「不安」よりも「安心のため」に
専門の医師が行う大腸内視鏡検査
イチ*ビル消化器内科クリニックみうら
(一宮市/名鉄一宮駅)
最終更新日:2026/04/13
- 保険診療
日本ではまだまだ死亡者数の多い大腸がんや、その原因となりうる大腸ポリープの発見などにつながる大腸内視鏡検査。「痛そう」「怖そう」「恥ずかしい」との先入観で、気になりつつもなかなか踏み出せない人も多いのではないだろうか。消化器内科が専門で、胃・大腸の内視鏡検査を病院勤務時代から数多く行ってきた「イチ*ビル消化器内科クリニックみうら」の三浦昂院長は、培ってきた経験と手技を生かし、「患者さんの苦痛の少ないようにということを一番に考えています」と話す。腸の状態に合わせてできるだけ伸ばさないようにスコープを進めるのがこつなのだとか。検査でわかる病気や、受けたほうが良い人、実際の検査の流れについてなど詳しく教えてもらった。
(取材日2026年3月31日)
目次
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Q大腸内視鏡検査でどのような病気がわかるのでしょうか?
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A
最も重大な病気は、大腸がんです。その基になる大腸ポリープも発見できます。最近多くなっているのは、大腸に炎症が起きている潰瘍性大腸炎。指定難病でもあります。初期症状は下痢や腹痛で、おなかの不快感がずっと続き、IBS(過敏性腸症候群)かもと思い大腸内視鏡検査をしたら潰瘍性大腸炎だったという場合もあります。基本的に10~30代の若い方に多い病気ですが、最近はもっと上の年齢の患者さんも増えています。早く見つけて早く治療を開始できれば、症状の落ち着きも期待できます。内視鏡検査は病気や炎症の早期発見に有用な検査といえます。
- Qどのような場合に大腸内視鏡検査を受けたほうがいいですか?
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A
症状として、便に血が混じる、黒っぽい便が出る、便秘や下痢が続く、急に便の形や回数が変化した、腹痛やおなかの張りを繰り返す、急激な体重減少が見られる、などのことがある場合は受けましょう。また、健康診断や便潜血検査で異常を指摘された方も検査の対象です。さらに、ご家族に大腸がんやポリープの既往がある方、50歳以上の方、飲酒量が多い、または喫煙する方、生活習慣病がある方も注意が必要です。まずは毎年の健康診断を習慣にしましょう。
- Q検査は不安なものですが、配慮してくださるそうですね。
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A
当院では、ご希望により鎮静剤を使用します。リラックスして検査を受けていただければと思います。不安や心配はもちろんだと思いますので、医師や看護師からお声がけをしたり、検査直前までタオルケットをかけたりなど、患者さんがリラックスできる雰囲気づくりに努めています。もし、何か不安な点や疑問に思う点があれば、近くのスタッフに気兼ねなく聞いてください。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1診察で検査の流れや注意事項の説明を受ける
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事前にウェブ問診票、あるいは受付で記入した問診票の内容に基づき、医師の診察を受ける。血液がサラサラにする薬を服用しているかどうかなど内服薬について確認される。閉塞隅角緑内障患者や重症筋無力症患者には鎮静剤は使用できないのでそれも確認される。鎮静剤を使用する場合は検査後、車や自転車の運転はできない。
- 2前日から検査に備える
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検査前日の食事は、食物繊維を控え、かゆ、白身魚、具なしの味噌汁など消化の良い物にする。夕食は21時までに済ませる。検査当日は、検査開始4時間以上前から自宅で下剤を服用して来院。院内で服用する場合は朝9時頃に来院し、テレビのある個室で下剤を服用する。下剤は480mlのペットボトル2本を、水やお茶と交互に飲む。腸の中がきれいになったら検査着に着替える。
- 3内視鏡検査を受ける
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鎮静剤を使用する場合は点滴を行う。看護師が「寝ていいですよ」と優しく声がけしてくれたり背中をさすってくれたりするので安心した気持ちで受けられるだろう。検査は、先端にカメラがついた細いスコープを肛門から挿入し、腸の中を直接観察するもので、時間は15〜30分程度。大腸ポリープが見つかり、その場で切除を行う場合は延長となる。
- 4ストレッチャーに乗ったままリカバリールームに移動
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検査が終わると、横になったままストレッチャーでリカバリールームへ移動。そのまま30分から1時間程度休憩する。その後、鎮静剤が覚めているかどうか、スタッフがチェックを行い、OKとなったら診察室へ向かう。
- 5結果説明や検査後の注意事項を聞く
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検査結果の内容や、検査後の注意点についての説明を受ける。かゆなど軽い食事は検査1時間後から可能。ポリープ切除や組織採取が行われた場合は、それぞれに合わせて注意事項が書かれた用紙が渡され、丁寧に説明される。翌日、出血があるなど不安なことがあれば遠慮なく連絡しよう。体調が安定していれば普段どおりに過ごしてよい。

