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めざすのは痛み・腫れのない状態の維持
専門的な関節リウマチ治療

いろは内科リウマチクリニック

(江戸川区/葛西駅)

最終更新日:2025/03/14

いろは内科リウマチクリニック めざすのは痛み・腫れのない状態の維持 専門的な関節リウマチ治療 いろは内科リウマチクリニック めざすのは痛み・腫れのない状態の維持 専門的な関節リウマチ治療
  • 保険診療

ペットボトルのふたが開けにくい、タオルが絞りにくくなったなど、手の動きなどに違和感を覚えたことはないだろうか。変形性関節症やホルモンバランスの乱れなども原因となり得るものの、「関節リウマチ」を発症している可能性も否定できないだろう。関節リウマチの診断は複雑で高い専門性を必要とするが、「いろは内科リウマチクリニック」の佐藤洋志院長は、日本リウマチ学会リウマチ専門医として数多くの症例に向き合ってきた。日本内科学会総合内科専門医の視点も生かしながら正確な診断に努め、患者の全体像を捉えて総合的な健康管理を行っている。「現代では生物学的製剤の注射薬や新たな飲み薬が開発され、腫れや痛みのない状態を保つこともめざせるようになりました」と話す佐藤院長に、関節リウマチについて詳しく教えてもらった。

(取材日2025年3月4日)

関節リウマチの初期症状は手のこわばり。早めに治療を始めることで、痛み・腫れのない状態の維持をめざす

Q関節リウマチとはどのような病気ですか?
A
いろは内科リウマチクリニック 手のこわばりなどの初期症状が出たら、早めに専門の医師に相談を

▲手のこわばりなどの初期症状が出たら、早めに専門の医師に相談を

人間には自分を守るための免疫機能が備わっています。「関節リウマチ」とは、何かしらの原因によってその機能が自身の関節に向いてしまい、節々の腫れや痛みといった慢性的な炎症を生じる自己免疫疾患です。原因は完全には解明されていないのですが、喫煙習慣や、口腔環境・腸内環境の悪化がリスクを上げるといわれています。免疫というとアレルギーが思い浮かぶかもしれませんが、アレルギーと関節リウマチに関連性はありません。発症年齢は幅広く、若い方や働き世代の患者さんも多いです。また一部の関節リウマチの患者さんはその他の合併症を引き起こすこともあります。その際は総合病院と連携して治療を進める場合もございます。

Q関節リウマチの症状について教えてください。
A
いろは内科リウマチクリニック 多様な症例の診療に携わってきた佐藤院長

▲多様な症例の診療に携わってきた佐藤院長

初期では手のこわばりを感じる方が多いです。例えばペットボトルのふたが開けにくくなったり、タオルが絞りにくくなったりと、日常で感じた違和感が発見のきっかけとなることもあるんですよ。放置すると周りの骨や関節そのものがダメージを受け、関節が曲がらなくなったり、本来とは異なる方向へ変形したりすることも。そのように進行した状態を元に戻すことは極めて困難です。さらにリウマチが悪化すると、動脈硬化に影響するといわれています。そうなっては命に関わりかねませんから、早めに受診して手の違和感の原因を明らかにし、適切な治療につなげることが大切です。

Qどのようにして診断に至るのでしょうか?
A
いろは内科リウマチクリニック 指の関節や手首を触診し、関節リウマチの症状がないかを確認

▲指の関節や手首を触診し、関節リウマチの症状がないかを確認

エックス線やエコー検査、血液検査、医師の所見により総合的に判断します。実は関節リウマチの見極めはとても難しく、「数値が診断基準にあてはまればリウマチだ」というものではありません。へバーデン結節や変形性関節症などの関節リウマチと似た症状を生じる疾患を否定して、専門的な視点で症状を確認した上で診断に至ります。近年ではりんご病(伝染性紅斑)が流行しましたが、これも大人がかかると関節リウマチに似た症状を生じるもの。血液検査の数値だけで判断すると見誤ってしまうため、リウマチを専門的に診る医師は常に新たな情報にアンテナを張る必要がありますね。

Q関節リウマチを治すことは可能なのですか?
A
いろは内科リウマチクリニック エコー検査で炎症の詳細な状態などをチェックする

▲エコー検査で炎症の詳細な状態などをチェックする

関節リウマチの治療では、腫れや痛みを取り除き、症状のない状態を維持することを目的とします。完治ではなく寛解です。現代では生物学的製剤の注射薬や新たな飲み薬が開発されており、もし関節リウマチを発症したとしても、痛みや腫れを感じずに生活を送ることがめざせるようになりました。ですが関節リウマチが消滅したわけではありませんので、「良くなった」と思って自己判断で治療を中断してしまうと、症状が悪化するリスクが高まります。通院頻度は患者さんによって異なりますが、およそ1ヵ月~1ヵ

Qこちらならではの治療の特徴はありますか?
A
いろは内科リウマチクリニック 近年、関節リウマチに有用な治療薬が増えてきているという

▲近年、関節リウマチに有用な治療薬が増えてきているという

生活習慣病を含む内科全般と、リウマチなどの自己免疫疾患を総合的に診られるのが当院の強み。血液検査では肝機能など内科領域の数値も必ず確認しているので、リウマチの検査にいらした方に肝臓や腎臓の病気があった場合は、発見につなげることもできます。また働き世代やご高齢の方ですと高血圧症や糖尿病の割合も高まりますが、複数のクリニックで治療を受ける場合、薬の飲み合わせや全身の健康管理をどのように行うかという問題が生じます。当院ではこれらすべてを一括で対応し、生活背景まで含めたその方の全体像を見ながら健康をサポートしています。

ドクターからのメッセージ

佐藤 洋志院長

ひと昔前はリウマチというと「治らない」というイメージが強かったように思いますが、現代では新たな薬が次々と開発されており、腫れや痛みのない状態を保つこともめざせるようになりました。進行すると治療が難しくなりますので、気になることがあれば早い段階でいらしてください。関節リウマチの診断はとても複雑なのですが、私は日本リウマチ学会リウマチ専門医として数多くの症例に向き合ってきました。日本内科学会総合内科専門医としての視点も生かしながら、「ここに来て良かった」と思っていただけるような専門的かつ心地良い診療を提供いたします。

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