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佐藤 洋志 院長の独自取材記事

いろは内科リウマチクリニック

(江戸川区/葛西駅)

最終更新日:2025/03/14

佐藤洋志院長 いろは内科リウマチクリニック main

人生の礎となる心身の健康を支えたい。「いろは内科リウマチクリニック」の佐藤洋志院長は、そのような思いを持って2025年1月に開業し、医院名に「いろは」の文字を入れたそうだ。日本内科学会総合内科専門医であり、日本リウマチ学会リウマチ専門医でもある佐藤院長。風邪や頭痛などの日常的な不調から、季節性のアレルギー、高血圧症や糖尿病など内科全般に広く対応し、関節リウマチに対してはより専門性の高い検査や治療を提供している。個々の疾患だけでなく、患者の生活背景まで理解した上で総合的な健康管理ができるのが同院の強みだ。「これからこの場所で、求められる役割を果たしていきたいと思います」と穏やかな口調で話す佐藤院長。木のぬくもりを感じる温かみある院内で、同院の特徴や診療時の心がけなどを聞いた。

(取材日2025年3月4日)

「いろは」は万事の礎。健康面から患者の人生を支える

こちらでは、どのような症状を診てくださるのでしょうか。

佐藤洋志院長 いろは内科リウマチクリニック1

風邪などの感染症、おなかの不調、頭痛、アレルギー性鼻炎、生活習慣病の管理や治療、関節のこわばりなど、内科を中心に幅広い症状に対応しています。私は山梨医科大学(現・山梨大学)を卒業後、板橋中央総合病院では内科全般の診療を、東邦大学ではリウマチをはじめとした膠原病の研究や臨床を専門的に行い、千葉県内のクリニックでは地域医療に携わってきました。日本内科学会総合内科専門医であり、日本リウマチ学会リウマチ専門医でもあります。医院名に「内科」「リウマチ」と両方入っているとおり、身近なかかりつけ医をお探しの方にも、またリウマチの専門的な診療を求めている方にも対応できるのが当院の強みです。

開業への想いを教えてください。

私は家族が医療のお世話になった経験から、人の役に立てる「医師」という職業にずっと興味を抱いていました。実際医師になってからは総合病院や大学病院での勤務、膠原病や総合内科の診療、クリニックでの地域医療など多くの経験をしてきました。その中で「自分の知識と経験をより患者さんとの距離が近い地域医療の場で、さらに生かしていきたい」という思いから、自分の理想のクリニックを作ろうと思ったんです。開業場所はなじみのある城東エリアで探し、ご縁があって葛西駅から近いこの場所で2025年1月より診療を開始することとなりました。この地域には年齢も国籍も生活背景もさまざまな方がお住まいです。誰もが安心して通えて、自然体で過ごせるような空間づくりを心がけました。受付の壁にはれんがをあしらっており、街並みやこのビルの雰囲気にも溶け込んでいるのではないかと思っています。

「いろは」という医院名がとても印象的ですね。

佐藤洋志院長 いろは内科リウマチクリニック2

「いろは」は万事の礎となる言葉。医院名には「人生の礎となる心身の健康を支えたい」という思いを込めています。誰もが人生の中で喜怒哀楽を経験しますが、心身の調子がすぐれないときは一事が万事うまくいきにくいもの。物事を楽しめなかったり、気もそぞろになったりしがちです。前向きな人生を支えるための土台となるのは、何よりも「健康」なんですね。普段は意識しなくても、人は熱が出て体があることを感じ、精神的に落ち込んで心の大切さに気づきます。そのようなときに頼れる存在であり、患者さんの人生をそっと灯せるようなクリニックでありたいです。「いろは」にはもう一つ意味があり、それは「初心を忘れず診療を続けていこう」という自分の決意です。子どもの頃に抱いた「人の役に立ちたい」という思いをいつまでも持ち続けて、患者さんに向き合っていきたいですね。

内科疾患もリウマチも総合的に診て「全体像」をつかむ

内科診療に幅広く携わる中で、なぜリウマチに注目されたのでしょうか?

佐藤洋志院長 いろは内科リウマチクリニック3

総合的な内科診療の現場では、診断がつくまでにいくつもの科を回ったり、なかなか原因がわからなかったりというケースも少なくありません。その中には最終的にリウマチと診断される患者さんが一定数いらっしゃいました。私の恩師が膠原病を専門としていたこともあり、リウマチをはじめとする膠原病の患者さんに接することが比較的多かったのかもしれません。重度の症状でお悩みの方がいくつもの科を回るのを見て、「専門性を持って検査を行えれば、もっと早期発見や治療につなげられるのではないか」と思い、リウマチなどの膠原病について深く学ぶことを決めました。ひと昔前はリウマチというと「治らない」というイメージが強かった印象がありますが、現代では新たな注射薬や飲み薬が開発されており、健康的な状態を保つことも十分期待できるようになっているんですよ。

内科もリウマチも専門的に診られるメリットをお聞かせください。

例えば、働き世代やご高齢の方ですと、リウマチとは別に糖尿病や高血圧症などの全身疾患を患っている方も多いです。複数のクリニックで治療を受ける場合、薬の飲み合わせや全身の健康管理をどのように行うかという問題が生じますが、当院ならばすべて一括で対応可能です。個々の病気を診るというよりも、一歩引いてその方の生活背景まで含めた全体像を見ているということですね。患者さんの健康状態やライフスタイルについて深く知ることで、より的確なアドバイスや薬の処方につなげることができます。糖尿病や高血圧症などの全身疾患は初期症状を感じにくいという特徴を持ち合わせています。そのためリウマチ患者さんの背景にそのような生活習慣病が併存していることもあります。当院では入り口が内科であれリウマチ科であれ、患者さんの全体像を見て健康をサポートしていきます。

こちらで健康診断も受けられると伺いました。

佐藤洋志院長 いろは内科リウマチクリニック4

はい。院内にエックス線・エコー・心電図・視力・聴力の検査機器を備えており、一通りの血液検査も可能です。2025年4月からは江戸川区の健康診断に対応予定です。電話やインターネットから予約を受け付ける予約優先制ですが、随時予約のない患者さんの診察や検査を行っています。他院との連携強化にも努め、CTやMRIでの検査や他科での診察が必要と判断した場合には、速やかに適切な医療機関をご紹介します。内科的な広い相談窓口、そして関節リウマチの専門的な医療を提供できるクリニックとして、多様なニーズに応えています。

皆で力を合わせて「心地良い診療」を実現

診療の際に心がけていることはありますか?

佐藤洋志院長 いろは内科リウマチクリニック5

「ここに来て良かった」と思えるような、心地良い診療をしていきたいですね。ゆったりとした時間が流れるような院内で、患者さんが穏やかで前向きな気持ちになれるように、心を込めて一人ひとりに向き合っています。「心地良い診療」とは診察室の中のことだけでなく、受付やスタッフの対応、院内の清潔感や利便性、スムーズな病診連携などすべてが組み合わさって成り立ちます。つまり私一人では実現が難しく、このような診療を行えているのは、スタッフや外部の医療機関、さらには患者さんの協力があってこそだと感謝しています。

さまざまな角度から「心地良い診療」を考えられているのですね。

医療に限らず、自分が受けて心地良いサービスについて考えると、その一つは「私に目を向けてくれるかどうか」だと思うんです。例えば医師がカルテばかり見て受け答えをしていては、患者さんは心配になりますよね。ただでさえ痛みや不安を抱えていらっしゃるのに、それでは満足していただけるはずがありません。また生活習慣病やリウマチの治療は長期にわたることが多く、毎日の薬の服用や定期的な通院など患者さんの協力が不可欠です。わかりやすく説明をしながら、医師からの一方的な情報提供にならないように、患者さんのお悩みにもしっかりと耳を傾けます。一つ一つのやり取りを重ねて安心していただくことが、患者さんの満足度につながると思うんです。スタッフの対応も同じこと。患者さんにしっかりと向き合って、皆で「心地良い診療」の提供に努めています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

佐藤洋志院長 いろは内科リウマチクリニック6

当院の診療を必要とするすべての患者さんにとって、安心して頼れる存在をめざして2025年1月に開業しました。アットホームなクリニックですので、気軽にご利用いただけるとうれしいです。内科的な広い相談窓口、そして関節リウマチの専門的な医療を提供できるクリニックとして、これからこの場所で患者さんや地域に求められる役割を果たしていきたいと思います。

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