症状がなくても受けてほしい
健やかな未来を守るための内視鏡検査
板橋駅前さとう消化器・内視鏡クリニック
(板橋区/板橋駅)
最終更新日:2026/07/30
- 保険診療
胃がんや大腸がんは、早期に発見して治療することで、体への負担を抑えながらの治療が望める。それにもかかわらず、早期発見に寄与する内視鏡検査には「苦しそう」「怖い」というイメージが根強く、受診をためらう人も少なくない。「板橋駅前さとう消化器・内視鏡クリニック」の佐藤公紀院長は、急性期病院で数多くの重症例や緊急対応に携わってきた経験から、がんの予防と早期発見に徹底してこだわっている。「『症状がないから大丈夫』『忙しくて時間がない』と検査を先延ばしにしてきた人にこそ受けてほしい」と話す佐藤院長に、胃がん・大腸がんの早期発見における内視鏡検査の重要性、便潜血陽性などの見過ごしがちな体からのサインが持つ意味、そして併せて注力しているという肝機能障害についても、専門家の立場から詳しく解説してもらった。
(取材日2026年7月14日)
目次
「症状がない」は安心の証ではない。胃がん・大腸がんの早期発見のために、まずは一度内視鏡検査を
- Q内視鏡検査はどのような人が受けるべきでしょうか?
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A
▲話しやすい雰囲気を心がけてる佐藤公紀院長
胃もたれや腹痛はもちろん、自覚症状がなくても40歳を過ぎたら胃と大腸の内視鏡検査をお勧めします。胃がんや大腸がんは初期症状が乏しく、症状がないことは病気がない証明になりません。胃腸の不調が続く場合は、慢性胃炎や機能性ディスペプシア、過敏性腸症候群(IBS)のような機能性疾患が隠れていることも。10代、20代など、若年世代にがんなどの悪性疾患が見つかることはまれですが、機能性疾患や潰瘍性大腸炎・クローン病など特殊なタイプの腸炎を認めることが少なくありません。2週間以上、腹痛や下痢、血便などを認めたら若い方にも内視鏡検査をご検討いただきたいです。異常がないことを確認できるのも内視鏡検査の特徴です。
- Q胃がん・大腸がんの早期発見に内視鏡が重要なのはなぜですか。
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A
▲広々としたリカバリー室。カーテンもあり、プライバシーにも配慮
大腸がんの多くは、ポリープ型の良性の小さな腫瘍が何年もかけて少しずつ大きくなり、やがてがん化していくと考えられています。つまり、まだがんになる前のポリープの段階で見つけてその場で切除を図れば、大腸がんそのものを未然に防ぐことが望めるのです。また、多くの胃がんはピロリ菌感染が誘因となることもわかっています。これも、早めに内視鏡検査でピロリ菌を見つけて適切に除菌しておけば、将来的な胃がんのリスクをぐっと下げることが期待できるのです。いずれも、何かしらの自覚症状が出てから慌てて受診するのでは、がんが進行してしまっている可能性があります。症状の出る前からの定期的な内視鏡検査が重要なのです。
- Q便潜血検査陽性が出たら、大腸内視鏡検査を受けるべきですか。
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A
▲トイレは落ち着く空間に。女性のためにサニタリーボックスも設置
はい、便潜血陽性は、消化管のどこかで目に見えない出血が起きているという体からの大切なサインです。陽性反応が出た方の多くにポリープなどの何らかの病変が見つかりますし、大腸がんが見つかる方も一定数いらっしゃいます。このように便潜血陽性を痔からの出血などと自己判断することは危険です。一度でも陽性が出たら、痔のせいだろうと様子を見るのではなく、必ず大腸内視鏡検査を受けてください。また逆に、便潜血が陰性だった場合でも、初期の大腸がんは反応が出にくいことがあります。2〜3年に1度は大腸内視鏡検査を受けることがお勧めです。
- Q内視鏡検査に対してネガティブなイメージを持つ方も多いですね。
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A
▲不安な患者に寄り添い、丁寧な説明を大切にしている院長
「苦しい」「怖い」というイメージから検査を先延ばしにする方は多いと感じます。当院では鎮静剤や鎮痛剤を使用し、眠っているようなリラックス状態で検査を受けられる体制を整えています。胃の検査は鼻から挿入できる極細の内視鏡も使用。大腸カメラの事前準備である下剤の服用が不安な方には、専用のトイレがついたプライベートな半個室スペースをご用意し、身一つで来院していただける環境も整えています。また、午前中に胃カメラ検査を受けていただき、内視鏡から下剤を注入し、午後に大腸カメラを受ける方法もあります。検査前には必要性やリスクも丁寧に説明しますので、不安なことがあれば遠慮なく聞いていただければと思います。
- Q脂肪肝や肝臓疾患の診療にも力を入れていらっしゃるそうですね。
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A
▲院内にはエックス線検査機器を備えるなど、機器も充実している
消化器内科の中でも内視鏡と並んで肝臓内科を専門とし、長年大学院や基幹病院で研鑽を積んできました。肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、脂肪肝や肝機能障害が起きても初期にはほぼ自覚症状がありません。お酒を飲まないから大丈夫と思われがちですが、現代は食生活の変化などから非アルコール性の脂肪肝が非常に増えており、放置すると10〜15年で肝硬変や肝臓がんに進行するリスクがあります。当院では体組成計での測定や腹部超音波検査を駆使して現状把握に努め、管理栄養士による食事指導や、肥満症の薬物治療なども交えながら、生活習慣病の適切な管理をサポートしています。健康診査で肝機能障害を指摘されたら、ぜひご相談ください。

