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野本恵子 副院長の独自取材記事

のもとデンタルクリニック

(品川区/西小山駅)

最終更新日:2019/08/28

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東京急行電鉄目黒線西小山駅周辺は商店街が広がり、人々が生活するのに便利な街である印象を受ける。そんな西小山駅からほど近い場所にあるのが『のもとデンタルクリニック』だ。副院長である野本恵子先生はとても若々しく、とても50代には見えない美貌の持ち主。院長を務める埼玉のクリニックと行き来しながら、東京のクリニックでは一般診療だけでなく口周りや歯の美容にも力を入れているという。抗加齢医学会の資格をいち早く取得し、歯科からはじめるアンチエイジングを提案している。そのため、予防やメンテナンスで訪れる患者も多く、一人一人のライフスタイルにあった診療を心がけているという。今回は野本副院長にクリニックの診療方針から、若さを保つ秘訣までじっくり話をうかがった。
(取材日2014年7月31日)

患者のニーズに合わせた医療を提供することがモットー

クリニックの診療方針を教えてください。

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大学時代に恩師から「歯医者になるのであって、破壊者になってはいけない」と言われたことが印象的で、今でも私の信念となっています。患者さんにきちんと説明をせずに、勝手に歯を削るのは破壊者です。歯の現状だけでなく、何年か後にはこうなっている、ということを説明した上で、患者さんが納得できる治療するように心がけています。また、私はベトナムで歯科医療のボランティアを行っているのですが、そこでの経験が診療の幅を広げるきっかけとなりました。ベトナムでは限られた時間や機材でいかに多くの患者さんを診察するかが重要となっています。そのために座長と呼ばれるリーダーがまず患者さんの口腔内を診て「この人はこの歯を抜いてください」と指示を出します。日本であれば抜く必要のない歯も、ベトナムでは抜くこともあります。なぜなら、この患者さんは日本のように毎月通えるわけではないため、次にいつ歯の治療ができるかわからないからです。一年後に痛みを出ないことを最優先するとなると、日本では抜かなくていい歯も抜くことになってしまう。それがすごく衝撃的でした。だから、患者さんの人となりや生活環境を考えた上で医療を提供する、ということが私の2つめの信念となっています。

それは、一人ひとりに合った医療を提供するということでしょうか。

そうです。そのために、患者さんの生活環境や経済環境、置かれている家族関係などをすべて把握するようにしています。全身の疾患があるのに頻繁に歯科医院を訪れることがその人の負担にならないだろうか、いつの時期までにこの人を治してあげるべきか、などいろいろ考えます。歯科医師だから全部治してあげたいと思うのが当然ですが、すべて治すことが望ましいかどうかは、人によって違ってきます。だから私は日常会話の中で患者さんの情報を聞き出し、その人に合った治療を提案するようにしています。今を考えるならこういった治療があるけど、何年か後をゴールに考えるならこういう方法もあると、今のメリットや先のメリットについても詳しくお話しています。金額的に考えても、患者さんがどんな風に望んでいるかをカウンセリングしていきます。そのためにも、患者さんがすべてお話できる環境づくりを心がけ、一人ひとりの患者さんに時間をかけて診察しています。

開業するに至った経緯を教えてください。

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私はずっとホームドクターになりたいと思っていました。まず、平成元年に埼玉県の春日部市にクリニックを開業しました。今も私は春日部のクリニックの院長をしていて、当院は主人が院長を、私が副院長を務めています。現在は、私と主人で埼玉と春日部のクリニックを行き来しています。当院の開業を決意したのは、自分の理想的な治療をしたかったからです。口周りや歯の形態の美容をメインとし、治療ではなくて予防やメンテナンスを目的とする患者さんも多くいらっしゃいます。主人は当院で、一般の歯科診療や、歯のインプラント、バネのない入れ歯などを行っているので、幅広い診療が実現しています。

歯科医療からはじめるアンチエイジングケアを提唱

歯科美容にも力を入れていると伺いました。

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メーカーと組んで、歯科医師へ向けたヒアルロン酸やボトックス施術について指導するセミナーを開催するなど、積極的に活動しています。セミナーは単なる美容目的ではなく、歯科治療の一環であることを正しく伝えていくことが重要です。最近は「歯科美容」を行うクリニックが増えていますが、私は歯科疾患に起因しているものに関しては歯科治療だと思っています。例えば、矯正や歯槽膿漏が原因で、鼻の下の皮膚がへこんでシワができやすくなったり、入れ歯の方は唇が薄くなったり乾燥しやすくなることがあるのですが、これらを治すために、ヒアルロン酸を使用します。口角を上げる度に唇が切れて血が出てしまう人も、ヒアルロン酸で唇をツルツルにすることで改善するのです。また、顎関節症の人は歯を食いしばって歯が割れてしまうことがありますが、噛みしめを防ぐためにボトックスを打つこともあります。また、ドライマウスで口腔内が渇くと感染率が上がるため、口腔内の免疫力を高めるために高濃度ビタミンCをお勧めするなどといった風に、関連を説明しています。ヒアルロン酸やボトックスは医科の分野ではプチ整形、高濃度ビタミンCは美白と考えられていますが、これらを歯科で行う場合は歯科治療であるということを他の歯科医師たちにセミナーを通して伝えています。私たち歯科医師が扱えるのは歯や口周りに関してだけなので、誤った認識で歯科美容が広まらないように努めていきたいです。

印象的だった患者さんとのエピソードを教えてください。

私は毎回セミナーを受講する歯科医師たちに「患者さんがあなたの手をとり、涙を流されて『先生に会えてよかったです』と感謝されたことありますか?」と、必ず聞いています。私は過去に一度経験がありますが、それは歯科治療ではなく、ヒアルロン酸で曲がった口元を治したときでした。その患者さんは赤ちゃんを産んだときに脳梗塞になり、その後遺症で少し顔が曲がってしまいました。整形をするほどではないものの、ご本人はかなり気にされている様子でした。歯の治療をしているときに患者さんの悩みを知り、ヒアルロン酸を注入することで治せることを提案しました。曲がった口元が元通りになり、「これで口元に手をせずに笑えます」と言って涙を流されたときに、これも形が違うけれども医療だと思いました。また、ご主人を亡くされて家に引きこもってしまった老婦人の口周りにヒアルロン酸を注入したら、少しずつですが外に出るようになったそうです。人は自信をつけることで生きる喜びを感じることができ、それは歯科治療だけではなくて、口周りをきれいにしてあげることでも当てはまると思うのです。

抗加齢医学会の資格を取ろうと思った理由は?

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抗加齢医学会の資格は医師と歯科医師が全く同じ試験を受けて取得します。昔、自費で治療を終えた患者さんの歯を抜く機会があり、それがとても悔しかったからです。抜いた歯は歯槽膿漏になっていて、歯の治療後にきちんとメンテナンスをしていれば、この歯は抜かなくても済んだのにと残念に思いました。歯の予防やメンテナンスの大切さを実感したのと、更年期になるとホルモンバランスが崩れて歯肉炎になりやすいと思ったので、私はこの会が発足してすぐに資格を取得しました。更年期をいかに乗り越えるかが、歯の寿命を延ばす秘訣です。サプリメントやプラセンタ、高濃度ビタミンCの効能について考えるようになったのは、抗加齢医学会の専門の資格を取ってからです。

患者のホームドクターとして、よきコーディネーターをめざす

どのような目的で訪れる患者さんが多いですか?

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最近は歯や歯茎の形態をきれいにしてほしい、という患者さんが多いです。歯の形や歯茎の形態まで診る歯科医師はまだ少ないかもしれません。人は歯の形ですごく印象が変わるので、当院では仮歯を作ったらお話したり、笑っていただいて形を調整していきます。また、患者さんの服の趣味によっても歯の形を変えています。フェミニンな洋服が好きな人に角ばった歯は似合わないので、やや丸みを帯びた形にしています。歯の形や凹凸加減はセンスが問われるところですが、私は人をきれいにしてあげることがとても好きなんです。

現在50代である先生の若さの秘訣を教えてください。

一番は追求心ですかね。今はヒアルロン酸や、骨成長因子による骨の再生など興味のあることがたくさんあって、毎日とても忙しく過ごしています。日々データ集めをしたり、いかに歯科治療の専門分野が広がるか、ということを考えるだけで楽しいです。また、予防やメンテナンスで訪れる患者さんは意識の高い方ばかりなので、患者さんから情報提供を受けることも多いです。私はパソコンが苦手ですが、得意な患者さんに教えていただいています。患者さんと情報を共有して、共に若々しくありたいと思っています。また、更年期を乗り切るためには幸福ホルモンであるセロトニンを分泌させることが大切です。セロトニンを出す機器もありますが、一番簡単な方法は朝日を浴びること。私もなるべくセロトニンを分泌させるように気をつけているので、今のところ更年期の症状は出ていません。

どんな歯科医師であり続けたいですか?

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私はオールマイティーではないので、自分一人がすべてをまかなえなくてもいいと思っています。もし、歯周病でオペが必要な場合は、大学病院の教授に診ていただいています。医科でわからないことがあれば、昭和大学の名誉教授に連絡をとって相談します。インプラントも自分では対応が難しいと思ったら、患者さんに十分説明した上で私が一番良いと思えるインプラントの専門医と麻酔科医に来ていただきます。私は患者さんのホームドクターであり、コーディネーターでありたいと思っています。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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