子どもも大人も通える
かかりつけ医としての耳鼻咽喉科
はやま耳鼻咽喉科アレルギークリニック
(西宮市/阪神国道駅)
最終更新日:2026/05/14
- 保険診療
鼻水や鼻詰まり、咳といった症状が出た時、内科か耳鼻咽喉科か、子どもなら小児科かと受診先を迷う人は多いだろう。実際には、その背景にアレルギー性鼻炎や副鼻腔炎、喘息など、慢性的な疾患が隠れていることも少なくない。「長く付き合う病気だからこそ、子どもも大人も安心して通える“かかりつけ医”の存在が重要です」と話すのは、「はやま耳鼻咽喉科アレルギークリニック」の端山昌樹院長だ。耳・鼻・喉の幅広い疾患に対応し、患者が納得して治療に臨めるよう、治療方針を共有する考え方を重視し、丁寧な説明にも力を注ぐ。「また耳鼻咽喉科では、風邪や花粉症のシーズンにもご家族で受診されるケースは多いですね」と語る端山院長。今回は同院の診療の特徴や取り組みについて話を聞いた。
(取材日2026年4月6日)
目次
家族みんなの健康を支えるかかりつけ医としての耳鼻咽喉科。その診療と新しい取り組みとは
- Qこちらでは「わかりやすい診療」を重視されているそうですね。
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A
▲専門用語はなるべく使わず、日常の言葉で説明することを意識
当院では、患者さんが「わからないまま治療が進む」ことのないよう、わかりやすい説明を大切にしています。特に慢性的な症状では、2〜3ヵ月と薬を続けるケースもあり、「この先どうなるのか」と不安を感じる方も多いものです。まずはつらい症状を落ち着かせるための対症療法を行いますが、それだけで終わらせず、「どこをめざして治療していくのか」といった中長期的な見通しまで丁寧にお伝えしています。専門用語はなるべく使わず、日常の言葉で説明し、ご自身で理解・納得した上で治療に向き合っていただきたいと考えています。患者さんと同じ方向を見ながら、一緒に解決をめざしていくことが、当院の大切にしている診療スタイルです。
- Q具体的には、どのような疾患や症状でしょうか?
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A
▲アレルギー性鼻炎、重症の花粉症や副鼻腔炎など幅広く対応
例えば、アレルギー性鼻炎。「一生付き合うもの」というイメージを持たれがちですが、5歳以上であれば舌下免疫療法という選択肢があります。また、お子さんの鼻水では、扁桃腺肥大やアデノイド肥大が原因となっているケースも少なくありません。そうした場合には、必要に応じて手術を含めた治療の検討も行います。これまで大学病院などで数多くの手術に携わってきた経験を踏まえ、「どこまでを保存的治療で対応できるのか」「どの段階で手術が適切か」といった判断も丁寧にお伝えしています。さらに成人では、重症の花粉症や副鼻腔炎に対して、バイオ製剤の導入や継続治療にも対応しており、幅広い選択肢をご提案できる体制を整えています。
- Q検査は大変そうですが、どのような工夫がありますか?
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A
▲診察では2.5倍に拡大できるルーペを使用し、負担を軽減
検査に対して「大変そう」「つらそう」といったイメージを持たれる方は多いですが、当院では痛みや苦しさを抑えた検査を重視しています。診察では2.5倍に拡大できるルーペを使用し、小さなお子さんの耳や鼻、喉の状態も高い精度にこだわって確認しています。さらに、協力が得られる場合にはファイバースコープやCCDカメラを用い、状態を動画でご覧いただくことも可能です。アレルギー検査は、お子さんには指先からの簡易検査を行い、大人の方にはより精密な血液検査を実施しています。また、コーンビームCTを用いることで、従来のエックス線では把握しにくい骨構造や病変の位置を立体的に確認し、適切な治療方針の検討につなげています。
- Q画像を見ながらの説明には、どんなメリットがありますか?
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A
▲画像を共有することで納得感が高まり、前向きな治療へとつなげる
画像を見ながら説明する一番のメリットは、「見えているもの」を根拠として患者さんと共有できる点です。CCDカメラで耳や鼻の状態を実際に確認し、動画で動きまで見られるため、“目で見て理解する”安心感につながり、「なぜ治療が必要か」「経過観察で良いか」といった判断もしやすくなります。以前は医師が説明して同意を得るインフォームドコンセントが中心でしたが、現在はSDM(Shared Decision Making)の考え方が重視されており、患者さんの価値観に合わせて治療方針を一緒に決めていくのが一般的になっています。画像を共有することで納得感が高まり、前向きに治療へ取り組んでいただけると考えています。
- Q小児期からきちんと診ることは、将来にどんな影響がありますか?
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A
▲早期発見と適切な介入は、将来の健康につながる
近年、小児期からきちんと診ることで、病気の悪化を防ぐこと、将来の発育や体質への影響を抑えることにつながることが明らかになってきました。特に重要なのが鼻の病気で、代表的なのはアレルギー性鼻炎と小児の睡眠時無呼吸症候群です。睡眠時無呼吸症候群は、いびきだけでなく成長ホルモンの分泌や発育、日中の集中力にも影響します。またアレルギー性鼻炎は、アトピー性皮膚炎や喘息へとつながるアレルギーマーチの一環として悪化することが懸念されます。いずれも早期発見と適切な介入が重要です。鼻詰まりなどの症状が続く場合は、早めに耳鼻咽喉科で評価を受けることが、将来の健康につながります。

