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大腸がんの早期発見にも役立つ
痛みに配慮した大腸内視鏡検査

田川クリニック

(横浜市瀬谷区/瀬谷駅)

最終更新日:2020/09/25

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  • 保険診療

大腸がんや大腸ポリープ、潰瘍性大腸炎、クローン病などの消化器疾患の早期発見に役立つ検査といえば「大腸内視鏡検査」だろう。しかし「検査がつらい」というイメージが強いせいか、血便を認めても大腸カメラを受けようとしない人は意外に多いという。「特に瀬谷区はがん検診の受診率が低いんです」と、問題提起するのは「田川クリニック」の副院長、田川徹平先生。内視鏡のエキスパートとして昭和大学病院や国立がん研究センター中央病院で多数の症例に携わってきた田川先生は、「先進の技術による苦痛の少ない大腸内視鏡検査で、がんの早期発見と予防を徹底し、地域のがん患者をゼロにしたい」と抱負を語る。そんな田川先生に、大腸内視鏡検査の重要性と、鎮静剤などを用いた苦痛に配慮した検査についてじっくり聞いた。(取材日2020年9月4日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Q大腸内視鏡検査を受けるべき症状について教えてください。
A

まず、検便で便潜血反応陽性と指摘された場合は、自覚症状がまったくなくても必ず大腸内視鏡検査を受けてください。また、1度でも下血や血便を経験した方は、何かしら出血した原因があるはずです。痔や生理のせいだと自己判断せず、1度は受診して原因を調べてほしいですね。その他、長引く下痢や便秘、腹痛、便が出にくい、便が細くなる、おなかが張るなどの症状がある場合も1度検査を受けられるといいでしょう。また、これらの症状がなくても、大腸がんの発症リスクが上がる40歳以上の方や、ポリープがあると言われたことのある方、ご両親やご兄弟に大腸がんになった人がいる方は、定期的に検査を受けることをお勧めします。

Q大腸内視鏡検査で見つかる病気について教えてください。
A

検査の大きな目的は、大腸がんがあるかどうかと、がん化する可能性の高いポリープがあるかどうかを調べることです。検査は先端にカメラを搭載した内視鏡スコープを肛門から挿入し、盲腸から直腸までを直接観察します。これにより、大腸がんや大腸ポリープだけでなく、潰瘍性大腸炎やクローン病をはじめとする炎症性腸疾患、過敏性腸症候群などさまざまな病気を診断することが可能です。大腸内視鏡検査は若い方には敬遠されがちですが、例えば自分は過敏性腸症候群だと思っていた方が、内視鏡検査で調べたら実は潰瘍性大腸炎だったというケースもみられます。症状は似ていても治療法は異なるので、1度は検査を受けていただきたいと思います。

Qこちらでは大腸内視鏡検査を行う際に何を重視していますか。
A

当院では精度の高い検査を行うことだけでなく、患者さんにつらい思いをさせないことを重視しています。使っているのは大学病院と同じようなレベルの先進の内視鏡です。以前よりもかなり細くなりましたし、精密な画像が得られるため、小さながんも発見につながりやすくなったと感じています。さらに見落としを防ぐため、腸管を拡張させ、ひだの間までしっかり観察しますが、当院では、検査中や検査後のおなかの張りなどの症状を軽減させるために炭酸ガス装置を使用しています。小さなポリープなら、その場で切除することもできます。また、患者さんの苦痛緩和のために、鎮静薬を用いてうとうとしている間に検査を済ませることにも対応しています。

検診・治療START!ステップで紹介します

1問診と事前説明

検査前に一度来院し、現在の症状や病歴、アレルギーの有無、服用中の薬について問診を受ける。過去に大腸検査を受けたことがあればその時の状況や結果を不明な場合は確認しておく。検査に対して不安を覚える人は恥ずかしがらずに伝えよう。前処置の内容や検査日までの食事についてはスタッフからの説明に加え、動画やチェックリストなども準備してくれるので、初めて検査を受ける場合も安心して臨めるだろう。

2検査前日からの事前準備

検査の前日は、消化の良い夕食を午後9時までに済ませる。同院の場合は、検査前日の昼食と夕食用の検査食が用意されている。就寝前に指定の下剤を服用する。検査当日の朝も下剤を服用して、腸管内を洗浄する前処置を行う。以前と比べ下剤の準備は、楽になっているとのこと。便が透明になるまで時間をかけて排泄していく。検査時に鎮静剤を使う場合は、車やバイクなどでの来院は控える。

3大腸内視鏡検査

検査台に横になり、希望者は苦痛や負担を緩和するため鎮静剤を注射してから検査開始。痛みに配慮しながら肛門から先進の内視鏡を挿入し、盲腸から直腸までの大腸全体を詳細に観察していく。がんが疑われる病変があれば一部を採取し病理検査へ送ったり、小さなポリープはその場で切除したりすることもあるという。検査にかかる時間は15分~20分程度。

4検査終了後、リカバリー室で休息

検査後は目を覚ますための拮抗薬を使用し、鎮静剤の作用が切れるまでリカバリールームで休憩する。歩いて移動できるが、ほとんどの人はその間のことが記憶に残らないとのこと。個人差はあるが、30分から1時間程度、完全に覚醒するまで横になって休む。同院の場合、複数のスタッフの目が行き届くようになっているため、気になることがあっても気軽に声をかけやすい。

5検査結果の説明

会話ができるようになったら、着替えて診察室へ行き、結果を聞く。検査時に撮影した内視鏡画像を見ながら、説明を受ける。大腸ポリープを切除した場合は、病理組織の診断に7日~10日ほど日数がかかるので、再度受診する。鎮静剤の作用で、その場ではわかったつもりの説明を帰宅する頃には忘れてしまうこともあるそうだが、再度結果を聞きに行くことができるのも、クリニックならではだろう。

ドクターからのメッセージ

田川 徹平副院長

大腸がんは初期の段階では自覚症状がほとんどないので、腹痛や血便、下痢、便秘などの症状を認めた場合は、ある程度病状が進行している可能性があります。つまり、大腸内視鏡検査こそ、自覚症状が出る前にぜひ受けていただきたい検査なのです。通常、自覚症状がない場合の検査費用は自費となりますが、さまざまな自治体で定期的にがん検診を行っています。ぜひこの制度を利用して、継続して検査を受けてほしいと思います。また、便潜血検査で陽性の判定が出た方や、下血や血便のあった方はたとえ1度きりのことでも受診して原因を調べるようにしてください。当院は土曜日でも内視鏡検査に対応しています。忙しい方も、ぜひ気軽にご相談ください。

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