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嶋田 隆介 理事長の独自取材記事

医療法人社団優凛会 みたか武蔵野消化器内視鏡クリニック

(武蔵野市/三鷹駅)

最終更新日:2026/06/05

嶋田隆介理事長 医療法人社団優凛会 みたか武蔵野消化器内視鏡クリニック main

三鷹駅から徒歩5分の場所で「みたか武蔵野消化器内視鏡クリニック」は、「多摩せいせき消化器内視鏡クリニック」の分院として、2026年6月に開院した。「内視鏡を用いて胃がんや大腸がんの早期発見に努めたい」と語るのは、理事長の嶋田隆介先生。多忙な人のために週7日、土日祝日も診療し、検査前後はオンライン診療にも対応する。また、苦痛の少ない検査や鎮静剤の使用、プライバシーに配慮した個室スペースなど、検査へのハードルを下げるためにさまざまな工夫にも余念がない。「きちんと説明した上で、検査を受けていただくよう心がけています」と語る嶋田理事長に、内視鏡検査の重要性や受診のハードルを下げる試みなどについて話を聞いた。

(取材日2026年3月23日/情報更新日2026年6月1日)

内視鏡検査でがんの早期発見に注力

分院を開院した経緯を教えてください。

嶋田隆介理事長 医療法人社団優凛会 みたか武蔵野消化器内視鏡クリニック1

三鷹・武蔵野エリアも私にとってなじみがある土地の一つです。そのため、良い場所があれば分院を開きたいと考えていました。今回、理想的な場所とご縁があったため開院を決意しました。なお当院は、本院と同様、週7日、土日祝日も診療と内視鏡検査に対応する予定です。というのも、勤務医時代から「土日に検査を受けたい」という患者さんからの声を数多く耳にしていました。週末しか検査ができないという働き世代の人はたくさんいて、中には便潜血検査が陽性だったにもかかわらず内視鏡検査を受けていない人もいたんです。便潜血検査陽性の場合、その中の2~3%は大腸がんに罹患しているといわれています。なかなか検査が受けられずCT検査でよく調べたところ、もう手術もできない状態のがんが見つかるケースもあります。そうなる前に検査を受けてもらいたいという思いから、土日祝日も診療できるクリニックの開業に至りました。

先生の経歴を教えてください。

杏林大学卒業後、杏林大学医学部付属病院の消化器内科に入局しました。そこで2年間、さまざまな経験をした後、立正佼成会附属佼成病院で研鑽を積みました。大学病院に勤務していた頃はチーム医療が中心でしたが、立正佼成会附属佼成病院では検査に積極的に取り組み、胃がんや大腸がんの発見をしたり、外来で抗がん剤治療を行ったりしていました。私は消化器内科が専門ですから、手術が必要な場合は消化器外科医と相談して治療方針を決めていました。このように、病気の発見から治療までをトータルで診ることを佼成病院で学んだんです。臨床は自分の性格にも合っていると感じたため、本院を開業するまで、市中病院で診療を続けました。

内視鏡を専門に選ばれた理由は何でしょう?

嶋田隆介理事長 医療法人社団優凛会 みたか武蔵野消化器内視鏡クリニック2

早期に病気を発見できることが、内視鏡に興味を持ったきっかけです。目標に掲げている「がんの発見に注力すること」は、自分が世の中の役に立てる最も良い方法と考えています。そのため、本院開業後は内視鏡を用いて、がんの早期発見と早期治療に尽力してきました。この分院にも私が信頼する、専門性の高い医師が複数在籍しています。曜日によっては女性の医師も診療できる体制にしましたので、女性の方も安心して診療を受けていただけると思います。

患者目線での多様な工夫で、検査へのハードルを下げる

院内の設備について教えてください。

嶋田隆介理事長 医療法人社団優凛会 みたか武蔵野消化器内視鏡クリニック3

大腸内視鏡検査では、下剤を飲むのが大変な患者さんが多くいらっしゃいます。そのため、院内に下剤を服用する個室と半個室のスペースを設けました。下剤を飲んで調子が悪くなる患者さんもいらっしゃるため、様子を見ながらスタッフがお声がけして、飲むペースを調整しています。また、院内のレイアウトは、患者さん同士が鉢合わせしないよう配慮しています。

検査体制も充実していると伺いました。

嶋田隆介理事長 医療法人社団優凛会 みたか武蔵野消化器内視鏡クリニック4

内視鏡は、先進のAI機能を搭載した機種を導入しており、人と機械の両方の目を用いて見落としがない検査を心がけています。なるべく痛みの少ない検査の実現に努めていますが、それでも心配な患者さんには鎮静剤の使用も可能です。なお、多忙な方や何度も来院するのが大変な方には、胃と大腸の内視鏡検査を同時に行うことをお勧めします。内視鏡検査の予約は、空いていれば前日でもインターネットで予約できますし、さらに余裕があれば当日に電話で予約できるようにもしています。

オンライン診療にも対応しているそうですね。

検査の前後はオンライン診療も積極的に取り入れていく予定です。検査前にオンラインで受診をし、下剤などはご自宅に送付ができれば、検査を受ける時間的なハードルも下げられるのではないかと考えました。また、検査後の説明をオンラインで行うことも予定しています。それ以外にも、働き世代の方が日常生活の隙間時間に検査が受けられるよう、さまざまな工夫をしていくつもりです。

内視鏡検査を中心にかかりつけ医の役割も担う

ところで、大腸がんにはどのような症状があるのでしょう?

嶋田隆介理事長 医療法人社団優凛会 みたか武蔵野消化器内視鏡クリニック5

大腸がんは初期症状がほとんどありません。そのため、血便や便通の異常、腹痛などの症状を患者さんご自身で自覚された時には、症状がかなり進行していると考えられます。便通の異常については、便秘と下痢を繰り返す、便が細いといったもので、おなかが弱い人などは日常的に現れる症状のため、病気と気づくのは難しいと思います。また、便潜血検査で陽性となる人の多くは痔が原因なのですが、痔と大腸がんの両方がある場合、どちらからの出血かは大腸内視鏡検査でなければ判別できません。「自分は恐らく痔だろう」と軽く考えるのはとても危険です。便潜血検査は、大腸がんに気づくための大切なサインだと知っていただきたいですね。

何歳になったら検査を受けるべきですか?

以前は、50歳を越えたら大腸内視鏡検査を受けるべきとされていました。ですが、最近では30歳や40歳くらいで便潜血検査が陽性となる人も出てきていますので、中高年以降は特に注意が必要かと思います。中でも飲酒や喫煙、肥満、偏った食事などの生活習慣がある人は、大腸がんになりやすいといわれています。もし大腸がんでなかったとしても、痔や大腸ポリープといった他の病気が見つかる可能性もあります。特に大腸ポリープは放置すると大腸がんの原因となり得るので、切除しなくてはなりません。ほとんどの大腸ポリープは内視鏡検査中に取り除くことが望めますから、やはり検査で早期に見つけることが重要になってきます。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

嶋田隆介理事長 医療法人社団優凛会 みたか武蔵野消化器内視鏡クリニック6

検査をしたい方、できれば受けたくない方、受けるか受けないか迷っている方など、いろいろな患者さんが来院されます。そのため、しっかりと話を伺い、検査を受けることのメリット、デメリットを説明しています。受診したからといって、必ず検査をしなければならないわけではありませんが、必要な検査を受けなければ不安はなくなりません。きちんと説明した上で、検査を受けていただく診療を心がけています。また、消化器内科はさまざまな疾患を幅広く診ることができるため、高血圧症や糖尿病など生活習慣病の患者さんにも対応できます。内視鏡検査を中心に、かかりつけ医としての役割も担っていきますので、困ったことがあればなんでもご相談ください。