鈴木 大介 院長の独自取材記事
印西千葉ニュータウン頭痛・脳神経内科クリニック
(印西市/千葉ニュータウン中央駅)
最終更新日:2026/09/02
北総線千葉ニュータウン中央駅北口のロータリーのそばにある商業施設の1階にあるのが、「印西千葉ニュータウン頭痛・脳神経内科クリニック」だ。山形県内の中核病院で、内科、神経内科の医師として豊富な経験を積み重ねてきた鈴木大介院長が2026年8月に開業した。鈴木院長は、頭痛やしびれ、めまい、物忘れなどさまざまな症状に対して問診と神経学的診察を丁寧に行い、さらに必要に応じて神経伝導検査やCT、MRI検査など各種検査を行うことで、適切な診断、治療を行っている。「脳神経内科は、脳や脊髄、末梢神経や筋肉など神経に関わるさまざまな不調を診療しています。何か気になる症状やいつもと違う感覚があれば気軽に相談に来てください」と穏やかな笑顔で話す鈴木院長にクリニックの特徴や診療への思いについて聞いた。
(取材日2026年8月19日)
脳神経内科は問診と神経学的診察が最も重要
印西市に開院された経緯について教えてください。

私は北海道出身で、開業前は山形の病院に勤務していました。ですので、正直、印西市には何も縁はなかったのですが、当ビル2階の「千葉ニュータウン整形外科リハビリテーションクリニック」の川村正樹院長とご縁をいただいたのがきっかけです。川村院長から、千葉ニュータウン中央近隣は若い人も増えていて、頭痛で悩む人も多くなるだろうから開業してみてはどうか、とお声をかけていただき、さまざまな方々のご協力をいただいて開業に至りました。私自身、多くの方の力を借りながら新しいことに挑戦しようと、思いを強くしているところです。この辺りは、街並みもきれいですし、暑すぎず寒すぎず気候も良くて自然も多いので、とても気に入っています。この地で脳神経内科の診療を通じて地域医療に貢献していきたいと考えています。
そもそも先生はなぜ医師をめざされたのですか。脳神経内科を専門にした理由もお聞かせください。
高校生の頃、家族や友人に病気がちな人が多かったんです。それで、自分が医者になってその人たちの力になりたいと思ったのです。もう少しさかのぼって考えると、中学生の時、麻疹にかかって入院したことがあるんです。その時、先生にとても優しくしてもらい、医師というのはとてもすてきな職業だなと実感しました。その気持ちがずっと根底にあったのだと思います。脳神経内科を専門にしたのは、研修医時代、いろいろな科を回る中で、一番面白く勉強できる分野だと思ったからです。脳神経内科は、診察が命とも言える科で、診察を最も重視します。頭から脊髄、末梢神経、筋肉など神経に関わる不調は発症する部位も幅広く、全身のあらゆることについて問診と神経学的診察を重ねながら、その原因や疾患について論理的に考えていきます。その点が他の科にはない一つの魅力ではないかと感じたのです。
問診ではどのような点を重視しているのですか。

問診では、その症状が出たタイミングや時間の経過を重視しています。症状がずっと続いていたのか、どのくらい続いていたのか、あるいは昨日突然発症したのか、といったことを詳しく聞き取ります。また、頭痛を訴える場合、命に関わることもありますので、くも膜下出血のような重篤な疾患によるものかどうかをまず診断し、その疑いを排除した後に、頭痛のタイプや原因を探っていきます。患者さんが訴える症状以外に、他の部位にいつもと違う感覚があるかどうか、ということも詳しく聞いていきます。というのも、例えば手のしびれを訴えている場合に、「口もしびれていませんか」と尋ねることで口もしびれていることがわかり、それによって実は症状の原因が脳梗塞だったとわかることもあり得るからです。
神経学的診察では何を診ているのでしょうか。
神経学的診察では、患者さんが訴える症状はどこから来ているものか、脳や神経、筋肉は正しく働いているのかどうか、問診の内容も含めて、さまざまな原因や疾患をイメージしながら論理的に考えていきます。頭から足先までいろいろな方法で確かめていきますので、それなりの時間がかかります。次の患者さんをお待たせしてしまうこともあるのですが、脳神経内科の診察の特性としてご理解いただければと思います。
各種検査や画像診断は患者の安心感にもつながる
患者さんと接する時は、どのようなことを心がけていますか。

医療用語や難しい言葉は使わずに、できるだけ易しく読み解いてお話しするようにしています。患者さんが何に困っているか、なぜ受診したのか、あるいは、クリニックに何を求めて来ているのか、そういったことも患者さんとお話しする中でしっかり把握して応えていきたいと思っています。患者さんは安心感を求めてクリニックに来ていることも多いんじゃないかなと思います。ですから、患者さんご本人やご家族の方、皆さんがより安心していただける診療に努めていきたいですね。
画像検査ができるという点も一つの安心材料のように感じます。
先ほど問診と神経学的診察が最も重要とお話ししましたが、それがすべてではないとも考えています。MRI、CTといった画像診断も重要です。緊急事態を把握するために必要ですし、緊急で患者さんを病院に送る際、検査画像があればよりスムーズに紹介できます。逆に、緊急性もなく、何も問題はなかったという時、その画像を患者さんご自身で見て確かめられることは、大きな安心につながるのではないでしょうか。
病院での経験をどのようにクリニックで生かしていこうと考えていますか。

病院の視点とクリニックの視点、両方の視点から総合的に診察できるのが一つの強みかなと思っています。病院の脳神経内科では、重篤な疾患やあまり例がない疾患なども診てきていますので、当院を受診した患者さんの症状が、それらの重篤な疾患の初期症状であるかどうか、しっかり見極められます。また、高血圧症や脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病は、自覚症状のないまま静かに進行して、突然、脳梗塞、脳出血や認知症といった重大な病気を引き起こします。そのような重篤な疾患の予防という点で内科の診察も重視し、地域のクリニックとして全身の総合的な管理にも対応できると思います。
これまでと違う体の感覚や症状があれば気軽に相談を
脳神経内科の医師としてどんな時にやりがいを感じますか。

患者さんに「不安がなくなった」「ありがとう」などと言われた時に一番やりがいを感じます。患者さんの症状が改善につながるのが一番ですが、疾患の中には、慢性的に症状が続くものもあり、症状をゼロにはできないというケースもあります。そんな時は、少しでも症状の軽減につなげられるよう、状況に応じてリハビリテーションなどさまざまな緩和策を提案しています。病気とどのように付き合っていけば良いか、患者さんにとって少しでも良い塩梅で納得できる生活を送れるよう、その方の生活背景や価値観などを尊重しながら考えるようにしています。
診療で忙しい日々を送られていますが、プライベートはどのようにお過ごしですか?
北海道出身ですので、北海道を拠点とするプロ野球チームを応援しています。近くの鎌ヶ谷には2軍の専用球場がありますので、よく見に行っています。幕張の球場で行われるリーグ戦の試合にも時間が合えば出かけています。とても楽しいですし、気分転換になりますね。
では最後に今後の展望と読者へのメッセージをお願いいたします。

この地域に暮らす方々の健康を末永くサポートできる、地域の方々が気軽に相談できて頼りになる、そんなクリニックになれるよう、患者さん一人ひとりに寄り添いながら質の高い医療の提供をめざしていきたいと思います。最近では、片頭痛や認知症、パーキンソン病などに対して新しい注射薬なども登場し、治療の選択肢が増えています。そのような新しい治療法にも随時対応していきますので、ぜひご相談ください。脳神経内科は、言い換えれば全身を診る科です。頭痛や手足のしびれ、めまい、ろれつが回らないなど、これまでと何か違う体の感覚が出た方や気になる症状のある方は気軽に相談に来てください。

