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ボリープの早期発見ががん予防につながる
大腸内視鏡検査の重要性

横浜あおば胃腸肛門内視鏡クリニック

(横浜市青葉区/こどもの国駅)

最終更新日:2025/04/15

横浜あおば胃腸肛門内視鏡クリニック ボリープの早期発見ががん予防につながる 大腸内視鏡検査の重要性 横浜あおば胃腸肛門内視鏡クリニック ボリープの早期発見ががん予防につながる 大腸内視鏡検査の重要性
  • 保険診療

さまざまな工夫を凝らして、内視鏡検査のマイナスイメージを払拭していく「横浜あおば胃腸肛門内視鏡クリニック」の安西紘幸院長。そこには、大腸がんや胃がんを「予防できる段階」でしっかり食い止めたいという想いが宿る。同院では、患者がリラックスできる居心地の良い空間づくりに力を注ぎ、また検査を受けに来たいと思えるクリニックになるよう努めている。また、患者の不安を解消するためにスタッフ間の意識も共有し、胃と大腸の同日検査を選択できるなど、忙しい人にも配慮した体制を整えている。そんな同院の内視鏡検査に関して、気になる質問と併せて、内視鏡の事前準備から、リカバリー室の過ごし方、検査後の説明まで順を追って教えてもらった。

(取材日2025年3月31日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Q便潜血検査で陰性だった場合、これは問題ないのでしょうか。
A

便潜血検査はあくまで出血を伴う病変を検出するものなので、大腸ポリープや早期の大腸がんは陽性にならないケースがあり、大腸がんの予防という観点では検査不十分です。40歳以上で一度も内視鏡検査を受けたことがない方や、大腸がんの家族歴がある方は大腸内視鏡検査を検討していただきたいです。便潜血検査は大腸がんによる死亡率を下げることを目的としたスクリーニング検査なので、がんになる前の予防としては内視鏡検査に勝るものはありません。大腸がんのほか、過敏性腸症候群、潰瘍性大腸炎、クローン病、大腸憩室炎の診断もできます。胃の内視鏡検査は、胃がんの早期発見に加え、食道がん、逆流性食道炎、胃潰瘍の観察にも有用です。

Q検査の所要時間について教えてください。
A

検査自体は20~30分ほどで終了します。着替えや鎮静剤から目覚めるまでの時間、結果の説明を含めても、約2時間で終わります。検査後は個室の休憩室をご用意していますので、次の検査の方を気にせずにリラックスしてお休みいただけます。鎮静剤を使用するため、検査後はぼんやりとした感覚が残ることがあり、お仕事やご予定は控えていただくのがお勧めです。とはいえ、最近ではリモートワークの方も多く、デスクワークであれば検査後のお仕事も可能かと思います。忙しい方のために土曜の午前中にも検査を実施しています。また、胃カメラと大腸カメラを同日に受けられる体制も整えていますので、2日間受診するのが難しい方もご相談ください。

Q検査に対する不安にはどのように対処していますか?
A

検査に対する根本的な不安は、ご家族など信頼できる方の励ましが大きな支えになると考えていますが、私たちもできる限りその不安を和らげたいと思っています。その一つが鎮静剤の使用です。うとうとと眠ったようなリラックスした状態で検査を受けていただき、それにプラスして患者さんの不快感や痛み、苦しさを抑えた挿入法を採用しています。検査は長年大学病院などで消化器疾患の診療に携わってきた日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医が担当します。技術面はもちろん、丁寧な事前説明や、リラックスできる雰囲気づくりにも注力しています。「またここで検査を受けたい」と思えるようにスタッフ一同努めています。

検診・治療START!ステップで紹介します

1事前問診、排便状況などのチェックを受ける
横浜あおば胃腸肛門内視鏡クリニック 事前問診、排便状況などのチェックを受ける

問診ではまず直近の検査歴についてヒアリングされる。胃内視鏡検査の場合は、ピロリ菌の検査歴や除菌治療の有無の確認も。開腹手術の経験などの既往歴、日頃服用中の薬についても詳しく聞かれる。また大腸内視鏡検査では、事前の下剤の調整が必要となるため、普段の排便状況もチェック。検査に関する注意点や検査の流れは診察室とは別の説明室でスタッフが丁寧に説明してくれるので、気軽に質問しよう。

2検査当日、下剤を飲んで準備
横浜あおば胃腸肛門内視鏡クリニック 検査当日、下剤を飲んで準備

前日に小さい錠剤を2錠飲み、当日は1.5~1.8リットルの下剤を自宅で飲用する。前日の食事は夜9時までに済ませ、根菜やサラダ、ゴボウ、キノコなどは避ける。素うどんがお勧めだという。当日は着脱しやすい服装で受診し、酸素モニターを装着するためネイルは控える。鎮静剤を使用するので自動車、バイク、自転車などの運転は厳禁。公共交通機関などで検査30分前には受診しよう。不安な人は下剤をクリニックで飲める。

3リラックスした状態で内視鏡検査へ
横浜あおば胃腸肛門内視鏡クリニック リラックスした状態で内視鏡検査へ

基本的に鎮静剤を使うため、検査はウトウトした状態で受けられるそう。検査前にはリカバリー室で着替えと点滴準備を行い、リラックスして検査を待つことができる。トイレも男女別で用意。検査では、先進の医療機器で胃がんや大腸ポリープの有無がしっかりと確認される。胃カメラは5~10分、大腸カメラは20~30分ほど。大腸ポリープを見つけた場合は検査中に切除するが、大きさや数によっては提携病院で対応となることも。

4検査後、個室のリカバリー室で休憩
横浜あおば胃腸肛門内視鏡クリニック 検査後、個室のリカバリー室で休憩

検査後はストレッチャーに寝たままリカバリー室へと移動するので、高齢者や足腰の悪い患者も心配ないだろう。麻酔が覚めるまで約30分ゆっくりと休憩。希望に応じ、休息時間の延長も可能だ。利用者に安心感を与えるため、各室が壁で仕切られた6室の個室は落ち着いた照明とクラシック音楽が流れる快適な空間にしたという。荷物を預けるロッカーもコートが入るサイズにするなど、細部まで配慮が行き届いたこだわりの設計だ。

5検査結果の説明を受け、見返せるレポートをもらう
横浜あおば胃腸肛門内視鏡クリニック 検査結果の説明を受け、見返せるレポートをもらう

リカバリー室での休憩後、検査担当の医師が画像を見せながら結果を丁寧に説明。写真つきのカラー報告書も渡されるため、自宅でも結果をじっくり確認できる。医師は親切でわかりやすい説明を心がけており、不安や疑問も気軽に相談できる。ポリープを切除した際は、3週間後に病理結果を聞きにクリニックを受診。次回検査の時期のアドバイスをするなど、同院は安心してまた検査を受けたいと思ってもらえるように体制を整えている。

ドクターからのメッセージ

安西 紘幸院長

大腸内視鏡検査に対して「ちょっと怖いな」と感じる方は多いかもしれません。便潜血検査を受けていれば大丈夫だと思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、便潜血検査は大腸がんで亡くなるリスクを減らすものです。予防という点では少し異なります。一方、内視鏡検査は、がんになる前のポリープを早期に発見して切除することで、がんの予防につながります。当院では、初めて検査を受ける方にも「もう一度受けたい」と思っていただけるような、安心して受けられる内視鏡検査をめざしています。不安を感じる方もぜひお気軽にご相談ください。

安西 紘幸院長 横浜あおば胃腸肛門内視鏡クリニック
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