いびきや日中の強い眠気は何科?
睡眠時無呼吸症候群の症状と原因
やさしいクリニック 広尾 白金
(渋谷区/広尾駅)
最終更新日:2026/10/15
- 保険診療
いびきや睡眠中の呼吸停止を指摘された、寝たのに日中に眠気がある、朝に頭痛やだるさがある……いびき対策の枕やマウスピースでも変わらないなら、睡眠時無呼吸症候群かもしれない。放置しているうちに高血圧症を招き、心筋梗塞、脳卒中、大動脈解離・解離性大動脈瘤などの病気に至ることもあり、注意が必要だ。そんな不安を何科で受診すべきか迷う人もいるかもしれない。内科、耳鼻咽喉科でも相談できるが、「呼吸器内科や睡眠障害内科など、気道と専門的に向き合っている医師を頼ってほしい」と語るのが、恵比寿や目黒からも通いやすい「やさしいクリニック 広尾 白金」の鈴木崇文院長だ。手術や集中治療の現場で呼吸管理に携わってきた経験、日本麻酔科学会麻酔科専門医の知見を生かし、睡眠時無呼吸症候群とどう向き合っているか詳しく聞いた。
(取材日2026年9月24日)
目次
いびき・日中の眠気は睡眠時無呼吸症候群のサインかも。症状やセルフチェック、何科を受診すべきかを解説
- Q睡眠時無呼吸症候群とはどんな病気? いびきとの関係や原因は?
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A
▲麻酔科医の視点から睡眠中の呼吸といびきの仕組みを語る鈴木院長
睡眠中に10秒以上呼吸が止まる無呼吸や、呼吸が浅くなる低呼吸を繰り返す病気で、1時間に5回以上みられることが診断の目安の一つです。多くは、眠っている間に舌やのどの周りの筋肉がゆるみ、空気の通り道である気道が狭くなることで起こる閉塞性のタイプで、脳からの呼吸の指令が弱まる中枢性のタイプもあります。いびきは、狭くなった気道を空気が通るときにのどが振動する音です。肥満だけでなく、顎が小さい骨格、扁桃の肥大、鼻炎による鼻づまり、飲酒、加齢による筋力の低下も関係し、女性は閉経後に増えるといわれています。麻酔で眠っている方にも似たことが起こり、気道を守って全身管理をするのは麻酔科医の大切な役割です。
- Qいびき以外にどんな症状がある? 診療目安も教えてください。
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A
▲いびきや日中の強い眠気など、睡眠時無呼吸症候群の症状を確認
ご自身で気づきやすいのは、十分に寝たはずなのに日中に強い眠気がある、朝起きたときに頭痛や口の渇きがある、夜中に何度もトイレに起きる、寝汗が多い、息苦しさで目が覚める、集中力が続かないといった症状です。診療目安としては、家族やパートナーにいびきや呼吸の停止を指摘されたことがあるか、会議中や運転中に眠くなることがあるか、お酒を飲んだ日にいびきが大きくなるか、高血圧があるかを振り返ってみてください。首回りが太い方や顎が小さい方も注意が必要です。スマートフォンのアプリでいびきを録音するのも一つの方法です。当てはまる項目が多い方や、運転中に眠気を感じる方は、早めに近くの病院にご相談ください。
- Qいびきや睡眠時無呼吸症候群は、何科の病院を受診すればいい?
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A
▲恵比寿「やさしいクリニック 広尾 白金」は広尾駅から徒歩5分
いびきや睡眠時無呼吸症候群は、睡眠障害内科・呼吸器内科・耳鼻咽喉科などの、いわゆる睡眠の外来やいびきの外来などで相談できます。当院は睡眠障害内科・呼吸器内科を標榜しており、ご自宅での簡易検査からCPAP療法による治療まで行っています。また、睡眠時無呼吸症候群の誘因の一つである鼻炎による鼻づまりを診るアレルギー科、睡眠時無呼吸症候群によって発症した高血圧を管理する内科があるのも、当院の強みといえるでしょう。扁桃の肥大などで手術が適している場合は耳鼻咽喉科、マウスピースが適している場合は歯科をご紹介することもあります。
- Qいびきは枕やマウスピース、痩せることで治りますか?
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A
▲枕や市販のマウスピースで改善しないいびきの原因も診察で確認
枕の高さを変えたり、横向きで眠ったりすると、いびきの音が小さくなることはあります。ただし、音が和らいでも睡眠中の無呼吸まで改善しているとは限らず、市販のマウスピースは合わないと顎に負担がかかることもあります。歯科で作るマウスピースや口腔内装置は、検査で診断がつけば医師からの紹介で健康保険が使える場合があり、軽症から中等症の方やCPAP療法が合わない方に向いています。鼻づまりが強い方は、アレルギー性鼻炎の治療で寝苦しさが和らぐこともあります。減量や飲酒の見直しも大切ですが、骨格が関わる方は痩せても症状が残ることがあるため、まず検査で状態を確かめてください。
- Q放置するリスクや検査、CPAP治療について教えてください。
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A
▲自宅でできる簡易検査やCPAP療法について説明する鈴木院長
睡眠中に酸素不足や眠りの中断を繰り返すと、交感神経が緊張した状態が続いて血圧が上がりやすくなり、高血圧のほか、糖尿病や不整脈、心筋梗塞、脳卒中などの関連も指摘されています。居眠り運転や仕事中のミスなど、日中の眠気による事故のリスクもあります。検査は、ご自宅で就寝中の呼吸状態や血液中の酸素濃度を測る簡易検査から始められ、必要に応じて精密検査をご案内します。検査結果や症状が基準を満たせば、就寝時にマスクから空気を送り込むCPAP療法を健康保険で受けられます。保険診療で治療を始めた後は、機器に記録されたデータを見ながらマスクの着け心地や送気圧調整などのために、定期的な受診が必要です。

