坪本 貴司 院長の独自取材記事
大阪大手前つぼもと消化器内視鏡・肛門外科クリニック
(大阪市中央区/谷町四丁目駅)
最終更新日:2026/04/15
2026年2月に開業した「大阪大手前つぼもと消化器内視鏡・肛門外科クリニック」は、谷町四丁目駅から徒歩約5分、天満橋駅からも約6分。消化器疾患・肛門疾患に特化したクリニックだ。土曜と隔週の日曜日にも診療しているので忙しい人も受診しやすい。院長の坪本貴司先生は、東京や千葉の病院、クリニックで20年以上にわたり消化器・肛門の診療に取り組んだ経験を持つエキスパート。悩みを抱える人によりハードルの低い診療、専門性の高い診療を提供する「おなかとおしりの相談所」をめざしている。「優しさのある診療で患者さんの不安を改善したい」と笑顔で語る坪本院長に、同院の診療姿勢や注力している診療について話してもらった。
(取材日2026年3月19日)
不安を軽減する丁寧で優しい対応を実践
開業の経緯を教えてください。

東京・千葉の消化器外科・肛門科専門病院に勤務する中で、系列のクリニックの院長職を7年間務めました。その際に、一人ひとりの患者さんとつながりが深いクリニックの診療に魅力ややりがいを感じて、開業を考えるようになりました。分業が進んでいる病院では一人の患者さんをトータルに診ることが難しいのですが、クリニックなら患者さんのお悩みをしっかり聞いて、診断、治療、回復へと導けます。自分が手術をした患者さんは責任を持って最後まで自分でしっかり診るというのが外科の医師の心意気。術後の患者さんが通院を卒業してゆく時が至福の時です。
大阪で開業されたのはなぜですか?
関東で勤務医として長く診療してきましたが、僕はもともと奈良県出身の関西人です。関東で診療している時は、標準語で診療していたのですが、関西弁のネイティブなので言い回しや伝え方にもどかしさを感じることもありました。医療とは「伝える」ことであると常々考えており、患者さんに今の自分の体の状態をどうしたらしっかり理解してもらえるよう伝えられるか、を常に意識しています。そのような思いもあり、微妙なニュアンスなどを伝えやすい関西弁で患者さんと話せる関西圏で開業しようと決めました。東京ではビジネスマンの多い新橋のクリニックで勤務していました。今後も働き盛りの方々の力になりたいと考え、新橋と似たビジネス街であり官庁街でもある現在の場所に落ち着きました。
どのような患者さんが受診されますか?

周辺の企業や官庁にお勤めの現役世代の方が多いですね。この辺りは新橋と違って比較的若いファミリー層やご高齢の方もお住まいですので、幅広い年代の患者さんをサポートするかかりつけ医としての診療も提供できると考えています。肛門外科に専門的に対応しているクリニックは少ないせいもあって、神戸や奈良などからも患者さんが足を運んでくださっていて、とてもうれしく感じています。
患者さんに接する際にどのようなことを心がけていますか?
おなかやお尻の悩みを抱える患者さんの不安の軽減が私たちの一番大切な役目です。それを実践するためには病状をいかにして伝えるかが大切です。伝え方によって患者さんの受け取り方は違ってくるので、丁寧な対応が必要です。クリニックのキャッチフレーズにあるように、心配で仕方ない時にあたかも暖かい手で「大丈夫だよ、心配ないよ」と背中を優しくさすられるようなそんなホッとする「やさしさ」を大切にしています。スタッフに対しても、つらさを伴う処置の際、患者さんを労わる気持ちで優しさが伝わる対応をお願いしています。
豊富な経験を生かした専門性の高い診療の提供をめざす
ご経歴を教えてください。

医学部を卒業後、臨床研修先の病院の消化器外科の先生方に憧れて、消化器外科を専門に選びました。外科の医師としての心意気を教え込んでいただき、自分も先生方のような医師になりたいと思ったんです。その後、千葉県の辻仲病院柏の葉やその系列のクリニックで、15年以上、肛門疾患と消化器の内視鏡検査や手術に携わってきました。辻仲病院は、日本でも数少ない肛門外科、消化器専門の病院です。毎日何十人という数の肛門診察、手術、内視鏡検査に明け暮れる日々でした。そこで得られた肛門疾患、内視鏡検査、治療などに対する知識と経験はかけがえのない財産となっています。
院内の設計でこだわったポイントはありますか?
一番こだわったのはトイレです。肛門外科の診療や大腸内視鏡検査で患者さんが頻繁にトイレを利用されるので、リラックスしてお使いいただける空間にしたいと考えました。設計の際には、夜遅くまでかけて参考となる実例をチェックし、壁紙やタイル一枚にしてもさまざまな物を比較検討しました。院内での患者さんの動線にもこだわり、他の患者さんと動線が交わることが少なく、患者さんとスタッフのスペースをきちんと分けた設計にしています。
特に注力しているのはどのような診療ですか?

まずは肛門外科の診療ですね。クリニックの名前に肛門外科を入れているのは、それなりの自信とプライドがあってのことで、辻仲病院で長年にわたって培った知識と経験を患者さんのために役立てたいと考えています。肛門外科というと手術のイメージが強いと思いますが、なんでもかんでも切れば良いというわけではありません。患者さんも、同じような症状であっても手術は避けたいという方と、手術を希望される方がおられ、僕はどちらも正解だと思うんです。当院の場合は、年齢や性別はもちろん、患者さん個々のライフスタイルに合わせてご相談し、オーダーメイド型の治療を提案しています。その治療が好ましい結果に結びつけば、肛門外科の医師として本望です。
もう1本の診療の柱、消化器内視鏡についてはいかがですか?
関東圏では検査から診断、手術、アフターフォローまで消化器外科の医師が担当することが多く、私も早くから胃と大腸の内視鏡検査を担当してきました。長年の経験を通して培った知識と技術を生かし、患者さんの負担をできるだけ軽減した検査を提供できるのが強みだと思います。特に大腸内視鏡は痛みが強く、苦しいイメージがあると思います。私の内視鏡挿入方法は「無送気軸保持短縮法」という極めて楽に検査を受けられるための検査方法で、加えて眠ったような状態で検査を受けていただける静脈内鎮静を併用することでさらに苦痛を抑えた検査が可能です。胃と大腸の同日検査も可能です。お尻にトラブルを抱える方が大腸の病気を併発しているケースもありお尻の診療と大腸内視鏡検査を一つのクリニックで提供できるのも当院の特徴だと思います。
誰もが気軽に相談できるクリニックをめざす
今後、注力しようと考えている診療はありますか?

医療脱毛を導入し、まずはお尻周りのデリケートゾーンの脱毛を始めます。美容目的ではなく、肛門周辺を清潔な状態に保つことを目標にしています。お尻のかゆみやただれなどを訴える患者さんも多くおられますが、日々の肛門の衛生指導や薬、手術をもってしても根本的な改善に至らないケースも経験してきており、ジレンマを感じていました。毛が多いことで汚れが残ったり、蒸れたりしているケースが見られ、肛門外科が医療脱毛にも取り組む必要性を感じてきました。今後は、将来に予想される介護に備えて、お尻周りの脱毛を行う介護脱毛にも対応してきたいですね。
クリニックの展望や目標を聞かせてください。
今後、今は休診日となっている水曜日、隔週の日曜日にも診療を提供できればと考えています。女性の患者さんのために、女性医師にも来ていただきたいですね。スタッフについても、業務に慣れてきたら勉強会などもさらに実施していく予定です。
オフタイムはどのように過ごされますか?

ランニングや山登りが趣味でフルマラソンに出場したり、毎年北アルプスの登山や山の中を走るトレイルランニングの大会にも出場しています。しかし最近は開業準備や当院での診療が忙しくて、なかなか趣味の時間は取れないですね。今後は仕事と並行して自分の余暇も充実できるようにしていきたいですね。
読者や地域の方にメッセージをお願いします。
当院は消化器内視鏡と肛門外科に特化したクリニックです。こうしたクリニックは少なく、おかげさまで地域の方や近隣にお勤めの方はもちろん、交通アクセスの良い場所なので遠方からも患者さんが来院されます。今後も「おなかとおしりの相談所」として、さまざまな取り組みに努めて参ります。あまり恥ずかしがらず、まずは気軽な気持ちでお越しください。「こんなことで受診していいのかな」と思われるような症状も大歓迎です。気軽に相談できてこその「相談所」。受診の敷居が低くなる工夫をいろいろ準備して皆さまをお待ちしております。
自由診療費用の目安
自由診療とは胃カメラコース/1万9800円、大腸カメラコース/2万9800円、胃・大腸カメラコース/4万4800円、医療脱毛VIO脱毛/2万2000円、医療脱毛O脱毛/1万2000円

