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皮膚の状態に合わせ適切な薬を
アトピー性皮膚炎の治療

千里丘駅前わだ皮フ科

(摂津市/千里丘駅)

最終更新日:2026/08/12

千里丘駅前わだ皮フ科 皮膚の状態に合わせ適切な薬を アトピー性皮膚炎の治療 千里丘駅前わだ皮フ科 皮膚の状態に合わせ適切な薬を アトピー性皮膚炎の治療
  • 保険診療

肘や膝裏、首、脇といった部位に湿疹を繰り返してしまうアトピー性皮膚炎。慢性疾患のため治療を諦めてしまったり、ステロイドの外用薬を塗布する以外に治療法はないと思っていたりする人が多いが、実はこの10年ほどで治療の選択肢が増えてきている。「千里丘駅前わだ皮フ科」の和田吉弘院長は、「さまざまな治療薬をうまく組み合わせて、体に負担が少ない治療でぶり返しづらい状態をめざせることを知っていただきたい」と話す。アトピー性皮膚炎は症状の出方に波があり、その時々の皮膚の状態に合わせた適切な薬の選択が必要なため、専門の医師のもとで継続的な治療を受けることが大切だという。今回は和田院長に、アトピー性皮膚炎のさまざまな治療方法やステロイド外用薬の副作用、また重症患者への注射薬について教えてもらった。

(取材日2026年7月22日)

軽症から重症まで、さまざまな治療薬が。症状に応じて適切な薬を選択し、体に負担が少ない治療をめざして

Qアトピー性皮膚炎の原因は何でしょうか?
A
千里丘駅前わだ皮フ科 重症化する前に早めに相談に来てほしいと話す院長

▲重症化する前に早めに相談に来てほしいと話す院長

アトピー性皮膚炎は、皮膚のバリア機能の低下や遺伝的な体質、免疫の働き、環境因子など、さまざまな要因が組み合わさって起こる病気です。何か一つだけが原因とは言い切れず、さまざまな要因の影響を受けながら、症状を繰り返しやすい特徴があります。冬の乾燥や夏の汗、花粉、衣類による刺激、ストレスなどが悪化のきっかけになることもありますが、その要因は人によって異なります。要因を対策することが大事ですが、すべてを避けることは難しいため、適切な治療薬を組み合わせて、症状のコントロールを図っていく必要があります。かゆみや湿疹を繰り返す場合は、早めに皮膚科へご相談ください。

Qアトピー性皮膚炎にはさまざまな治療の選択肢があるそうですね。
A
千里丘駅前わだ皮フ科 治療の選択肢が広がり、一人ひとりの状態に合わせた診療を行う

▲治療の選択肢が広がり、一人ひとりの状態に合わせた診療を行う

アトピー性皮膚炎の治療は、ステロイドの塗り薬だけではありません。近年は、ステロイド以外の塗り薬をはじめ、光線療法、症状が強い方に対する注射薬や内服薬など、治療の選択肢が広がっています。基本となるのは、皮膚症状の強さや部位に合わせて、ステロイドまたはステロイド以外の塗り薬を適切な量と回数で使用し、保湿剤によるスキンケアを続けることです。必要に応じて、かゆみを和らげるための内服薬も補助的に使用します。塗り薬を適切に使用しても十分に改善しない場合には、光線療法や注射薬、内服薬などを検討し、一人ひとりの症状に合わせて治療を組み合わせていきます。

Q塗り薬には副作用もあるそうですね。どんなリスクがありますか。
A
千里丘駅前わだ皮フ科 塗り薬を適切に使用することで、負担の少ない治療をめざす

▲塗り薬を適切に使用することで、負担の少ない治療をめざす

ステロイドの塗り薬は有用ですが、薬の強さ、使用期間、塗る部位によっては副作用が起こることがあります。代表的なものは皮膚が薄くなる皮膚萎縮や細い血管が目立つ毛細血管拡張、紫斑などです。皮膚が薄く弱くなると、軽くぶつけただけで内出血を起こしたり、皮膚がめくれたりすることがあります。これらは薬を減らしたり中止したりすることで改善が見込めることがありますが、元に戻るまで時間がかかる場合があります。症状や部位に合った強さの薬を、適切な期間で使えば過度に怖がる必要はありません。症状が落ち着いた後は、塗る回数を減らしたりステロイド以外の塗り薬を取り入れ、定期的に皮膚の状態を確認しながら治療を続けましょう。

Q重症の方には注射薬があると聞きました。どんなものでしょうか。
A
千里丘駅前わだ皮フ科 4種類の注射薬から適切なものを患者と相談する

▲4種類の注射薬から適切なものを患者と相談する

アトピー性皮膚炎の炎症やかゆみに関わる体内の伝達物質を選択的に抑えることを図る生物学的製剤で、当院では現在4種類の注射薬を取り扱っています。適切な外用治療を一定期間行っても十分な改善が得られない場合などが対象となるため、皮膚症状やかゆみの程度を評価し、適応を判断します。条件を満たす場合は、年齢、症状、注射の間隔、費用などを踏まえ、相談しながら薬を選びます。治療期間は一律ではなく、効果や再燃の状況をみながら判断します。経過が良ければ、注射を中止できる場合もあります。定期的に効果を確認し、併用する外用薬も調整しながら、良い状態の維持をめざします。

Q継続的に通ってもらうために、どのような工夫をされていますか?
A
千里丘駅前わだ皮フ科 継続して通院することが重要であることを丁寧に説明

▲継続して通院することが重要であることを丁寧に説明

症状や皮膚の状態に合った塗り薬を選び、副作用にも配慮しながら適切に使い続けることで、症状がぶり返しにくい良い状態を保つという目標を患者さんと共有しています。そのため、定期的に皮膚の状態を確認し、治療を調整することの大切さを丁寧に説明しています。特に、ステロイドの塗り薬は、副作用を正しく理解した上で適切な強さ、期間で使えば、必要以上に怖がるものではないことをお伝えしています。また、受診したいときに気軽に通える環境づくりも大切にしています。ウェブで混雑状況を確認できるようにし、順番予約制を取り入れることで、院内での待ち時間をできるだけ短くし、日常生活への負担が少ない通院をめざしています。

ドクターからのメッセージ

和田 吉弘院長

アトピー性皮膚炎は症状を繰り返しやすい慢性の病気で、治療を諦めてしまう方も少なくありません。近年は治療の選択肢が広がっていますが、ステロイド以外の治療法はないと思っている方も多いでしょう。治療薬を症状に合わせて組み合わせ、副作用に配慮しながら、ぶり返しにくい状態をめざせることを知っていただきたいと思います。私自身もアトピー性皮膚炎に悩んだ経験がありますが、ステロイドの塗り薬をほとんど使わずに過ごせています。適切な治療と日々のケアで、良い状態を保つことをめざせます。その方法を一緒に探していきましょう。相談だけでも構いませんので、一度ご受診ください。