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妊娠・出産を望むなら
まずはTSHや甲状腺ホルモン値の確認を

ひるま甲状腺クリニック 蒲田

(大田区/蒲田駅)

最終更新日:2026/05/07

ひるま甲状腺クリニック 蒲田 妊娠・出産を望むなら まずはTSHや甲状腺ホルモン値の確認を ひるま甲状腺クリニック 蒲田 妊娠・出産を望むなら まずはTSHや甲状腺ホルモン値の確認を
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バセドウ病や橋本病は女性に多い病気だが、これらの病態に関わる甲状腺ホルモンは、多すぎても少なすぎても流産や妊娠合併症のリスクを高めてしまうことが知られている。甲状腺ホルモン量を調整しているのは、脳下垂体から分泌される「TSH(甲状腺刺激ホルモン)」で、TSHが低いとバセドウ病に代表される甲状腺機能亢進症、TSHが高いと橋本病などの甲状腺機能低下症の指標となるという。「ひるま甲状腺クリニック 蒲田」の蛭間重典院長は、「妊娠を考え始めた段階で、自分のTSHの状態を把握し、異常がある場合は妊娠前から適切にコントロールしておく必要があります」と言う。甲状腺疾患が妊娠・出産に及ぼす影響や、不安やリスクとの向き合い方、そして同院の治療とサポート体制について、重典院長と蛭間真梨乃副院長に話を聞いた。

(取材日2026年4月14日)

妊娠・出産に影響するバセドウ病や橋本病。安心して出産に臨むために、まずは甲状腺ホルモンの状態を確認

Q甲状腺の病気について教えてください。
A
ひるま甲状腺クリニック 蒲田 女性特有の症状をきめ細かに診察する蛭間副院長

▲女性特有の症状をきめ細かに診察する蛭間副院長

【重典院長】甲状腺ホルモンが過剰に分泌される甲状腺機能亢進症と、分泌が低下する甲状腺機能低下症があります。ホルモン過剰だと、動悸や体重減少、イライラ感などの症状が現れ、検査で調べるとTSHが低い状態が確認されます。逆にホルモンが不足した状態はTSHが高い数値を示し、意欲の低下や抑うつ、物忘れ、むくみなどが見られます。どちらにも共通する症状は「疲れやすさ」です。
【真梨乃副院長】甲状腺の病気にはもともとの体質が関係しており、病気そのものではなく、なりやすさが遺伝することがあります。女性の発症が多いのも特徴です。軽症も含めれば、女性の約10人に1人が橋本病といわれ、実はとても身近な病気です。

Q女性に多いのですね。妊娠・出産に影響しますか?
A
ひるま甲状腺クリニック 蒲田 エコー検査など、予防や早期発見のために幅広い検査に対応する

▲エコー検査など、予防や早期発見のために幅広い検査に対応する

【重典院長】はい。TSHの値は、高すぎても低すぎても良くなく、流産のリスクが高まるほか、さまざまな妊娠合併症に影響を及ぼすことが報告されています。例えば、バセドウ病の母体では、甲状腺に対する自己抗体が胎盤を通過し、胎児の甲状腺を刺激して、一時的にバセドウ病のような状態を引き起こすことがあります。一方で、母親が服用しているお薬も胎児に届きますが、現在その影響の程度を測る方法はありません。重要なのは「母体のホルモン値が安定していても、胎児が同じとは限らない」という点です。ですので、妊婦さんの甲状腺情報をもとに、胎児の甲状腺機能を推定し、慎重に管理する必要があります。

Qこちらでの妊娠中の治療やサポートについて教えてください。
A
ひるま甲状腺クリニック 蒲田 必要に応じて採血などの検査も可能

▲必要に応じて採血などの検査も可能

【重典院長】妊娠中は、患者さん自身の健康と胎児への影響の両方を考慮して、ホルモン剤や抗甲状腺薬を繊細に調整する必要があります。それには薬の特性への深い理解と、精密な検査データに基づく判断が欠かせません。当院では、甲状腺疾患専門の伊藤病院と同等の検査機器を導入。妊娠中や産前産後の甲状腺機能管理も踏まえた治療体制を整えています。
【真梨乃副院長】妊娠中は、どなたでも気持ちが不安定になりやすいものです。当院では受付や医療スタッフが全員女性で、プライバシーに配慮しながら、妊婦さんに対し温かく丁寧な対応を心がけています。院内は全体的に丸みのあるデザインで、リラックスできる空間づくりを大切にしています。

Q甲状腺ホルモンの病気は、出産後の体調にも影響しますか?
A
ひるま甲状腺クリニック 蒲田 安心して相談できる雰囲気づくりを大切にする

▲安心して相談できる雰囲気づくりを大切にする

【重典院長】はい。橋本病の場合、産後は甲状腺に炎症が起こってホルモンが漏れ出てしまう無痛性甲状腺炎や、橋本病からバセドウ病へ病気が切り替わってしまうリスクがあります。一方でバセドウ病の方は、妊娠中は免疫力が落ちるため、自己免疫性疾患であるバセドウ病の病勢はやや落ち着く傾向にありますが、産後はその状態が元に戻るので、一見すると増悪したかのように感じるかもしれません。しかしながら妊娠前や出産前にこの一連のリスクを知っておいていただければ、産後の体調変化に過度な不安を感じることはないでしょう。いずれにしても産後1年間は甲状腺ホルモンの状態が変化しやすいため、しっかりと経過を診ていく必要があります。

Q自分のホルモンの状態を知るにはどうすればよいですか?
A
ひるま甲状腺クリニック 蒲田 女性患者が気軽に来院できるよう内装にもこだわっている

▲女性患者が気軽に来院できるよう内装にもこだわっている

【真梨乃副院長】最近は産婦人科で妊娠前検査として甲状腺チェックを行うことも増え、そこで異常が見つかり、初めてバセドウ病や橋本病の体質だとわかる方も多いです。その場合、産婦人科の先生と協力しながら治療を進めていくことになります。当院でも甲状腺精密検査を行っていますので、気になることがあればご相談ください。
【重典院長】もしTSHの異常が見られ、治療が必要となった場合は、薬物療法のほか、放射線治療や除去手術の3つの選択肢があります。将来の妊娠を見据えて、妊娠中に甲状腺が問題を起こさないよう事前に手を打っておくのも方法の一つです。

ドクターからのメッセージ

蛭間 重典院長、蛭間 真梨乃副院長

【重典院長】妊娠・出産をお考えの場合、まずは産婦人科でのブライダルチェックや当院での甲状腺精密検査を通じて、TSHの値などご自身のホルモン状態を把握しておくことをお勧めします。甲状腺の病気は妊娠や出産に少なからず影響を及ぼしますが、事前に状態を知り適切に備えることでリスクや不安の軽減が可能です。
【真梨乃副院長】検査で新生児バセドウ病が疑われる場合は、NICUを備えた病院をご紹介し、安全なお産ができる環境を産婦人科の先生とともに検討します。私は甲状腺を専門とし、女性内科領域についても学んできました。女性特有のホルモンバランスの乱れや、妊娠中の薬剤管理など、必要な情報をお伝えいたします。

自由診療費用の目安

自由診療とは

甲状腺精密検査/1万円~