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和田 吉弘 院長の独自取材記事

千里丘駅前わだ皮フ科

(摂津市/千里丘駅)

最終更新日:2026/08/18

和田吉弘院長 千里丘駅前わだ皮フ科 main

千里丘駅から徒歩2分、「千里丘駅前わだ皮フ科」は、長年地域で診療を続けてきた皮膚科を和田吉弘院長が父から受け継ぎ、2026年6月に新たに開業したクリニックだ。緊張感を和らげるため院内はホテルライクな空間となっている。和田院長は、大学病院で皮膚腫瘍の診断や手術を数多く手がけてきた。自身も幼少期からさまざまな皮膚疾患に悩んできたといい、「ちゃんと向き合うことの大切さを身をもって経験できた」と語る様子からは、患者としての痛みを知る者ならではの実感がにじむ。先代が培った地域住民との信頼関係を守りながら、自らの専門性と実体験で進化をめざす和田院長に、診療への思いを聞いた。

(取材日2026年7月3日)

自らの肌の悩みと、父から受け継いだ30年の想い

先生が皮膚科の道を志されたきっかけを教えてください。

和田吉弘院長 千里丘駅前わだ皮フ科1

父が皮膚科の医師だったことはもちろんありますが、それ以上に自分自身の体験が原点になっています。子どもの頃からアトピー性皮膚炎をはじめ、とびひや水ぼうそう、足裏のイボなど、子どもがかかりやすい皮膚疾患には一通りかかっていました。父がそばで適切にケアしてくれたことで、きちんと治療を続けることの大切さを自分の肌で実感できたんです。一方、小学校や中学校の同級生には、受診すべき状態でも病院に行けていない子もいて、もどかしさを感じていたのを覚えています。そうした経験を重ねるうちに、自然と皮膚科に関心が芽生え、医師の道をめざすようになりました。

皮膚科を専門に選ばれた決め手は何だったのでしょうか。

研修医として複数の診療科を回る中で、一時は内科も考えました。ただ、大きな転機になったのは、一人暮らしを始めてからの体験でした。薬を塗るのが面倒で放置していたところ、ストレスも重なってアトピー性皮膚炎がひどく悪化してしまったんです。受診するのも何となく気が引けて、結果的に症状が進んでしまうという、一番良くないことを自分で経験しました。だからこそ臨床研修で皮膚科を回った際に、自分の体験を患者さんに還元しやすいのはこの分野だと実感したんです。治療の経過が目に見えてわかり、患者さんの表情が変わっていく。その瞬間に立ち会えることも、皮膚科を選ぶ大きな決め手になりました。

新しくスタートされたクリニックについて教えてください。

和田吉弘院長 千里丘駅前わだ皮フ科2

当院は1992年に父が開院した「和田皮フ科」の歴史を受け継ぎ、医院を移転して新たにスタートしました。旧医院からわずか数十メートルほどの移動ですので、長年通ってくださっている方にもそのまま足を運んでいただいています。そうした方々にも、私自身の経験を加えた新たなご提案ができればと考えています。建物はエレベーターを備えたバリアフリー設計で、車いすの方も安心して来院いただけます。院内は白を基調に、病院特有の緊張感を和らげたホテルライクな雰囲気に仕上げました。待合室にはコンセントつきのカウンターテーブルも設けて、お子さんの宿題やお仕事に使っていただけます。午前は年配の方、夕方はお子さん、夜はお仕事帰りの方と、幅広い世代にご利用いただいています。

大学病院での経験を生かし、身近な皮膚の悩みに応える

大学病院ではどのようなご経験を積まれてきたのですか。

和田吉弘院長 千里丘駅前わだ皮フ科3

大学病院では、長年にわたり皮膚腫瘍外来を担当し、ほくろやできものの良性・悪性を見極める診断から、皮膚がんの手術や治療まで幅広く経験してきました。また、重症の皮膚疾患で入院される患者さんの主治医を務め、診断や治療が難しい症例にも数多く携わってきました。こうした外来・入院診療の経験を通じて、症状を丁寧に見極め、適切な治療へつなげる力を培えたと感じています。開業して改めて気づいたのは、小さなほくろ一つでも、患者さんにとっては大きな不安の種になるということです。万が一悪いものであれば、早期発見が何より大切です。気になるほくろやできものは丁寧に診察し、安全に対応できる範囲では手術も行っています。また、湿疹やかゆみ、ニキビ、巻き爪など、皮膚に関するさまざまなお悩みにも対応していますので、遠慮なくご相談ください。

なかなか改善が見られない場合、別の治療法を提案されることもありますか?

アトピー性皮膚炎やじんましんなどでは、まずは塗り薬や、かゆみを抑えるための飲み薬など、症状に応じた治療を行うことが基本です。それでも十分な改善が見られない場合には、症状の程度に応じて別の治療法をご提案することがあります。例えば重症なアトピー性皮膚炎の方では、生物学的製剤と呼ばれる注射薬や、高い治療効果が期待できる内服薬も選択肢となります。当院では、副作用のリスクや患者さんの日常生活への負担などを考慮し、注射薬を中心にご案内しています。症状が改善すれば、状態を見ながら塗り薬を中心とした治療に戻せる場合もあります。ただし、注射の使用には一定の基準があり、すべての方に使えるわけではありません。また、保険診療であっても治療費が高額になる場合があるため、費用についても事前にしっかりご説明します。患者さんの症状や生活に合った治療方法を、一緒に考えていく姿勢を大切にしています。

診療にあたって心がけていることを教えてください。

和田吉弘院長 千里丘駅前わだ皮フ科4

初めての方にはしっかりお話を伺い、丁寧に診断をつけてから治療方針を決めるようにしています。長く治療を続ける方の中には、以前から使っている強い塗り薬を使いたいという方がいらっしゃるかもしれません。しかし、長期使用で皮膚が薄くなったり赤みが出てしまうとなかなか元に戻すことができません。そうした方には症状に合った薬剤をご提案し、将来を見据えた治療を心がけています。また、本来は心配のないはずの症状で不安を抱えている方には、「大丈夫ですよ」とお伝えし安心していただくことも大切です。皮膚はストレスで悪化しやすい疾患が多いので、気持ちの負担も和らげるような説明を意識しています。一方的にお薬だけ出すのではなく、対話を通じて一緒に治療を進めていくのが私の診療の基本です。

早めの一歩が、将来の肌を守ることにつながる

日々の診療の中で、患者さんに伝えたいと感じることはありますか。

和田吉弘院長 千里丘駅前わだ皮フ科5

日々の診療の中で感じるのは、「もう少し早く受診していただければ、ここまで悪化せずに済んだかもしれない」ということです。例えばニキビは、放置しているうちに痕が残り、改善が難しくなることがあります。軽症の段階であれば、保険診療でも十分な改善が期待できます。アトピー性皮膚炎も、治療の開始が遅れると色素沈着などが残りやすくなります。見た目を気にし始める時期に痕や色素沈着があることは、精神的な負担にもつながります。症状が軽いうちに適切な治療を始めることで、よりきれいな状態をめざしやすくなりますので、「少し気になる」という段階で気軽に受診していただきたいと思っています。

今後、めざしていきたいクリニックの姿を教えてください。

当院がめざしているのは、身近で相談しやすく、専門性の高い皮膚科クリニックです。皮膚科領域では、診察や投薬だけでなく、腫瘍の診断から手術まで一貫して対応できるクリニックは決して多くありません。当院では、皮膚腫瘍の診断・手術に加え、難治性の皮膚疾患や生物学的製剤による治療まで、幅広く対応できる体制を整えています。どこに相談すれば良いか迷う症状についても、まずは安心してご相談いただける存在でありたいと考えています。一方で、より専門的な検査、手術や入院治療が必要な場合には、適切な医療機関へ速やかにご紹介します。地域の皆さまに信頼して通っていただけるよう、丁寧な説明と適切な診療を大切にしてまいります。皮膚科医療は日々進歩しているため、新しい知識や治療法を積極的に学び、その成果を患者さん一人ひとりに還元できるクリニックをめざします。

最後に、読者の方へメッセージをお願いいたします。

和田吉弘院長 千里丘駅前わだ皮フ科6

ニキビやアトピー性皮膚炎に限らず、皮膚のトラブルは症状が軽いうちにアプローチすることがとても大切です。痕が残ってしまってから「どうにかしたい」と思っても、できることが限られてしまう場合があります。早めに治療を始めることが、将来の肌を守ることにつながります。「病院に行くほどでもないかな」「こんなことで相談していいのかな」と思われるかもしれませんが、私自身も学生時代に受診をためらって肌の状態を悪化させた経験がありますので、そのお気持ちはよくわかります。だからこそ、ちょっとしたことでも気軽に足を運べる場所でありたいと思っています。お肌のかかりつけとして、気になることがあればいつでもご相談いただければうれしいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

巻き爪矯正/1本片足 1万5400円(税込み)