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胃がんのリスクにアプローチ
ピロリ菌除去と内視鏡検査

田川クリニック

(横浜市瀬谷区/瀬谷駅)

最終更新日:2020/09/25

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  • 保険診療

慢性胃炎や胃がんには、体質のみならずピロリ菌感染が大きく影響するといわれている。「胃がんをはじめとする消化器がんは、内視鏡治療も選択肢となるため、早期発見が大切です」と熱く語るのは、「田川クリニック」の副院長、田川徹平先生。ピロリ菌の発見には内視鏡検査(胃カメラ)が役立つが、「内視鏡検査は痛そう」と敬遠する人も多い。田川先生は、大学病院や国立がん研究センター中央病院での経験を生かし、精度の高さと苦痛の少なさを追求した内視鏡検査を提供する。少しでも内視鏡検査のハードルを下げるため、鎮静剤を使うなど、さまざまな工夫を重ねる田川先生に、ピロリ菌と内視鏡検査について詳しく聞いた。 (取材日2020年9月4日)

苦痛の少ない内視鏡検査を、ピロリ菌感染の発見に役立てる。早めの除菌治療で胃がんリスク低減をめざす

Qピロリ菌とはどのようなものなのでしょうか?
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▲ピロリ菌はさまざまな病気を引き起こす要因になるという

ヘリコバクターピロリ(ピロリ菌)は人間の胃の中に生息する細菌で、免疫力の弱い幼少期に感染することが多く、大人になってから慢性胃炎に進行し、やがて十二指腸潰瘍や胃潰瘍、胃がんなどさまざまな病気を引き起こす要因になるといわれています。感染経路は、感染している親からの離乳食の口移しや箸の共有などによる経口感染や井戸水からによるものがほとんどで、幼少期に上下水道が十分普及していなかったシニア世代の方々の感染率が高いといわれています。当院ではできるだけ早期にピロリ菌感染胃炎を発見して除菌を行うことで、胃粘膜の萎縮や炎症に対処するとともに、胃がんの予防につなげていきたいと考えています。

Qピロリ菌は保険診療で検査や治療を受けることができますか?
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▲内視鏡検査で胃潰瘍などが認められた場合は保険診療が適応される

ピロリ菌の検査や治療は、上部内視鏡検査で胃潰瘍や十二指腸潰瘍、慢性胃炎などを認めた場合に保険診療が適応となります。まず内視鏡検査で精査し、発赤や白色粘液の付着、胃粘膜の萎縮などの所見が認められた場合、血液、便、呼気のいずれかを検査するのが一般的です。もし、内視鏡検査をせずにこれらの方法でピロリ菌の検査を受けて除菌を行う場合は自費診療となります。ピロリ菌の除菌は1日2回、2種類の抗生剤と胃酸の分泌を抑える目的の薬を1週間服用するだけです。その後期間をあけて再度ピロリ菌の有無を検査し、ピロリ菌の残存が認められれば2次除菌を行います。尚、除菌判定には内視鏡検査は不要です。

Q内視鏡検査はどのような人が受けるべきでしょうか。
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▲気になることがあれば、一度内視鏡検査を受けてほしい

採血や便検査でピロリ菌陽性と診断された方や、慢性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がんの既往歴のある方、両親や兄弟に胃がんの既往歴がある方、幼少期に上下水道が完備されていない環境で暮らしていた方、ご家族がピロリ菌に感染していた方、ピロリ菌の除菌治療を行った経験がある方などは、自覚症状がなくても内視鏡検査を受けてみることをお勧めします。実際には胃もたれや吐き気、胸やけ、腹痛、急激な体重減少などを訴えて来られる方が多いですね。また、長引く咳の原因として見落とされやすく、意外に多いのが逆流性食道炎。呼吸器内科や耳鼻科に行っても一向によくならない咳は、内視鏡検査で調べてみるといいかもしれません。

Q内視鏡検査はつらいイメージがあります。
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▲鎮静剤を使用するなど負担の少ない検査に対応している

当院ではより楽に検査を受けて頂くために、細径内視鏡を使用しています。喉の反射が強い方や不安が強い方は、鎮静薬を使ってうとうとした状態で検査を受けることが可能です。歯磨き時に嗚咽感を感じる方などは鎮静薬の使用をお勧めしています。中には“気がついたら検査が終わっていた”という患者さんもいらっしゃいます。また細径内視鏡では鼻からスコープを挿入出来るため、舌のつけ根部分に触れることなく喉から食道へスコープを進めていくので嘔吐反射を引き起こしにくく、負担の少ない検査を受けていただけます。検査中に患者さん自身もお話ができるため、あまり不安に感じることなく済むのも経鼻内視鏡の利点です。

Qこちらのクリニックならではのメリットについて教えてください。
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▲精度の高い検査を提供できるよう心がけている

当院の内視鏡検査では胃だけでなく、喉から十二指腸まで、スコープの通る道すべてをチェックしています。例えば飲酒や喫煙の習慣がある方や、喉のつかえ感のある患者さんによく見つかるのは、食道がん。また、鼻の奥から食道の手前までを咽頭と呼びますが、咽頭がんは食道がんのある方に多く起きることがわかってきており、これまで困難とされてきた咽頭がんの早期発見も増えています。また、私自身も大学病院やがんセンターで多くの難症例に携わってきた経験から、通常の内視鏡検査では見つけにくい初期のがんも熟知しています。これまでの経験を生かし、クリニックながら大学病院レベルの精度の高い検査を提供できるよう心がけています。

ドクターからのメッセージ

田川 徹平副院長

当院では、精度の高い検査を提供するだけでなく、次回も安心して検査を受けていただけるよう、つらい思いや嫌な思いをさせないことを大切にしています。苦痛を感じた経験があるという患者さんのお話を聞くと、「痛いはずがない」と医師に言われたという方が多いと感じます。施行医師にとっては理論上はほぼ痛くない状況かもしれませんが、痛みや苦痛は主観なので、大切なのは患者さんがつらいと感じたかどうかです。当院ではどんな些細なことでも患者さんが苦痛に感じたことは改善できるように、検査後にアンケートへのご協力をお願いしています。内視鏡検査に不安を抱いている方の相談にも親身に対応しておりますので、気軽にご相談ください。

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