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木村 隆誉 院長の独自取材記事

木村あおぞらクリニック

(米子市/米子駅)

最終更新日:2025/04/15

木村隆誉院長 木村あおぞらクリニック main

労災病院バス停から徒歩約4分、米子市皆生エリアに位置する「木村あおぞらクリニック」は、日本救急医学会救急科専門医、日本医学放射線学会放射線科専門医として研鑽を積んだ木村隆誉(たかよし)院長が2025年3月に開業した。「患者さんとご家族の皆さんの健康をトータルサポート」をモットーに、生活習慣病はもちろん、発熱や風邪症状、急な頭痛や胸痛や腹痛などの体調不良、またケガや交通事故まで幅広く対応する。正確な鑑別のために先進の検査機器を導入。CT検査に関しては、その場で木村院長が画像診断して症状の説明を行う。「些細なことでも気軽に相談してほしい」と力強くうなずく木村院長に、これまでの経歴や展望、地域医療への思いなどを聞いた。

(取材日2025年3月5日)

病気やケガ、画像診断までトータルでサポート

クリニックの特徴を教えてください。

木村隆誉院長 木村あおぞらクリニック1

モットーは「患者さんとご家族の皆さんの健康をトータルサポート」です。私は救急科医として研鑽を積んできました。救急科医というのは“病気やケガなどを問わずすべて対応する「何でも屋さん」”なんです。心筋梗塞や脳卒中などの急性期の症状から、日常や学校生活の中の病気やケガ、交通事故など幅広く携わります。また、私は画像診断も専門ですので、CT撮影はもちろん、その場で診断を行って結果を直接ご説明することも可能です。地域の皆さんの健康に関わるすべてを診ることができる場所をめざしていますので、高血圧や糖尿病などの生活習慣病にお困りの方もご相談ください。「こんなことを相談してもいいのかしら」「気になることがあって買い物ついでに……」「血圧が少し高いって言われたけど、病院に行きづらくて」など、些細なことでもいいのでお気軽にお越しいただけたらうれしいです。

子どもから大人まで、何でも相談できるクリニックなんですね。

はい。そうした存在をめざしています。救急科医は、患者さんの家族構成や生活環境などの情報を細かく知る必要があります。それは「治療・退院後にどのような生活を送るのか」「提案した治療の継続が可能なのか」など、患者さん一人ひとりの”その後”について考えているから。そうした視点で患者さんの背景へ目を向けるうちに、自然とご家族の存在が気にかかるように。患者さんの付き添いで来られたご家族の中には、自宅で必死に介護をしている中で「自分の健康を後回しにしていた」というケースや、お子さんの育児を頑張りずぎている親御さんを見て「ご自身のお身体は大丈夫なのかな。無理してないかな」と心配になることも多々ありました。だからこそ、患者さんもご家族も全員をトータルサポートできる存在になりたいと思いました。木村あおぞらクリニックを”何でもお気軽に相談できるアットホームな場所”にしたいと考えています。

木村先生は幅広い領域でご経験を積まれていますよね。そのご経緯についてお伺いしてもいいでしょうか。

木村隆誉院長 木村あおぞらクリニック2

「病気もケガもなんでも診療できる医者になりたい」という思いがありました。私が医師をめざしたのは、父が医者だったこともありますが、実は救命救急をテーマにしたテレビドラマがきっかけでした。人の命を助ける医者ってかっこいいなと思い、その憧れを胸に医学部へ進みました。その後、大学4年生の時に受けたIVRというカテーテルの授業に感銘を受け、医師としては放射線科医からスタートしました。IVRは、カテーテルを用いて、大出血している患者さんの止血をして救命したり、抗がん剤を流すがん治療を行ったりと、診療科を問わず関わることができます。「さまざまな状況の患者さんを救うことができる」という点で自分にピタッと合ったのです。一方で、救急科医への憧憬もあり、いつか携われる機会が来たときのために、放射線科医として勤務をしながらも地域のクリニックや病院で外来や訪問診療にも従事し、いろんな経験を積むようにしましたね。

迅速な診療で、少しでも早く笑顔になってほしい

救急科医としての転機は何だったのでしょうか。

木村隆誉院長 木村あおぞらクリニック3

まずは鳥取への移住ですね。東京で働いていた時に2人目の子どもが生まれ、妻は子育て、私は仕事で忙しい日々を過ごしていました。そんな中、当時の鳥取大学医学部附属病院放射線科の教授から「一緒に働かないか」と誘っていただきました。母校の鳥取大学のある米子は、第二の故郷であるとともに妻の地元でもあるので「仕事も子育てにも良い環境だろう」と思い、移住を決意しました。赴任して10ヵ月ほどたった頃、救急科へ派遣されることに。心に秘めていた想いと、実際の救命医療で感じた魅力ややりがいがリンクし、「やはり救急科医こそなりたかった姿だ」と確信しました。最大の転機は、高度救命救急センターの教授に就任された上田敬博先生との出会いですね。上田先生の元で、救急科が各診療科と協力・連携して診療を行えるように抜本的な改革が行われ、私の画像診断やIVRの経験もフルに生かせる場を作っていただきました。本当に感謝しています。

救急科医として着実に経験を積まれていた中で、今回の開業を決めたのはどうしてですか。

新型コロナウイルス感染症の流行時には、患者さんが病院受診を控えられ、医療機関側もパンク状態になり、医療の目が届きづらくなりました。その結果、病気やケガが悪化・重症化してから救急搬送される方が多くおられて、「どうすればもっと早く対応できたかな」「どうすれば重症化の芽を摘むことができたかな」と日々考える中で、自らが開業医として地域医療に携わることを決意しました。地域医療の中で、救急科専門医や画像診断専門医である私ができる治療や検査を請け負うこと。そして、必要に応じて適切な医療機関と連携することで地域医療の発展に貢献したいと思っています。

導入されている検査や医療設備についても教えてください。

木村隆誉院長 木村あおぞらクリニック4

医療機器ではCT検査やエックス線検査、心電図検査、超音波検査など必要なものをそろえ、気になる所見がある際にはすぐに検査可能です。血液検査と尿検査、乳酸値、血糖測定もできます。血液検査の中には外へ依頼する項目もありますが、たいていの項目は翌朝には結果が出ます。MRI検査と内視鏡検査は信頼できる近隣の医療機関と連携します。感染症の迅速検査の導入もこだわった点。新型コロナウイルスやインフルエンザなどの主要な感染症に対応し、発症から間もない場合にも検査可能で迅速な診断と治療が行えます。発熱患者さんの導線を分けるなど、感染対策を行っているので安心してお越しください。さらに、急病の初期対応ができるように、点滴や薬剤のほか、縫合処置や骨折・捻挫に対するシーネや固定帯などの外科系処置器材も各種取りそろえています。4月からは予防接種も開始予定。健康診断や人間ドックについても今後対応していきたいです。

重症化を防ぐためにも、なんでも気軽に相談してほしい

他の医療機関との連携も大切にされているのですね。

木村隆誉院長 木村あおぞらクリニック5

はい。当院だけでは完結できないこともありますので、病院や他のクリニックさんとも協力しながら診療していきます。そのためにも病院やクリニックの先生方には開業前にごあいさつにまわって地域医療に対する思いを伝えたり、意見を交わし合ったりしました。MRI検査や入院治療が必要であれば鳥取大学医学部附属病院や山陰労災病院などの基幹病院を、内視鏡検査が必要な場合は信頼できる専門家をご紹介します。病診連携・診診連携をしっかりやることで、地域全体でしっかりと地域住民の皆さんを支えていけるように頑張ります。

開業にあたり大変だったことを教えてください。

自分1人ではできないことがたくさんありました。医師会や地域のクリニックの先生方にはたくさんアドバイスをいただきましたし、スタッフも皆さん本当に良い方に集まっていただいて心強いかぎりです。妻の存在もとても大きく、スタッフさんたちとの架け橋になってくれて、クリニックの立ち上げから何から何まで一緒に手伝ってくれて、良き相談相手にもなってくれています。5人の子育てをしながら、公私ともに支えてくれていて、本当に感謝してもしきれません。

読者へメッセージをお願いします。

木村隆誉院長 木村あおぞらクリニック6

私は救急科医として、「見逃しがちな症状が実は大病の兆候だった……」など、数多くの経験をしてきました。「こんなことを相談したら怒られるかな」と思うような些細なことこそ、相談してほしいと思っています。相談していただいたことは、責任を持って詳しく診察をさせていただき、早期発見・早期治療につなげていきます。まずは気軽にご相談ください。

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人間ドック/3万3000円~

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