右京みみはなのどクリニック
- 奈良県奈良市右京3丁目23−6
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- 耳鼻咽喉科
- アレルギー科
慢性上咽頭炎とBスポット療法
最終更新日:2026/06/19 21:54


【慢性上咽頭炎とBスポット療法】
「のどの違和感が続く」「後鼻漏(鼻水がのどに流れる感じ)が治らない」「咳が長引く」――そのような症状の背景に、慢性上咽頭炎が隠れていることがあります。
上咽頭は鼻とのどの境目にある部位で、呼吸のたびに空気やウイルス、細菌、花粉などが最初に接触する場所です。免疫機能が集まる重要な部位ですが、慢性的な炎症が起こるとさまざまな症状の原因となることがあります。しかし上咽頭は通常の診察では見えにくく、症状があっても見逃されているケースが少なくありません。
慢性上咽頭炎では、後鼻漏、のどの違和感、咽頭痛、長引く咳、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎を繰り返すといった耳鼻咽喉科領域の症状がみられます。また近年では、頭痛、首こり、肩こり、慢性疲労、朝起床時のだるさ、睡眠の質の低下、集中力の低下、原因がはっきりしないめまいなどとの関連も注目されています。
さらに、耳と鼻をつなぐ耳管の開口部は上咽頭に存在するため、上咽頭の炎症が続くことで滲出性中耳炎や中耳炎を繰り返す一因となる場合があります。長年治療を続けても改善しにくい耳・鼻・のどの症状の背景に、慢性上咽頭炎が見つかることもあります。
「年齢のせいと言われた」「ストレスが原因と言われた」「検査では異常がないと言われた」――そのような方の中にも、上咽頭に炎症が見つかることがあります。もちろん全ての不調の原因が上咽頭炎というわけではありませんが、一つの可能性として確認する価値があると考えています。
当院では、細い内視鏡を用いて上咽頭を直接観察しています。慢性上咽頭炎では粘膜の発赤や腫脹、うっ血が認められ、炎症が強い場合には処置時に出血を伴うことがあります。患者さんにもモニターで状態を確認していただきながら診療を行っています。
治療として行われるのがEAT(上咽頭擦過療法)、いわゆるBスポット療法です。炎症を起こしている上咽頭を直接処置し、局所の炎症改善を目指します。
「薬を飲んでも症状がすっきりしない」「原因の分からない不調が続いている」という方は、一度上咽頭の状態を確認してみませんか。耳・鼻・のどの症状だけでなく、慢性的な疲労感や原因の分からない不調でお悩みの方もお気軽にご相談ください。

