を見ています。自分の体を預けるのですから当然ですよね。医師もきちんと患者さんを見て診療しなければと改めてその大切さに気づきました。これは私が開業を志した原点でもあります。患者さんとのコミュニケーションを大切に、気持ちに寄り添う診療姿勢を大切にしています。話をよく聞いて丁寧な問診を心がけ、できるかぎり時間をかけています。ですから少しでも患者さんの待ち時間を減らすために、当院ではホームページから簡単に予約と現在の待ち人数の確認ができるシステムを導入しています。

患者が安心できる環境づくりに積極的に取り組む

「診療手帳」という取り組みをしていると聞きました。

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当院では患者さん一人ひとりに「診療手帳」を手渡しています。これは、検査結果や診断内容、薬、日常生活での注意点などを明記したもので、患者さんが帰宅後に診療を振り返る際にも役に立つと思います。患者さんの思いや希望が何よりも優先ですから、治療方針はこちらから一方的に押しつけるのではなく、意見を聞きながら一緒に決めていきます。大きい病院での治療が必要だと判断した場合には転院することになりますが、紹介状に書ききれない病歴なども記載していますので、転院先でもスムーズに治療を受けてもらえると思います。患者さんの安心につながればうれしいですね。

在宅医療にも力を入れていらっしゃるのですか?

高齢になり通院が困難になった方や脳梗塞などの内科的疾患の方を中心に在宅医療を実施しています。緊急時の対応はもちろん、希望があれば自宅での看取りも行っています。開業医は大学病院の医師と違い、ご家族のことも含め、患者さん自身のことをより知ることになります。生活環境や人間関係などプライベートな部分も多いですから、病気を診るのではなく人を診ることの重要性と、医師としての責務をより強く実感させられますね。余生を家族とともに自宅で楽しく過ごしたいという患者さんの希望をくみ取り、残された時間を大切にしてもらえるように、少しでもお手伝いができたらと考えています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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私は常に患者さんの側に立ち、上から目線でなく患者さんの意見を聞きながらしっかり治療をしていくこと、一方的にこちらの方針を押しつけず話し合って決めていくことを大切にしています。地域こそが地盤ですから、学校医や医師会の活動など、この土地のために私ができることには積極的に取り組んでいきたいと思っています。また頭痛で悩んでいる人の多くは働き盛りの世代や女性ですが、忙しい人でも受診しやすいように当院では昼休みは短く、平日は20時まで診療している日もありますから、原因を知るためにも相談にきてください。頭痛をはじめ多くの疾患は、検査が遅れることで発見が遅れ、重症化してしまうこともあります。そういった事態を回避するためにも、ある程度の検査・治療は当院で完結できて、必要があれば専門的な病院を紹介できるワンストップ体制を整えたいと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

※脳ドック/3万3000円

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