不調に潜む甲状腺疾患を
専門家としての「嗅覚」と当日検査で診断
緑地公園いまだ内科・糖尿病甲状腺クリニック
(豊中市/緑地公園駅)
最終更新日:2026/05/14
- 保険診療
「なんとなく体がだるい」「動悸や発汗が続く」といった、日常的に起こり得る不調の陰に隠れていることがある甲状腺疾患。更年期障害や疲れのせいだと見過ごされがちな症状に対し、専門的な知見からアプローチするのが「緑地公園いまだ内科・糖尿病甲状腺クリニック」の今田侑院長だ。救急現場での豊富な経験を持つ今田院長は、特定の臓器だけを診るのではなく、全身を多角的に捉える総合内科視点を重視している。同院では専門の臨床検査技師が常駐し、受診当日に精度の高い超音波検査を受けられる体制を整えているという。早期発見が健やかな未来に直結する内分泌治療について、今田院長に詳しく話を聞いた。
(取材日2026年4月20日)
目次
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Q甲状腺疾患とはどのような疾患なのでしょうか?
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A
甲状腺は首の前面にあり、全身の代謝を司るホルモンを分泌する重要な臓器です。車に例えるなら、摂取したエネルギーを効率的に動かすための「エンジンオイル」のような役割を果たしており、多すぎても少なすぎても体はうまく回りません。疾患は主に3種類に分けられ、ホルモンが過剰になる「甲状腺機能亢進症」、不足する「甲状腺機能低下症」、そして「腫瘍」があります。甲状腺機能亢進症で代表的なのはバセドウ病で、甲状腺機能低下症では橋本病になります。特に女性に多く見られるのが特徴ですが、これらは決して恐ろしい病気ではなく、専門の医師のもとで適切な治療を行えば、健康な方と何ら変わらない生活を送ることも望めます。
- Q甲状腺疾患を疑う初期症状はありますか?
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A
甲状腺疾患には特有のサインが乏しく、多くは「疲れやすい」「だるい」といった何となくの不調として現れます。バセドウ病では動悸や体重減少、多汗などが目立ち、橋本病ではむくみや冷え、倦怠感などが生じますが、これらは更年期障害や自律神経の乱れ、あるいは単なる疲れと混同されやすく、気づかずに過ごしている方も少なくありません。そのため、患者さん自身が甲状腺を疑って来院されるケースは少なく、最初は一般的な「内科的な相談」として来られる方がほとんどです。原因がわからないまま体調不良が続く場合は、専門的な視点での検査をお勧めします。
- Qこちらのクリニックの甲状腺治療の特徴を教えてください。
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A
専門家としての「嗅覚」を生かし、日常的な症状の陰に隠れたホルモン異常を疑い、スピーディーに診断へつなげる点が大きな強みです。当院では専門の臨床検査技師が常駐しており、受診したその日のうちに精度の高い超音波検査を実施できる体制を整えています。また、ウェブ予約とウェブ問診を連動させることで、患者さんがクリニックに到着した瞬間からスムーズに検査へ入れるような効率的な動線を構築しました。単に数値を見るだけでなく、総合内科としての広い視野を持ち、甲状腺以外の要因も含めて全身を多角的に診療することを何よりも大切にしています。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1問診票の記入
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現在の症状や気になりだした時期、既往歴、家族歴、アレルギーの有無などを詳細に記入する。同院ではウェブ問診を導入しており、通院途中の電車内などからスマートフォンで事前に回答が可能。来院前に情報を共有することで、待ち時間を大幅に短縮し、到着後すぐに診察や検査へ移れるという。
- 2検査
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血液検査を行い、甲状腺ホルモンの値を確認する。この際、甲状腺以外の原因を見逃さないよう、肝臓や腎臓といった全身状態を把握する一般的な項目も併せて検査し、多角的な評価を行う。血液検査の結果は約3日後には判明し、スピーディーな診断に努めている。
- 3エコーで甲状腺を確認する
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専門の臨床検査技師が、超音波(エコー)を用いて甲状腺のサイズや血流の変化、腫瘍の有無などを詳細に観察する。検査は当日中に実施可能であり、首にゼリーを塗って機械を当てるだけのため、患者への身体的負担が少ないことが特徴。
- 4診察
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検査結果に基づき、医師から丁寧な説明が行われる。エコー画像の結果はその場で確認でき、病状が重く治療の緊急性が高いと判断される場合には、血液検査の最終結果を待たずに、先行して投薬治療を開始する場合も。同院では患者の現在の状況やライフスタイルに合わせ、納得感のある治療方針の提案を心がけているそうだ。
- 5経過観察
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薬の調整や副作用の確認が必要な初期段階では、2週間~1ヵ月に1度ほどの頻度で通院する。状態が安定してくれば受診間隔を2〜3ヵ月に延ばしていくことも可能。無理なく治療を継続できるよう、個々のライフサイクルを尊重した長期的なサポート体制を整ている。

