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糖尿病などの生活習慣病や
下痢・便秘の症状にも対応する栄養指導

田川クリニック

(横浜市瀬谷区/瀬谷駅)

最終更新日:2023/03/13

田川クリニック 糖尿病などの生活習慣病や 下痢・便秘の症状にも対応する栄養指導 田川クリニック 糖尿病などの生活習慣病や 下痢・便秘の症状にも対応する栄養指導
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内科・消化器内科として2つの柱で栄養指導を実施している「田川クリニック」。糖尿病、高血圧症、脂質異常症、貧血、痛風などの生活習慣病に対する保険適用の栄養指導と、便通異常の症状に対する自費の栄養指導だ。食材サンプルを使った視覚的な説明や、患者一人ひとりに合わせたオーダーメイド治療によるモチベーション維持など、さまざまな工夫を凝らす田川徹平副院長。消化器内科の専門性を生かし、管理栄養士と一丸となって、腸内環境から身体を整えることをめざし、栄養指導に注力する同院。将来的には院内2階に運動療法のスペースを設置し、運動指導や高齢者の寝たきり予防も計画中だ。「あくまでも薬はサポートで、食事と運動を意識した生活習慣の改善が何より大事」と語る田川副院長に、管理栄養士による栄養指導について詳しく聞いた。

(取材日2022年12月7日)

患者一人ひとりのライフスタイルに寄り添い、腸内環境から身体を整えることをめざして栄養指導を行う

Q生活習慣病とはどのような病気のことをいうのでしょうか?
A
田川クリニック 栄養指導は「継続していただくこと」が重要と語る田川副院長

▲栄養指導は「継続していただくこと」が重要と語る田川副院長

生活習慣病とは、大きく分けて糖尿、高血圧、脂質異常、高度肥満症など幅広い症状が発症しますが、一般的には薬で改善が期待できると思われています。ただ、その名のとおり生活習慣が原因で発症する疾患ですから、一部の遺伝によるものを除けば、基本的に毎日の食事と運動が大きく影響してきます。また、喫煙・飲酒・睡眠といったさまざまな日々の習慣も関わってくるでしょう。生活習慣病を予防するためには、症状の有無に関わらず、健康的な生活習慣を身につけることが非常に大切です。そうすることで、生活習慣病を原因とする重症な疾患の予防にもつながります。

Q貴院が行う管理栄養士による栄養指導について教えてください。
A
田川クリニック 患者のライフスタイルに沿った提案を心がけている

▲患者のライフスタイルに沿った提案を心がけている

生活習慣病の治療ではガイドラインどおり薬を処方するのが一般的ですが、結局どんどん薬が増えてしまいます。また患者さんに、医師から口頭で塩分を控えてだとか、食べ過ぎだと伝えたところで家に戻ればほとんど変わりません。それに、私自身、材料の量や献立など具体的な作り方を患者さんに聞かれても答えられないというのがありました。患者さんの生活習慣を変えていくためには、管理栄養士に説明してもらったほうが質の高い提案ができるのではと思ったんです。よく病院で栄養指導を受ける人がいますが、続かない人が少なくありません。当院では、継続しやすいようにかかりつけ医で受けられる栄養指導をめざしました。

Q患者さんが治療のモチベーションを維持するための工夫は?
A
田川クリニック クリニック一丸となって患者の生活習慣改善に取り組む

▲クリニック一丸となって患者の生活習慣改善に取り組む

考えられるのが、栄養指導を受けた最初の頃は頑張って数値が下がったとしても、徐々に戻ってしまうというケースです。話を聞いた時は納得してやってみようとなりますが、時間が空くとだんだん緩んでしまいます。それが半年~1年かけて栄養指導を繰り返していくうちに、継続できるようになることがあるんです。1回で終わらせようとするとどうしても理想の食事の話になり、できないと離脱しがちですが、1つずつ段階を踏んで進めていけばそれほどつらくないと思います。少なくても取り組み始めて2、3ヵ月で少しでも数値で結果が出れば患者さんのモチベーションにもつながりますし、「やってきたことが合っている」となれば頑張れるはずですよ。

Q便の異常に対する栄養指導も受けられるのだとか。
A
田川クリニック 田川副院長は大学病院での経験も豊富

▲田川副院長は大学病院での経験も豊富

生活習慣病や肥満に対しての栄養指導は保険で行いますが、便の異常に対しては自費となります。消化器内科で栄養指導を行っているクリニックは珍しいでしょう。下痢や便秘など排便異常のある方、特に40~50歳以上になると、どうしても背景にがんの比率が高くなります。最初に大腸の検査をして異常がないのに便の状態がおかしいとなると生活を見直す必要があり、何を食べればいいのか、野菜はどのくらい食べたらいいのかなど適切な栄養指導が重要です。体質改善を目的にしながら「腸内環境を変えていきましょう」と提案しています。

Qこらで栄養指導を受けることのメリットを教えてください。
A
田川クリニック 食品サンプルを用いた視覚的にもわかりやすい指導を心がけている

▲食品サンプルを用いた視覚的にもわかりやすい指導を心がけている

当院には3人の管理栄養士が常駐しておりますが、皆が、受付や医療クラークを兼務しています。受付時や私と話している時に横でカルテを打っている人が管理栄養士ですから、初めて見る顔のスタッフではないわけです。患者さんに気軽に声かけでき、アプローチの数としては増えますので大きなメリットでしょう。基本的には本人の生活スタイルに合わせた栄養指導を心がけています。例えば、料理をしない方には、スーパーで惣菜をどういう組み合わせで買えばいいのかをアドバイスしたり、ご家族で食事を作る人に一緒に参加いただいたりします。特に、便通異常で悩んでいる方は栄養指導はもちろん、サプリメントの提案も可能です。

ドクターからのメッセージ

田川 徹平副院長

当院の栄養指導の一番のコンセプトは「オーダーメイド感」。やはり病院で集団指導を受けるとなるとみんなが同じ話になってしまいます。それも勉強にはなりますが、最終的にはマンツーマンが理想ですね。管理栄養士に伝えているのは、正しいと思う正解だけを押しつけるのではなく、ライフスタイルをきちんと聞いて、その人のできるアドバイスをしてほしいということ。料理が苦手な人には簡単なメニューを作成したり、コンビニやスーパーで買うものを提案したり、患者さんに合わせてオーダーメイドにすることを意識しています。当院の理念は「地域の健康寿命を延ばすこと」です。生活習慣病に対して気になることはお気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

栄養指導(自費)/1回 3500円

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