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崎谷 康佑 院長の独自取材記事

文京動坂診療所

(文京区/田端駅)

最終更新日:2024/04/11

崎谷康佑院長 文京動坂診療所 main

田端駅、西日暮里駅、千駄木駅から徒歩圏内にある「文京動坂診療所」。1階の診察フロア、2階の検査フロアから成る院内は、白と木目調のトーンでまとめられている。緊張した患者の気持ちを和らげてくれる雰囲気が印象的だ。同院の院長を務めるのは、2024年1月に3代目院長として就任した崎谷康佑(さきたに・こうすけ)先生。東京大学大学院博士課程内科学専攻を修了し、大学病院、基幹病院で研鑽した後、津田沼に自身のクリニックを開業。現在は、文京動坂診療所の診療と津田沼のクリニック運営を兼務している。一般内科の診療から、「おなかの専門家」として消化管内視鏡検査・治療まで丁寧に幅広く対応するのが、同院の特徴。「がんで亡くなる人がいなくなる」ことを目標に掲げる崎谷院長に、医師としてのこだわりや患者への思いを聞いた。

(取材日2024年3月22日)

複数の内科の専門家が高度な医療を追求

初めに、院長を継承した背景についてお聞きします。

崎谷康佑院長 文京動坂診療所1

当院は開業して30年の診療所で、私が3代目院長となります。初代院長の橋本宏先生の時代、私は東京大学の大学院生でしたが、内視鏡検査の担当として勤務したのが最初のご縁です。その後、東京大学の医学部付属病院、JR東京総合病院、日本赤十字社医療センターで勤務し、生活習慣病の治療で実績のある朝日生命成人病研究所附属医院では消化器内科部長を務めました。さらに米国留学を経て、津田沼に自分のクリニックを開業。苦痛の少ない内視鏡検査を行い、胃がんや大腸がんの早期発見につなげるべくアップデートを続けてきました。今回、当院の2代目院長で、大学医局の先輩でもある五藤忠先生と再びご縁がつながり、2024年2月よりこちらの院長を務めさせていただくことになりました。

こちらの診療所のコンセプトについて教えてください。

当院は、「おなかのスペシャリスト」をスローガンに掲げる消化器内科の内視鏡クリニックであり、かつ複数の専門家が内科疾患全般を幅広く診療するかかりつけ医としての機能も有しています。日本内科学会総合内科専門医である私をはじめ、複数の内科医が風邪や感染症、生活習慣病といった身近な症状のご相談を数多く承っています。私は総合内科専門医の他にも、日本消化器病学会消化器病専門医、日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医、日本肝臓学会肝臓専門医の資格を取得していますが、一番の専門は胃と大腸の内視鏡検査です。当院には消化器内科以外にも、呼吸器内科や循環器内科の専門家が在籍しているため、どんな悩み事も相談できる町のかかりつけ医でありながら、胃や大腸、心臓や呼吸器系の病気が気になる時は院内で高度な検査まで対応が可能です。患者さんに安心して受診していただける診療所と認知されるよう、日々精進しております。

院内レイアウトで工夫したことはありますか?

崎谷康佑院長 文京動坂診療所2

当初2階には、院長室などのスペースが広く配置されていましたが、患者さんによりレベルの高い医療をお届けするために検査用スペースとして改装しました。大腸内視鏡検査の際、院内で下剤を飲める場所を整備したこともポイントですね。家で下剤を服用すると来院の道中でトイレが心配になる方や、下剤を飲んでいる時や飲み終わった後で吐き気をもよおす方もいらっしゃるのですが、看護師や医師が近くにいることできめ細かな対応が可能です。鎮静剤を使用した内視鏡検査の後にはストレッチャーで横になったままお休み頂けるリカバリールームも充実させました。

こだわりは、苦痛・不安を感じさせない内視鏡検査

先生が医師を志した理由についてお聞きします。

崎谷康佑院長 文京動坂診療所3

祖父が開業医をしていたことが、影響として大きかったと思います。兵庫の祖父の自宅に併設されていた診療所に患者さんが来院する光景を子どもの頃に見ていました。地域の人に頼られている祖父の姿に、医師は人の役に立つ仕事なんだと子どもながらに感じたものです。高校生の頃に手に取った書籍との出合いも私の選択を後押ししてくれました。精神科の医師である大平健先生の著書では、患者さんの話をじっくりと聞き、問題を見つけて解決に導く様子がとても魅力的に描写されていて、医師という職業はきっとやりがいが大きいに違いないと感じましたね。

先生のご専門である内視鏡検査について、詳しく教えてください。

患者さんにとって苦痛や不安が少なく受診できる検査を行いたいと考えています。当院では、上部消化管内視鏡検査、胃カメラについて鎮静剤を使った経口内視鏡検査と鼻から管を入れる経鼻内視鏡検査の双方の対応が可能です。口から管を入れる経口内視鏡検査を受けて、過去につらい経験をされた方には、吐き気をもよおす心配が少ない経鼻内視鏡検査をご提案します。患者さんの中には、鎮痛剤を希望される方もいらっしゃいますから、患者さんにとって少しでも楽な方法になるよう柔軟に調整を行います。また、鎮静剤を使用した大腸内視鏡検査も積極的に行っております。検査時に大腸ポリープが見つかり、当院で処置できる大きさの場合であれば、その場で切除することも可能です。

内視鏡検査を受けることのメリットについてお聞きします。

崎谷康佑院長 文京動坂診療所4

私の目標は、「がんで亡くなる人をゼロにする」ことです。胃がん・大腸がんの死因に占める割合は大きいものの、今は早期発見・早期治療により完治がめざせる時代ですので、ぜひ定期的な内視鏡検査を受けていただきたいと思います。胃がんの主な発症原因はヘリコバクター・ピロリ菌の感染です。20代、30代のうちに検査を行い、感染していれば除菌治療を受けましょう。また、除菌後も胃がんのリスクがゼロになるわけではありませんから、定期的な検査は必要です。大腸がんについては、主な原因が示されていません。便潜血検査結果に異常があれば、早期に内視鏡検査を受けることをお勧めします。ポリープが見つかる割合は、年齢を重ねるごとに増加していきます。ポリープの有無を確認するためにも、40歳を過ぎたら定期的に内視鏡検査を受けるようにしましょう。

患者の気持ちをくみ取り、要望に応える診療スタイル

院長が診察を行う際に心がけているのはどのようなことでしょうか。

崎谷康佑院長 文京動坂診療所5

まず患者さんのお話をじっくりと聞くことですね。患者さんとの関係性によって質問は異なってきますが、ご家族のことや仕事のことなど、その方の生活背景も聞きながらお悩みの原因を探っていきます。大切なのは症状が緩和されて悩みが軽減すること、解消することだと考えています。ですから、例えば検査を行って異常が認められないという場合でも、患者さんの訴えに耳を傾けるよう心がけています。もちろん、患者さんの悩みや症状が、命に関わる重大な病気からくるものかどうか、まず見極めることが重要です。診断に必要な検査を行った上で、生活習慣の改善や投薬などを試み、患者さんのためになることを行うよう努めています。

これまでの経験の中で、今の診療につながっていること、生かされていることはありますか?

先に申し上げた精神科医師、大平健先生の著書が、私の今の診療スタイルにつながっているように感じます。大学病院では紹介状に治療すべき内容が記載されているため、患者さんが求めることをゼロから引き出す必要はありません。その点開業医は、その状況とはまったく異なるところからスタートします。患者さんご本人が、どこに問題があるのか、どんな治療を行ってもらいたいのか。多くの場合、そうした状況さえ把握できていないのが現状です。町のかかりつけ医の役割は、患者さんとの会話の中からその方の気持ちをくみ取り、ご要望にできる限りお応えすること。そのためにまずはお話をしっかり伺うアプローチが重要であることを実感しています。

最後に、今後の展望をお願いします。

崎谷康佑院長 文京動坂診療所6

当院では、内視鏡検査の他、超音波検査やホルター心電図にも力を入れており、専属のエコー検査を行う技師も2名在籍しています。私のモットーは、地域の皆さまに高度な検査をお受けいただくことで、精度の高い診断・治療につなげることです。ご年配のかかりつけ患者さんにたいへん多く来院いただいており、今後はさらに壮年期の方々の内視鏡検査、高血圧症や糖尿病といった生活習慣病の治療にも注力したいと思っています。当院での人間ドック、一般検診、雇用時検診を多くの方にお受けいただき、もし異常が見つかれば当院でレベルの高い内科治療をお受けいただけるよう体制を整えています。ホームドクターとして皆さんの悩みに寄り添える診療所でありたいと思っていますので、気になる症状がある方は気軽にご相談いただけるとうれしいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

人間ドック/4万3000円~
雇用時検診/1万1000円~

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