根本原因にアプローチする
理学療法士によるリハビリテーション
大阪京橋イノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニック
(大阪市都島区/京橋駅)
最終更新日:2024/12/27
- 保険診療
京阪本線の京橋駅前にある「大阪京橋イノルト整形外科 痛みと骨粗鬆症クリニック」では、院内に広々としたリハビリテーションルームを併設。ここでは物理療法ではなく理学療法士が主体となって指導する運動療法に注力。筋肉本来の動きを取り戻して、根本的な原因を改善することを目標に、一人ひとりに合わせたリハビリテーションの提供に努めている。院内では定期的に症例検討会を行い、医師と理学療法士が情報共有をしながら、リハビリテーションの精度向上にも努めているという。今回は院長の守谷和樹先生に、同院のリハビリテーションについて詳しく聞いた。
(取材日2024年12月2日)
目次
経験豊富な理学療法士がマンツーマンで対応。一人ひとりに合わせたリハビリテーションで症状の改善をめざす
- Qどのような方がリハビリテーションの対象となるのですか?
-
A
年齢は関係なく、検査や診断をした上で、医師が必要と判断した患者さんには、リハビリテーションを受けていただきます。肩凝り、腰痛、四十肩、五十肩といった慢性的な痛みを発するものや、スポーツによるけがなど、さまざまな症状がリハビリテーションによる治療の対象となります。院内には、理学療法士が在籍する広々としたリハビリテーションルームを併設。当院では機器を使ってアプローチする物理療法ではなく、実際に体を動かすことにより、身体機能や運動機能の回復・維持を図っていく運動療法に力を入れて、一人ひとりの症状に合わせたリハビリテーションを行っています。
- Qなぜ運動療法に力を入れているのですか?
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A
当院は理学療法士が指導する運動療法に力を入れています。例えば、痛み止めの薬で痛みに対処するだけでは、なかなか症状の改善にはつながらず、薬を飲み続ける必要もあります。根本的な改善のためには、まずは患者さんの痛みの原因を探り、医師、理学療法士が動作・身体機能を評価、それに基づいた運動療法を行うことが必要だと考えています。運動療法では、筋肉トレーニングや関節の稼働訓練、バランス能力の訓練など、体を動かすリハビリテーションを行います。骨折をして動かしにくくなった関節を動かすなど、痛みがある部位だけではなく全身から見てどこを使ったほうがいいかも考えてアプローチ。一人ひとりに合わせた方法で対処します。
- Qリハビリテーションはマンツーマンで対応しているのだとか。
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A
リハビリテーションは、基本1回20分または40分のどちらかです。マンツーマンでしっかりとサポートします。時間や通院頻度については、症状や回復の度合いを見ながら判断していきます。20分は短く感じるかもしれませんが、意外といろいろなことができますし、時間をかけて話をしたり、動作分析を行ったりすることで、必要なことをしっかり判断。治療の進み具合や体調によってもその日に必要な動きは変わります。当院では、患者さんが希望すれば同じスタッフが受け持つことも可能です。「慣れたスタッフが良い」ということでしたらお声がけいただけたらと思います。
- Q理学療法士さんについて教えてください。
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A
現在理学療法士は8人在籍していて、来年から1人新たに加わってパワーアップする予定です。当院のスタッフは豊富な経験に加えて、人柄が良い人がそろっているのが魅力だと自負しています。患者さんが気軽に接することができる明るい性格のスタッフが多く、リハビリテーション室はアットホームな雰囲気です。これは採用に携わっている事務長の採用力によるものだと感じています(笑)。肩や腰の慢性的な痛みや、スポーツのけがなど症状はさまざまで、体に対するアプローチをどのように行っていくかは一人ひとり異なります。しかし、当院の理学療法士は経験を積んだ人ばかりですので、ご安心ください。
- Q院内ではスタッフ同士で症例発表会もされているそうですね。
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A
月に1回、医師と理学療法士が顔を合わせて症例検討会をしています。リハビリテーションに通っている患者さんについて、治療方針や病状の確認など情報の共有を行います。医師と理学療法士の垣根をなくしてチーム力を高めることも目的の一つですし、理学療法士は患者さんと接する時間が長い分、彼らが気づくことも多く、教えてもらった情報を治療方針にも還元することができます。これからもお互いがコミュニケーションを取って、情報共有をしながら、一人ひとりに合わせたオーダーメイドのリハビリテーションを提供できるよう、精度向上に努めていきたいですね。