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端山 昌樹 院長の独自取材記事

はやま耳鼻咽喉科アレルギークリニック

(西宮市/阪神国道駅)

最終更新日:2026/05/14

端山昌樹院長 はやま耳鼻咽喉科アレルギークリニック main

西宮市のクリニックビル5階にある「はやま耳鼻咽喉科アレルギークリニック」は、2026年4月に開院した。阪急今津線・阪神国道駅から徒歩1分で、西宮駅や今津駅からも通いやすい。院長を務めるのは端山昌樹先生。2002年に大阪大学医学部を卒業後、大学病院や基幹病院で研鑽を積み、鼻・副鼻腔の疾患やアレルギー疾患、喘息、嗅覚障害など耳鼻咽喉科診療を多岐にわたり経験を重ねてきた。「身近な症状から専門的な治療まで一貫して診たい」という思いのもと、地域医療に取り組んでいる。院内は明るく落ち着いた空間で、鼻をモチーフに花と組み合わせたロゴも印象的だ。端山院長に診療への思いや同院の特徴について聞いた。

(取材日2026年4月28日)

鼻・喉・耳をオールジャンルで診る総合力

まずはクリニックのご紹介をお願いします。

端山昌樹院長 はやま耳鼻咽喉科アレルギークリニック1

当院は、2026年4月6日に開院したばかりの耳鼻咽喉科です。クリニックがめざすのは、小さなお子さんからご高齢の方まで気軽に相談できる「かかりつけ医」。鼻水や鼻詰まり、発熱といった症状はありふれた症状ですが、患者さんにとってはつらいものです。お一人お一人のお気持ちに丁寧に寄り添って、地域の方が安心できる存在になっていきたいと思っています。また、私はこれまで大学病院や総合病院で鼻・喉・耳に関して幅広い疾患の診療に携わってきました。その経験から、アレルギー疾患、喘息、めまい、難聴、睡眠時無呼吸症候群などにも高い専門性を生かして対応していきます。周辺は、新しい施設やマンションも多く建ち活気にあふれており、ますます発展が期待されるこの地域で、皆さまの健康を身近で支えていければと思います。

ご経歴について詳しく教えてください。

2002年に大阪大学医学部を卒業し、同大学医学部附属病院で臨床研修を開始しました。耳鼻咽喉科に進んだのは、鼻や喉は目で見てわかりやすく、患者さんと治療による変化を共感できるところに惹かれたからです。また医師になってすぐの頃に指導いただいた先生の鼻手術が非常に印象的で、そこから鼻を専門に学ぶきっかけになりました。大学院時代には徳島大学に国内留学し、インフルエンザウイルスの研究に従事しました。その後はいくつかの関連病院で、耳鼻咽喉科領域の幅広い診療経験を重ねてきました。大学病院では鼻副鼻腔グループのトップとして難症例や他科との合同手術にも多数執刀し、舌下免疫療法やバイオ製剤を用いたアレルギー治療、難治性の嗅覚障害などの専門の外来も担当しました。2022年からは兵庫県立西宮病院で部長を務め、退職した後も、引き続き後進の育成に力を注いでいます。

ご開業のきっかけは?

端山昌樹院長 はやま耳鼻咽喉科アレルギークリニック2

耳鼻咽喉科は耳・鼻・喉・頸部まで非常に守備範囲が広いのが特徴ですが、私は大学病院時代、「鼻」を専門領域として研鑽を積み、手術や嗅覚障害などの難症例に数多く携わってきました。兵庫県立西宮病院へ赴任した際、地域中核病院の役割として、耳や喉の急性疾患から頭頸部腫瘍まであらゆる症状を総合的に診る役割を担いました。そこで数多くの患者さんと向き合う中で、「高度な専門性をバックボーンに持ちながら、一般疾患も垣根なく診ること」が自身の適性だと確信したのです。幅広い疾患を診てきたからこそ、地域におけるワンストップ診療の必要性を実感し、開業を決意。現在は連携病院で手術指導や執刀に関わり、これまでの経験を生かして治療方針の策定や手術をサポートすることで、一貫した考え方で最善の治療を受けられる体制を整えています。最後まで責任を持って患者さんに寄り添う医療を大切にしています。

根拠のある診断と適切な治療で、患者を安心に導きたい

診察ではどんなことを大切にしていますか?

端山昌樹院長 はやま耳鼻咽喉科アレルギークリニック3

診察で大切にしているのは、まず患者さんに安心して帰っていただくことです。つらさや不安を抱えて来院される中で、「大丈夫ですよ」とお伝えできるかどうかはとても大きいと感じています。そのためには、きちんと検査を行い根拠をもって判断することが重要になります。必要な検査環境を整えた上で、早い段階で適切な診断を行い、問題がなければ安心していただく。一方で、より専門的な治療や入院が必要と判断した場合には、速やかに総合病院へつなぐことも大切にしています。大学病院や総合病院で重症例や難症例の患者さんを数多く診てきたからこそ、その見極めには自信があります。適切な診断と治療方針で、安心につながる医療を提供したいと考えています。

適切な診断のために先進機器が充実していますね。

機器の整備には力を入れました。CTは副鼻腔などを詳細に評価できるものを導入し、より精度の高い診断に役立てています。意外に思われるかもしれませんが、耳鼻咽喉科では首の疾患も多く診察するんですよ。院内にはエコーを準備し、リンパ節や甲状腺の状態をその場で確認し、内科的な病気か外科的な対応が必要かまで迅速に判断できる体制を整えています。めまい診療では赤外線眼振検査装置で眼振を動画で記録し、再現性のある評価を行う他、重心動揺計でふらつきを数値化し経過を客観的に追えるようにしています。さらに聴力検査は二重構造の防音室を採用し、より精密なデータが取得できるようにしました。またこれらのデータはすべてクラウドに格納し、管理を徹底しています。

適切な治療のため、丁寧な説明にも注力されています。

端山昌樹院長 はやま耳鼻咽喉科アレルギークリニック4

診療で特に大切にしているのが「わかりやすい説明」です。特に慢性的な疾患では、患者さん自身が病気に向き合うことが治療の鍵となります。1回の診察で病状と治療方針を理解していただくように心がけています。そのため、少しでもわかりやすくなればと検査結果をモニターでお見せできるシステムを導入しました。ファイバースコープやCCDカメラで撮影した耳・鼻・喉の状態を、その場で動画として確認していただくことで、見えない部分も直感的にご理解いただけます。静止画ではわかりにくい変化も動画なら見落としが少なく、わかりやすい説明につながっています。また内視鏡は専用機器で手元まで徹底的に洗浄・消毒し、安全面にも配慮しています。こういったところは患者さんには見えない部分ですが、見えないからこそ誠実に向き合う姿勢を大切にしています。

デジタル化を推進し、通いやすいクリニックをめざす

患者さんが通院しやすいように工夫されていることはありますか?

端山昌樹院長 はやま耳鼻咽喉科アレルギークリニック5

システムも、積極的にデジタル化を推進しています。電子カルテと予約システムを同一の仕組みで連携させ、アプリから24時間予約が可能で、問診も入力できるようにしました。事前にクレジットカードを登録しておけば、会計までスムーズに完了します。将来的には電子処方箋の導入も予定しており、待ち時間のさらなる短縮をめざしています。また耳鼻咽喉科は小さなお子さんも多いので、予約は順番制ではなく時間帯予約制を採用し、「何時に行けばよいかわからない」といった不安を減らしました。こうした仕組みは単なる効率化が目的ではなく、スタッフの業務負担を軽減し、その分患者さんと向き合う時間を増やすためのものでもあります。デジタルとアナログの良さを両立させて、安心して通っていただきたいと考えています。

他にも、環境づくりではさまざまな点にこだわったそうですね。

来院時の緊張を少しでも和らげられるよう工夫しました。もともと診察室を予定していた窓側のスペースを待合室に変更し、公園が見える開放的な眺めを生かしています。クリニックはどうしても足が重くなりがちな場所ですが、少しでもリラックスして過ごしていただければうれしいですね。またスタッフについても、耳鼻咽喉科での勤務経験があるメンバーを中心に、コミュニケーション力や前向きな姿勢を重視して迎えました。小さなお子さんの対応にも慣れていて、ちょっとした不安や疑問も気軽に相談しやすい雰囲気づくりを大切にしています。

読者の方へメッセージをお願いします。

端山昌樹院長 はやま耳鼻咽喉科アレルギークリニック6

私たちがめざすのは、「地域の皆さまにとって身近で頼れる存在」になることです。迅速にお困りの症状に対応することはもちろんですが、将来的にはさらに一歩進めて、病院のように専門性の高い診療をクリニックでも受けられる体制をめざしていきたいと考えています。具体的には、副鼻腔炎などの鼻詰まりに対する日帰り手術もできる環境を整えて、中長期的に患者さんと一緒に治療に向き合っていきたいと思います。そして、10年、20年という単位で、地域の健康を支えていくことに取り組んでいきたいと思っています。ご家族皆さんで安心して通っていただける場所として、小さなお悩みも気軽にご相談いただければと思います。